技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

Excel関数をつかった分析法バリデーションの統計計算入門

Excel関数をつかった分析法バリデーションの統計計算入門

~Excel関数を使用した統計計算を易しく解説~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年3月17日(火) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 品質試験に係る生データ等記録に関連する記録作成者
  • 医薬品の製造販売承認申請に関連する担当者
  • Excelスプレッドシートのバリデーションに関連する担当者、管理者

修得知識

  • 分析能パラメータに関する用語
  • 分析法バリデーションで使用する統計的手法
  • Excel関数を用いた統計計算
  • Excel計算を用いた分析法バリデーションの実施例(純度試験、定量法)
  • 標準偏差の求め方
  • 正規分布における片側検定
  • 第1種の過誤と第2種の過誤
  • 分析法の妥当性の確認

プログラム

 分析法バリデーションとは、医薬品等の品質評価に用いる分析法が、分析法を使用する意図に合致していることを科学的に立証することである。分析法の能力は、精度や真度など種々の分析能パラメータにより表され、実施方法がICH (日米EU医薬品規制調和国際会議) においてハーモナイズされている。
 信頼性のある分析値を得るためには、分析法バリデーションを実施し、分析能パラメータの基準を満たす方法を開発する必要がある。分析能パラメータについては、標準偏差などの統計計算を用いて評価する場合が多く、Excel関数などの汎用ソフトが用いられる。
 今回は、Excel関数を使用した分析法バリデーションの統計計算について易しく解説する。

  1. 分析法バリデーションと分析能パラメータ
    1. 定義
    2. 分析法バリデーションの実施目的
      1. 分析法の開発と出来ばえ評価
      2. 分析法の妥当性の確認
        • 特異性 ・直線性
        • 範囲 ・真度
        • 併行精度 ・室内再現精度
        • 検出限界 ・定量限界
        • 頑健性
    3. 分析能パラメータの評価方法
    4. 分析法バリデーションに関するガイドライン
  2. 分析法バリデーションに必要な統計的手法とExcelによる統計計算
    1. 正規分布と標準偏差
      1. 標準偏差の求め方
      2. 正規分布における片側検定
      3. 第1種の過誤と第2種の過誤
    2. 一元配置分散分析
    3. 最小二乗法による検量線の作成 (傾き、切片)
    4. 相関係数
  3. Excel計算を用いた分析法バリデーションの実施例
    1. 純度試験
    2. 定量法
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 高橋 謙一
    合同会社 KMT Pharm. Consulting Japan CMC開発推進部
    部長

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

6F 中会議室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 基礎から学ぶやさしいGMP超入門講座 オンライン
2024/4/22 賞味期限設定のためのアレニウス式を用いた加速試験のポイント オンライン
2024/4/22 製造/ラボにおける監査証跡の具体的な運用方法・管理と効率的なレビュー手順 (どこまですべきか) オンライン
2024/4/22 改正GMPに対応した空調設備の管理とバリデーション オンライン
2024/4/22 リアルワールドデータ (RWD) を活用するための薬剤疫学基礎セミナー オンライン
2024/4/22 品質管理の基礎 (4日間) オンライン
2024/4/22 品質管理の基礎 (1) オンライン
2024/4/22 安全性定期報告書等の作成にむけた安全性集積データの見方・評価と文章作成のコツ オンライン
2024/4/22 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/4/22 ベイズ統計の理論と方法 入門編 オンライン
2024/4/23 医薬品開発における事業性評価・ポートフォリオ分析と意思決定手法 オンライン
2024/4/23 CIOMSおよび治験文書 (プロトコール、CSR、CTD等) 英訳のポイントとQCチェック オンライン
2024/4/23 新規モダリティにおける特許の現状および特許戦略 オンライン
2024/4/23 薬物動態の基礎と活用 オンライン
2024/4/23 非GLP試験の書面調査と過剰に陥らない効率的な信頼性確保の基準 オンライン
2024/4/24 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/4/24 化粧品・部外品のGMPと品質監査のポイント オンライン
2024/4/24 信頼性基準適用試験における運用への落とし込みと(国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2024/4/24 技術者・研究者のための多変量解析入門講座 オンライン
2024/4/24 アメリカにおける体外診断薬の事業戦略策定と参入のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2023/2/28 mRNAの制御機構の解明と治療薬・ワクチンへの活用
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/9/29 核酸医薬品のCMC管理戦略
2022/9/29 核酸医薬品のCMC管理戦略 (製本版 + ebook版)
2022/8/31 医療機器の設計開発における統計的手法とそのサンプルサイズ設定
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2022/2/28 撹拌装置の設計とスケールアップ