技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高薬理設備の封じ込めバリデーションと洗浄バリデーションの実践

高薬理設備の封じ込めバリデーションと洗浄バリデーションの実践

~リスクアセスメントと健康ベース曝露限界値による洗浄バリデーション~
東京都 開催 会場 開催

以下、「高薬理設備での健康ベース曝露限界値の設定とハザードレベル管理手法」との同時申し込みで特別割引にて受講いただけます。

開催日

  • 2016年4月27日(水) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 封じ込めプロジェクトにおけるリスクアセスメントツール
  • プロジェクト各段階における各種リスクアセスメント
  • 運用開始前、運用開始後のモニタリング
  • 健康ベース曝露限界値を用いる洗浄バリデーション
  • 今後の洗浄実務における課題

プログラム

 高薬理活性物質をマルチパーパス設備で扱う事例が増えている。その場合の大きな課題は、合理的な封じ込め設備の実現と科学的な根拠に基づく洗浄である。
 エンジニアリングから運用開始後に至るプロジェクトの各段階におけるリスクアセスメント、健康ベース曝露限界値を用いる洗浄評価とその数値シミュレーション、今後の洗浄バリデーションへの具体的な対応について説明する。

  1. 高薬理活性物質を扱うプロジェクトにおけるリスク管理
    1. 品質を確保するための洗浄と労働安全衛生のための封じ込め
    2. プロジェクトの各段階におけるリスクアセスメント
    3. 封じ込めバリデーションと洗浄バリデーション
  2. エンジニアリング段階でのリスクアセスメント
    1. 準備段階~ハザードレベルの設定
    2. 基本計画・基本設計段階~DEL/CPTの設定
    3. 詳細設計段階
  3. 運用開始前でのリスクアセスメント
    1. 封じ込め機器~洗いにくい箇所のアセスメント
    2. 封じ込め機器~封じ込めしにくい箇所のアセスメント
    3. 封じ込め機器まわりの曝露リスクアセスメント
    4. 薬塵測定による現場環境のアセスメント
  4. 運用開始後のモニタリング
    1. 洗浄のモニタリング
    2. 現場の粉じん濃度のモニタリング
    3. 設備外のモニタリング
  5. 非常時および異常時のリスクアセスメント
    1. 封じ込め現場での非常時対応
    2. 呼吸保護具の取扱い
  6. 健康ベース曝露限界値を用いる洗浄バリデーション
    1. 準備
    2. 目視検査
    3. 持ち越し量閾値STVの意味合い
    4. 前製品次製品の摂取経路による影響
  7. 具体的な数値を用いたシミュレーション事例
    1. 健康ベース曝露限界値を用いる場合の許容残滓限界ARL
    2. 従来の基準による許容残滓限界ARL
    3. 目視限界VRLとの比較
    4. その結果と考察
  8. いろいろな状況への対応
    1. STVが極端に低くなる場合への対応
    2. 治験薬への対応
    3. 既存製品への対応
  9. 今後の洗浄実務に向けての課題
    1. 洗浄の目標設定について
    2. テストランの回数
    3. 統計的な手法によるプロセス管理
    4. 新しいPVに沿った洗浄バリデーションの手順
    5. 製品非接触部の判定基準

付録

  1. A1.従来の洗浄評価基準の問題点
    1. イーライリリー社の評価基準の詳細とその問題点
    2. 規制当局側の視点からの懸念
    3. 現場側の視点からの使い勝手
    4. 洗浄評価基準を巡るいろいろな意見
  2. A2.健康サーベイランス
    1. オペレータの健康サーベイランス
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 島 一己
    ファルマハイジーンサポート
    代表

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

6F 中会議室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

全2コース申込割引受講料について

  • 通常受講料 : 97,200円 (税込) → 申込割引受講料 61,560円 (税込)
  • 通常受講料 : 90,000円 (税別) → 申込割引受講料 57,000円 (税別)

対象セミナー

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/11/5 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2024/11/6 OOS/OOTの正しい理解と判断のポイント オンライン
2024/11/6 FDAから製造所認証を得るための査察対応ポイント オンライン
2024/11/6 GMP・DIガイドラインに沿った製造/試験記録の作成・運用とその監査 オンライン
2024/11/6 分析法バリデーションの申請対策とCTDへの記載法 オンライン
2024/11/6 生物薬品 (バイオテクノロジー応用医薬品等) におけるCMC開発戦略と開発ステージに応じた対応 オンライン
2024/11/6 バイオ医薬品原薬工場建設プロセスおよびバリデーションのポイント オンライン
2024/11/6 医薬品中の元素不純物分析のデータ試験・管理及びPMDA等の対応ポイント オンライン
2024/11/6 バイオ/抗体医薬品における品質試験/安定性試験と品質規格設定のポイント オンライン
2024/11/7 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2024/11/7 将来の環境や戦略を踏まえた医薬品売上予測 オンライン
2024/11/8 超音波洗浄のメカニズム、条件設定と効果的な活用法 オンライン
2024/11/8 情報不足な開発初期段階において事業性評価を適切に進める為のデータ活用と売上予測の方法 オンライン
2024/11/8 希少疾患における治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2024/11/11 品質管理のための統計的モデリングと予測手法 オンライン
2024/11/11 医薬品製造・試験における電子化・DXの推進による課題解決、MES・LIMS等の導入と活用、データインテグリティの確保 オンライン
2024/11/12 ICH M7変異原性不純物/ニトロソアミン不純物対応コース オンライン
2024/11/12 ICH M7 (変異原性不純物) ガイドラインとエキスパートレビューにおける変異原性評価・判断の考え方 オンライン
2024/11/12 医療データ (RWD) 活用時の100の落とし穴 オンライン
2024/11/12 意思決定にむけたターゲットプロダクトプロファイルの設定 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/10/15 医療機器のプロセスバリデーション (PV) と工程管理
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術