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嗜好型官能評価のポイントと商品開発への応用

嗜好型官能評価のポイントと商品開発への応用

~訓練された分析型パネルとの違いを考慮した、消費者パネルによる嗜好の捉え方とは~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、官能評価について基礎から解説し、官能評価実施のポイント、注意点、実務について詳解いたします。

開催日

  • 2016年1月19日(火) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 官能評価に携わる担当者、技術者
  • 官能評価で評価を行う製品の担当者
    • 化粧品
    • 食品 等

修得知識

  • 官能評価の基礎
  • 官能評価の実施のポイントと注意点
  • 官能評価の実務

プログラム

 おいしい味、ステキな香り、気持ちの良い感触など、味覚、嗅覚、触覚などの感覚にかかわる商品の価値は感性価値の代表ですが、客観的な記述が難しく開発や改良には大きな苦労が伴います。
 一方、感性価値はお客さまの嗜好に委ねられる部分が大きく、お客さまの嗜好を正確に把握することは商品の価値創造を左右する重要な工程で、商品の売上げにも大きく関わります。ところが現状は、社内の衆智を集めて行う仕組みが欠けていたり、調査会社まかせであったりの状態です。
 感性価値の価値創造に直結する嗜好型官能評価を、自社のものづくり文化の重要な工程として確立したいものです。

  1. おいしい味、ステキな香り、気持ちの良い感触の創造
    1. 商品の価値構造 (実質価値、感性価値、記号価値)
    2. 味覚・嗅覚・触覚等に関わる感性価値開発のアプローチ
  2. 感性価値の記述方法
    1. 官能評価概要
      官能評価の実像と風評、感覚の挙動と特異現象)
    2. 2つの官能評価、分析型 (Ⅰ型) 官能評価と嗜好型 (Ⅱ型) 官能評価の存在
    3. 感性価値の記述ツール、議論のツールとしてのQDA
    4. 超促成QDA作成法入門
    5. 市場分析ツールとしてのQDA活用法
  3. 市場把握のための嗜好型 (Ⅱ型) 官能評価の実務
    1. 嗜好型 (Ⅱ型) 官能評価と分析型 (Ⅰ型) 官能評価の比較
    2. 準備段階 (計画の立て方、テスト品の選定、対象者の設定など)
    3. 実施段階 (質問書の設計、バランス配置と省略、HUSとCLTなど)
    4. 事後段階 (データの集計・分析、情報の抽出と報告など)
  4. 嗜好型官能評価の実施のポイント、コツ、注意点、余滴
    1. 野外科学 (実験科学に対しての) としての嗜好型官能評価の考え方
    2. お客さま語とメーカー語の差異
    3. 言葉の摺り合わせ
  5. 開発途上の感性価値の確認テスト
  6. 嗜好型官能評価の現状の危惧と今後の展望
    • 質疑応答

講師

  • 高橋 正二郎 (髙橋 正二郎)
    株式会社日本オリエンテーション SDP(Sensory Design Program:感性価値開発設計プログラム) 研究所
    客員主席研究員

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 48,600円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 45,000円(税別) / 48,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 97,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 145,800円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

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