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信頼性を早く得るための加速試験の進め方

信頼性を早く得るための加速試験の進め方

~注意点やデータの取り方・見方を、事例を踏まえて紹介~
オンライン 開催 演習付き

概要

本セミナーでは、信頼性と品質保証の関係、加速試験の成立条件とポイント、ワイブル解析と結果の見方、加速試験の役割と進め方について、豊富な経験を踏まえ、演習を交えながら詳しく解説いたします。

開催日

  • 2025年4月17日(木) 10時00分 16時30分

修得知識

  • 信頼性と品質保証の関係
  • 加速試験の成立条件とポイント
  • ワイブル解析と結果の見方
  • 加速試験の役割と進め方

プログラム

 秀れた製品とは機能が優れているだけでなく、厳しい環境でも丈夫で長持ちし、安心して使えることを示します。信頼性が高いとは、この丈夫で長持ちすることを言います。
 信頼性を測るためには長い期間が必要ですが、開発にインパクトを与えます。加速試験は確認する期間を短縮し、改善活動のテーマを見つけ、対策を検証して、競争力を確保するための試験法です。効果的な開発活動を実現する加速試験は、単に故障を早く明らかにするものではありません。加速試験では市場で発生する故障を、同じメカニズムで発生させることが必要で、そのためにはいくつかの条件に注意することが必要です。
 本セミナーでは、信頼性加速試験を進める上での注意点やデータの取り方・見方を、事例を踏まえて紹介します。信頼性の高い商品開発に生かすことを期待しています。

  1. 信頼性と加速試験
    1. 信頼性とは
    2. 信頼性がなぜ要求されるのか
    3. 加速試験の定義と必要な理由
    4. 加速試験で出来ることと注意点
  2. 信頼性の基礎数理
    1. 故障の概念
    2. 信頼性の基礎数理、故障率と寿命
    3. 必要なサンプル数をどう決める…演習
    4. 故障メカニズムとワイブル分布
    5. 分布パラメータの意味と見方
    6. 加速試験とワイブル解析
  3. 加速試験とは
    1. 信頼性試験規模の決め方
    2. 加速が成立する条件
    3. 加速の方法 (定型試験と非定型の試験)
    4. 定型試験を用いた加速試験…事例
    5. 加速試験のメリットと注意点
  4. 加速試験の準備と実施
    1. 加速試験の事例
    2. 機器の加速試験の場合 (直行表と予測式の利用)
    3. 加速試験結果の見方、使い方…演習
    4. 試験条件を決める上での注意
    5. 定性的な加速試験とその使い方 (HALT)
  5. 加速モデルの利用と注意点
    1. 固有技術なしに改善は出来ない
    2. 故障解析の結果と数理モデル
    3. 代表的なモデル
      • ストレス強度
      • アレニウス
      • 累積損傷など
    4. モデルの活用と注意…事例・演習
  6. 加速試験の実際
    1. 試験結果の使い方と予測…事例
    2. 定性的な加速試験の長所と短所
    3. 加速試験の実際と注意…事例・演習
    4. 加速試験の効率的な運用
  7. まとめ
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 49,000円 (税別) / 53,900円 (税込)
1口
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込) (3名まで受講可)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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