技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医療統計学 入門講座

医療統計学 入門講座

~臨床試験における統計学的な考え方と解析のポイント~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、極力数式を使わず、無作為化比較試験のデザイン、統計学的な推定と検定、サンプルサイズの求め方の考え方と使い方を分かりやすく詳解いたします。

開催日

  • 2013年4月26日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 臨床試験の計画立案・統計解析に従事される方
    • 医薬品開発
    • 医療機器開発
    • 健康食品開発
  • 医歯薬学の大学および大学院等の研究者ならびに保健科学関連の研究や業務に従事される方

修得知識

  • 臨床試験のデザイン
  • 推定と検定
  • サンプルサイズ算出の基本的な考え方と使い方

プログラム

 臨床試験の計画立案には評価尺度の決定、それに伴う推定・検定手法の決定、サンプルサイズの算出など統計学的な知識が必要とされます。特に、新しく開発された治療法と従来の治療法との治療効果の優劣評価と安全性の評価には、データの性質を考慮に入れた統計手法の選定と統計解析結果の解釈を正しく行う能力が求められます。
 本講演では、臨床試験、特に無作為化比較試験のデザイン、統計学的な推定と検定、サンプルサイズの求め方の考え方と使い方を分かりやすく説明します。解析方法の説明では、SPSSなどの統計解析ソフトウエアの解析結果を例示しますので、より習得しやすい内容となっています。数式もごく限られたものしか提示しませんので、数学的な素養はあまり必要ありません。

  1. 臨床試験に出てくる統計学的な用語の解説
    1. 臨床試験とは?
    2. 臨床試験の実施計画書で記載されるべき事項
    3. 主要評価尺度と副次評価尺度
    4. ITT (Intention-To-Treat) の原則
    5. 解析対象集団 (Full Analysis SetとPer Protocol Set)
    6. 無作為化割り付けの方法
    7. 治療効果判定と安全性評価の事例紹介
  2. 推定と検定
    1. 臨床試験で扱われるデータの種別
      • 連続データ
      • 2値データ
      • 順序データ
      • 生存時間データ
    2. 推定の定義と点推定 (平均値±標準偏差など) 、区間推定 (95%信頼区間)
    3. 有意差検定の手順
    4. 非劣性検定の考え方
    5. 推定と検定の事例紹介
    6. 適切な検定手法の選び方と留意点
  3. サンプルサイズの算出方法
    1. サンプルサイズ算出の手順と算出に関する注意点
    2. 2群の平均値の差を行う場合のサンプルサイズの求め方
    3. 2群の割合の差の検定を行う場合のサンプルサイズの求め方
    4. 2群の生存率曲線の差を検定する場合のサンプルサイズの求め方
  • 質疑応答・名刺交換等

会場

タイム24ビル

4F 研修室

東京都 江東区 青海2丁目4-32
タイム24ビルの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/5/29 責任役員 (上級経営陣) にむけたGMP、GQP教育訓練と法令順守体制の整備 オンライン
2025/5/29 医薬品/医療機器等へのQMSの具体的な構築フロー オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品 (CMC) マスターコース (全6コース) オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における製法・試験法変更と担保すべき同等性/同質性評価 オンライン
2025/5/29 バイオ医薬品における規格及び試験方法の設定と安定性試験 (長期保存試験) による有効期間の設定 オンライン
2025/5/29 医薬品製造業者における原材料・供給者管理と外部委託の際の留意点 オンライン
2025/6/27 「統計的品質管理」総合コース2024 オンライン
2025/6/27 データサイエンスの基礎 オンライン
2025/6/27 安定性試験の評価と有効期間の設定 オンライン
2025/6/27 プロセスバリデーションと年次照査 (APR) への応用 オンライン
2025/6/27 非無菌医薬品における微生物学的品質管理の必要レベルと微生物限度試験法実施事例 2024 オンライン
2025/6/27 QMS構築によるオーバークオリティ判断と治験効率化にむけた活用 オンライン
2025/6/27 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2025/6/27 サンプリング試験 (ロットの合否判定方法) への応用 オンライン
2025/6/27 分析法バリデーションへの応用 オンライン
2025/6/27 Quality by Designのための実験計画法 オンライン
2025/7/31 医薬品中の元素不純物分析のデータ試験・管理及びPMDA等の対応ポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装