技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

(バイオ) 医薬品製造プロセスにおけるシングルユース選定・運用の実際とコストをふまえた導入可否判断

(バイオ) 医薬品製造プロセスにおけるシングルユース選定・運用の実際とコストをふまえた導入可否判断

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2012年11月29日(木) 10時30分 16時20分

受講対象者

  • バイオ医薬品に関連する技術者、担当者

プログラム

第1部

(2012年11月29日 10:30~12:30)

講師:
(株) IHIプラントエンジニアリング 医薬・ファインケミカル事業部 主席技監 工学博士 菅谷 和夫 氏

 近年、抗体、ワクチン等のバイオ医薬品製造設備にシングルユース機器を使用することが一般的になってきており、今後はさらに使用率、範囲は拡大すると予想されている。
 ここでは、バイオ医薬品設備へのシングルユース機器利用の最新動向と関連情報を解説するとともに、採用を検討する際に気をつけなければならない事項を含めた、採用の是非に関するケーススタディーの例を解説する。

  1. バイオ医薬品設備へのシングルユース機器利用の現状と今後
    1. バイオ医薬品の最新動向
    2. シングルユース機器はどこまで利用されているか
    3. シングルユイース機器利用時の問題点
    4. シングルユース培養槽とステンレス製培養槽の違い
    5. シングルユース機器は微生物培養プロセスに使えるのか?
    6. 細胞分離に遠心分離機を使うべきか否か
    7. カラムとイオン交換膜の比較
    8. バリデーションの視点から
  2. シングルユース設備選定のケーススタディ―
    1. これまでに公表されたケーススタディー事例
    2. ケーススタディーの具体的な実施方法
    3. ケーススタディー実施時の留意点
    4. 小規模設備での検討例
    5. 中規模設備での検討例
    6. 大規模設備での検討例
  3. まとめ: シングルユース機器はどのように利用することがベストか
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 『シングルユース機器に要求される法的要件』

~PIC/S-GMPの適用を考慮して~
(2012年11月29日 13:20~14:50)

講師:
ザルトリウス・ステディム・ジャパン (株) マーケティング部 部長 原 芳明 氏

 2011年 4月20日に厚労省より通知された「改定 無菌操作法指針」はバイオ医薬品に大きなインパクトがある。
 本講演ではこの指針よりポイントを抽出してバイオ医薬品で使用するシングルユース技術活用の、製造・開発業務で重要なポイントを具体事例を含め説明する。PIC/S加盟による影響も論じる。

  1. レギュラトリーサイエンスの重要性
  2. 無菌操作法指針の位置づけ
  3. PIC/S 加盟との関連
  4. シングルユース機器の導入に当たっての法的要件と考慮点
  5. バッグのみならず周辺技術の総括供給の重要性
  6. GMP査察官研修での確認必須事項
  7. ろ過滅菌工程の新たなリスク (完全性試験装置)

特に厚生労働科学研究の指針策定委員として実際の策定現場にいた視点からも、必須要件を説明する。

  • 質疑応答・名刺交換

第3部 『日本発シングルユース機器を目指して』

~国産シングルユース培養槽、バッグの 開発の現状~

(2012年11月29日 15:05~16:20)

講師:
藤森工業 (株) ライフサイエンス事業本部 市場開拓部 松田 博行 氏

 本講では、日本発のシングルユース製品の現状について説明する。また、シングルユース製品を選択する時、あるいは使用する時の注意点について、バッグメーカーの立場から概説する。

  1. 日本発のシングルユース製品の概要
    1. シングルユース製品の種類
    2. シングルユースバッグに関して
      • 培養関連シングルユースバッグ
      • ストック用シングルユースバッグ
  2. シングルユースバッグの基礎
    1. フィルムの製造からバッグの評価まで
    2. バッグの物性値の読み方
  3. シングルユースバッグの注意点
    1. シングルユースバッグを選択する時の注意点に関して
    2. シングルユースバッグを使用する時の注意点に関して
  4. 国産シングルユース製品の今後の展望
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 菅谷 和夫
    株式会社IHIプラントエンジニアリング 医薬・ファインケミカル事業部
    顧問
  • 原 芳明
    ザルトリウス・ステディム・ジャパン(株) マーケティング部
    部長
  • 松田 博行
    藤森工業株式会社 ウェルネス事業本部 先端医療事業推進部 培養技術研究センター 技術開発課
    課長

会場

東京流通センター

2F 第1会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
複数名
: 35,667円 (税別) / 37,450円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/10 希少疾患治療薬開発にむけた治療薬開発の最新戦略とアプローチ オンライン
2025/2/10 敗血症の病態/診断/治療の現状と医療現場が求める新薬像 オンライン
2025/2/12 エクソソームを用いた薬物送達・診断における開発・技術動向と実用化に向けた課題 オンライン
2025/2/12 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/12 (薬物) 国際共同治験とモニタリング 基礎知識 (Part 1) の習得 〜 応用力 (Part 2) を身につける オンライン
2025/2/12 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/2/12 (薬物) 国際共同治験のモニタリング業務で理解すべき基本的な関連法規 オンライン
2025/2/12 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/2/12 高薬理活性物質を扱うマルチパーパス設備での洗浄評価基準と洗浄管理の留意点 オンライン
2025/2/12 製薬業界で必要となる創薬企画の発想法とBeyond-the-pill/Around-the-Pillのトレンド オンライン
2025/2/12 特定臨床研究での求められる信頼性レベル・逸脱対応と監査実施 (事例をふまえ) オンライン
2025/2/13 GMP文書・当局査察・監査時の英語表現と効果的な説明のポイント オンライン
2025/2/13 ニトロソアミン原薬関連不純物 (NDSRI) に対する分析技術、試験法開発 オンライン
2025/2/13 実践コスト低減設計 オンライン
2025/2/14 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 オンライン
2025/2/14 洗浄バリデーションにおけるリスク評価と残留許容値設定/運用 オンライン
2025/2/14 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2025/2/17 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/2/17 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と開発段階に応じた規格設定 オンライン
2025/2/17 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Dコース:CMC申請・薬事デザイン編) オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/12/24 バイオ医薬品 (抗体医薬品) CTD-CMC記載の要点
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/31 細胞培養加工施設の構築と運営管理の省力・省コスト化