技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

微生物汚染防止策と微生物試験の逸脱判定・再試験および日常管理

医薬品の微生物試験実施と管理ノウハウ (全3回)

微生物汚染防止策と微生物試験の逸脱判定・再試験および日常管理

~Cコース : 品質管理編~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、微生物汚染防止と微生物試験の逸脱判定・再試験・日常管理について基礎から解説いたします。

開催日

  • 2011年11月10日(木) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品製造・製薬における微生物汚染防止の担当者
  • 医薬品製造・製薬における微生物試験の逸脱判定・再試験・日常管理に関連する担当者

修得知識

  • 微生物汚染防止の基礎
  • 微生物試験の逸脱判定・再試験・日常管理の基礎

プログラム

  1. 微生物管理業務
    1. 微生物限度試験概要
      • 非無菌製剤の微生物管理の必要性
    2. 生菌数試験実施手順
      • 無菌試験手順、非無菌製剤の管理基準
    3. 微生物 (細菌、真菌) 同定法
      • 細菌の階層分類法
      • 真菌同定手法
    4. 微生物保管法
      • 生化学的活性を低下させる保存
      • 凍結保存法
  2. 微生物汚染対応
    1. 無菌製剤 (含工程管理)
      • 最終非滅菌注射剤のリスク分析
      • 滅菌注射剤の異物混入のリスク管理
    2. 非無菌製剤
      • 品質劣化に関与する微生物
    3. 原料・資材関係
    4. 製造 (製薬・製剤) 用水
      • 製薬用水の種類と管理
      • 製薬用水の生菌数評価
      • 再蒸留水における菌増殖
      • 製薬用水から分離される主な微生物
      • 微生物によるバイオフィルムの形成
    5. 環境モニタリング
      • 空中微生物測定法
      • 空中細菌測定器の枯草菌芽胞の捕集性能
      • 人体における主な常在微生物の分布
  3. 微生物試験精度と品質保証
    1. OOSとCAPA
      • 無菌試験の基本的な対応
      • 無菌再試験の基本的な対応
      • JPの対応
      • 再試験の取扱い
      • USPによる無菌試験の評価手順
    2. 検査設備と微生物の取扱い
    3. サンプリング法と供給量
      • 母集団の数とサンプリング数
    4. 試験室の環境微生物評価の留意点
      • 微生物試験時の微生物汚染制御に関するパラメーター
    5. 微生物迅速測定法の最近の動向とパラメトリックリリースの考え
      • 迅速測定法の問題点
      • 微生物生死判別技術
  4. 微生物試験法のバリデーションと留意点
    1. 無菌試験と無菌性保証のバリデーション
      • 微生物の滅菌の基本理論
      • 滅菌効果の評価
    2. 微生物試験法、分析法、微生物測定法のバリデーション
      • 生菌試験と無菌試験操作
      • 微生物試験に関与する試験施設・機器
      • 微生物測定法のバリデーション
  5. 第16改正JPの参考情報に収載されている微生物関連試験法の適用性
    1. 遺伝子解析による微生物の迅速同定法
    2. 蛍光染色による細菌数の迅速測定法
    3. 最終滅菌医薬品の無菌性保証
    4. 最終滅菌法と滅菌指標体
    5. 培地充てん試験 (プロセスシミュレーション)
    6. 微生物殺滅法
    7. 非滅菌医薬品の微生物学的品質特性
    8. 保存効力試験法
  6. クリーンルームの日常管理と問題点並びに異常発生時の対応
    1. クリーンルームの日常管理の留意点
    2. 試験検査に関する設備及び機器の点検整備
  7. 微生物汚染に関するトラブル事例
    1. 「逸脱管理」の実践ポイント
      • 製造用水の基準からの逸脱 (事例)
      • 環境モニタリング時特定菌検出での処理 (事例)
    2. 製造衛生管理に対する行政当局の指摘事項
      • 清浄度区分
      • 防虫管理
      • 品質管理
      • 製造用水
      • その他
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 河田 茂雄
    特定非営利活動法人 医薬品・食品品質保証支援センター (NPO-QAセンター)
    相談役

会場

連合会館

4階 401会議室

東京都 千代田区 神田駿河台三丁目2-11
連合会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 40,000円 (税別) / 42,000円 (税込)
複数名
: 33,000円 (税別) / 34,650円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/7 GMP査察の指摘事項をふまえたQA・バリデーションの考え方と対応/回答時の留意点 オンライン
2024/5/7 医薬品開発における事業性評価・ポートフォリオ分析と意思決定手法 オンライン
2024/5/7 安全性定期報告書等の作成にむけた安全性集積データの見方・評価と文章作成のコツ オンライン
2024/5/7 非GLP試験の書面調査と過剰に陥らない効率的な信頼性確保の基準 オンライン
2024/5/8 国内外査察指摘をふまえたGMP記録の残し方・管理と逸脱・OOS・OOT発生時の対応 (処理手順/フロー/線引き) オンライン
2024/5/8 リアルワールドデータ (RWD) を活用するための薬剤疫学基礎セミナー オンライン
2024/5/8 中東主要国の薬事規制比較と現地対応手法 オンライン
2024/5/8 フロー合成・連続生産・マイクロリアクター/スケールアップコース (2日間) オンライン
2024/5/8 核酸医薬品の特許戦略 オンライン
2024/5/9 薬価申請・原価計算方法と交渉で有効なデータ取得ならびに資料作成の重要ポイント オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 無菌・滅菌製品、滅菌プロセス、滅菌バリデーション業務者教育コース (初級・入門 Aコース + 中・上級 Bコース) オンライン
2024/5/9 滅菌バリデーションの深堀と見落としがちな滅菌バリデーションの留意点、最新米国FDA等EO環境問題と代替滅菌プログラム動向、無菌性保証とパラメトリックリリース (PIC/S ANNEX17) とその推奨 オンライン
2024/5/9 滅菌の基礎と滅菌バリデーション入門 オンライン
2024/5/10 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と規格設定 オンライン
2024/5/10 データインテグリティに対応した紙ベースのGMP文書・記録の作成、保管、管理、廃棄のポイント オンライン
2024/5/10 ICH M7ガイドラインに則ったニトロソアミン類不純物の評価・管理に関する最新動向と当局の考え方 オンライン
2024/5/14 入門者のための基本から学ぶGMP オンライン
2024/5/14 診断薬業界に求められるビジネスモデルと事業・製品戦略 オンライン
2024/5/15 医薬品開発における製剤開発の各段階で必要となる統計解析基礎講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性