技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品・化粧品・食品工場におけるヒューマンエラー対策

ヒューマンエラーの発生原因とトラブル対策のポイントとは?

医薬品・化粧品・食品工場におけるヒューマンエラー対策

~人為ミス・トラブルの最少化対策を解説~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年5月27日(金) 12時30分 16時30分

修得知識

  • ヒューマンエラー対策の基本、要点
  • 医薬品、化粧品、食品の工場における、人為ミス・トラブルの最少化の対策
  • 医薬品、化粧品、食品の工場従業員に対し、ヒューマンエラー対策の教育訓練が行えるようになる
  • 人間の特性の基礎
  • 5S, GMPの本当の意味、重要性

プログラム

 医薬品・化粧品・食品の製造現場におけるヒューマンエラーの発生は大きな経済損失につながるだけでなく、その企業の品質保証体制に関する信頼失墜という致命的な問題に発展する場合もあります。人間は本来不完全でミスをするものでありますが、一方、医薬品は人間が直接、人体に適用するもの (生命関連物質) であり、その品質確保は極めて重要で、工程トラブルの最少化対策は医薬品製造所の最重要課題であります。この課題に対しこれまでの経験・知見を基礎とし、特に人間本来の特性 (ヒューマンファクター) に着目した考察を加え、具体的なトラブル低減対策をご紹介させて戴きます。

はじめに:基本事項を確認しよう

  • ヒューマンエラーと医薬品
  • 医薬品等企業の業務フローと生産部門の重要性
  • 医薬品企業にとっての主要なリスクとは? 危機管理を踏まえた経営視点。
  • 医薬品受託製造 (OEM/ODM) において留意すべき点
  1. 医薬品品質保証に関する基本事項の確認
    1. 本社機能 (製造販売業) と工場 (製造業) の薬事品質保証体制と管理のポイント
    2. 医薬品の品質保証と開発/生産の流れ
    3. GMPの3原則とヒューマンエラー
  2. 医薬品生産におけるヒューマンエラー発生の背景
    1. 生産トラブル多発の背景・原因
    2. 発生原因とトラブル対策のポイント
  3. ヒューマンエラー対策に関する基礎知識
    1. ヒューマンエラーは原因ではなく、「結果」である。
    2. 真の原因追究の考え方
    3. ミスを引き起こす主な要因 (ヒューマンファクター) と対策
    4. 集中力を維持するために
    5. その他
  4. ヒューマンエラー対策の基本的な考え方
    1. ミスが起きることを前提に対策する
    2. 重大なミスとは何か? 重大なミスは回避する!
    3. 工程を管理することの重要性
    4. ラインクリアランスのポイント
    5. 製剤設計/工程設計と技術移転
    6. その他
  5. ヒューマンファクターとトラブル対策 (事例紹介)
    1. 5Sと4M:基本が大事
    2. 作業前後の整理整頓は周到に
    3. 思い込みがミスを招く
    4. ラインクリアランスと員数管理
    5. 信頼関係とコミュニケーション
    6. モチベーションと集中力
    7. 表示へのポップアウト効果の応用
    8. 作業環境・システムの整備と教育訓練
    9. 何事もバランスが大事
    10. とある牛丼屋の「取り違え防止システム」と「混同事例」
    11. 重大なトラブルになる前に対策を打つ
    12. 開発段階の検討精度と技術移転
    13. 職員の質と製品の品質
    14. 原因究明し失敗から学び対策を打つ
    15. 繰り返されるミスをどう防ぐか?
    16. 知識・技術の習得には繰り返しが決め手
    17. ミス最少化の基礎は学びにあり
    18. その他

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/6 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/6 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/1/7 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/1/8 化粧品基準に基づく成分規制とスキンケア化粧品の成分特性を生かした処方設計・安定性確保 オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/8 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2025/1/9 賞味期限設定のためのアレニウス式を用いた加速試験のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2025/1/9 実践疲労強度設計 オンライン
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン
2025/1/10 品質管理の基礎 (4日間) オンライン
2025/1/10 品質管理の基礎 (1) オンライン
2025/1/14 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/30 ヒューマンエラーの発生要因と削減・再発防止策
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ