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DRBFMを応用したNakadeメソッドによる品質問題の未然防止策

DRBFMを応用したNakadeメソッドによる品質問題の未然防止策

~実際の製品開発、市場品質、現場品質のトラブル撲滅にどの様に応用していくべきか~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、FMEA/FTA, DRBFMの基礎知識から解説し、即現場で実践できるNakadeメソッドの活用ポイントを分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2016年5月26日(木) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 研究・開発・設計・技術管理・生産技術、及び品質管理・製品審査・製造技術などを担当する技術系、技能系社員
  • 初めてDRBFMを学ぶ方

修得知識

  • DRBFMの基礎知識
  • FMEA/FTAの基礎知識と正しい活用法
  • 製品機能から考える商品力向上未然防止手法

プログラム

 DRBFM (Design Review Based on Failure Mode) とは、FMEAをベースにしたデザインレビュー (DR) のことです。この手法は、新規点、変更点・変化点に着目し、設計の見える化を図り、創造力をたくましくしてより多くの問題点 (特に潜んでいる問題点) を議論しながら、お互いの頭脳を刺激して、色々なことに気づくことで、問題の未然防止に結びつけることを目的としています。
 本講演では、ベテラン講師 (「DRBFM A級エキスパート」認定) が、これまでの車載電装品設計で培った経験を基にした独自の「Nakade メソッド」と、実践経験からの「演習」及び「実践的な事例紹介」を取入れ、職場で活用できるポイントを具体的に分かりやすく、学んでいただくことを狙いにしています。

  1. はじめに
    1. 品質問題の未然防止とは
    2. 開発段階における品質問題防止の意義
  2. デザインレビューの実態
    1. 形骸化したデザインレビューの実態
    2. 開発現場での「未熟な設計」「独りよがりの設計」「機能の見落とし」
    3. 従来のFMEAの考え
    4. Nakade Method 商品力向上“7ケ条”
      1. 設計をシステムから考える
      2. 機能抽出と数値化
      3. 衆知を集めた最適設計手段の実現
      4. 機能 – 故障と故障モード
      5. 対策のトレードオフ
      6. 質のいいなぜなぜ分析
      7. FMEA完成度向上のからくり
  3. リコール情報から学ぶ
    1. リコール情報の分析
      1. 考えさせられるタカタ製エアバックの欠陥
      2. ソフト屋主導のエンジン制御ECUプログラムミス
      3. イグニッションスイッチの大規模リコール再発
      4. ワイパーモータ被水とヒートポンプ事故から見える共通点
  4. 品質の判断記述
    1. 品質問題判断事例 (家電製品)
    2. 顧客不在のミラーレスデジタルカメラ、電磁調理器とバスユニット
    3. メーカー判断のNAVI画面の品質基準
  5. 品質とは
    1. 品質の考え方
    2. 品質の定義と分類
  6. 品質問題未然防止手法の考え方 (グループ討議)
    • 品質問題はなぜ起こるのか
    • どうしたら、品質問題をなくせるのか?
    • 事業場の実態は?
    • 対策、方向性、トレードオフ
      ⇒そこから見えてくる商品開発の方向性
  7. FMEA/FTA
    1. FMEA、FTAの基礎知識の習得
    2. FMEAとは
    3. FTAとは
    4. FMEA、FTAの見える化の有効性
    5. なぜなぜ分析の誤解事例と解説
  8. 信頼性設計の鉄則
    1. 信頼性の高い製品の定義の見落とし項目
    2. 使用環境の変化よる事故事例解説
    3. 車の変化による品質問題の浮上事例
  9. DRBFMとは
    1. DRBFMの基礎知識の習得
      • 品質問題の未然防止法DRBFMの定義
      • 開発の効率化を考えた変更点・変化点に潜む問題の芽の撲滅手法
      • 機能一覧表、故障モード抽出表等7つの帳票を使ったDRBFMの解説
    2. ケーススタディー ※場合により変更いたします>
      • いつまでも飲み頃コーヒーカップ
      • 衆知を集める検討体験なぜなぜ分析
    3. 演習…7つの帳票を使った衆知を集める活動体験
      • 機能一覧表作成から商品力を考える
      • 変更点・変化点一覧表の作成
      • 変更点・機能 – 故障モード表
      • FTA (なぜなぜ分析)
      • Nakade Methodワークシート作成
      • DRBFM推進での注意点解説
    • 質疑応答

会場

江東区文化センター

3F 第3研修室

東京都 江東区 東陽四丁目11-3
江東区文化センターの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
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