技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品製造における逸脱・異常/変更管理のクラス分けと逸脱予防策

医薬品製造における逸脱・異常/変更管理のクラス分けと逸脱予防策

~変更管理の不首尾事例 / 逸脱の重大性区分と区分ごとの対応例~
オンライン 開催

視聴期間は2025年8月8日〜28日を予定しております。

概要

本セミナーでは、担当者、責任者として知っておくべき変更管理/逸脱管理業務について、具体例を交えて解説いたします。

配信期間

  • 2025年8月8日(金) 10時30分2025年8月28日(木) 16時30分

お申し込みの締切日

  • 2025年8月8日(金) 10時30分

修得知識

  • PQS, QRMの基礎
  • マネジメントレビューの基礎
  • 適切な変更管理のために必要なこと
  • 逸脱の未然防止策

プログラム

 製造販売承認書に記載する製造方法は、数ロットの製造データで作成されたものであり完璧でない可能性もある。また、時代とともにニーズの変化もあり得る。すなわち、「変更」は適正品質の製品を安定供給するために、社内外の情勢も鑑みて意図的に「起こすもの」である。また、逸脱は不本意ながら「起きるもの」である。逸脱発生時はトラブルの再発防止措置をとる必要があり、教育訓練、手順書等の改正など製造/品質管理をより適切・確実に行う体制見直しのチャンスと捉えることもできる。要するに、変更管理/逸脱管理は医薬品品質システム (PQS) の目的である製品実現の達成、継続的改善の根幹をなすCAPA活動である。
 本セミナーでは、担当者、責任者として知っておくべき変更管理/逸脱管理業務について、具体例を交えて解説する。

  1. PQS (医薬品品質システム) と変更管理/逸脱管理の関係
    1. ルールベースからリスクベースGMPへ
    2. PQSは医薬関連事業者等の責務を果たすためのもの
    3. 変更管理/逸脱管理はCAPA
    4. 変更手続きの明確化 (ICH Q12ガイドライン)
    5. 変更カテゴリーの調和化 (中等度変更の届出制度)
  2. 変更管理/逸脱管理は誰がやる?
    1. 一人二人のQA員で監視・監査はできない
    2. トラブルの予兆を検知できるのは作業者
    3. PQSは全職員が参画するもの
    4. マネジメントレビューでは苦情対応にも留意
    5. マネジメントレビューではPL法 (製造物責任法) にも目配せを
    6. コーポレートQAはCAPAを判断できる?
    7. 変更管理には製造技術の知識・経験が必要
    8. 一変承認前にバリデーションが必要な変更
    9. 現場に近いサイトQAがPQSの実効性を評価
    10. サイトQA員は現場に足を運べ
  3. 変更管理の不首尾事例
  4. 変更管理の対象
    1. 製薬協GMP委員会 品質保証の取組み (2001年11月3日)
  5. 一変申請の対象となる変更
    1. 薬事・食品衛生審議会査発、薬生薬審発、医薬監麻発通知
  6. 軽微変更の対象
    1. 薬事・食品衛生審議会査発通知
  7. 逸脱管理と異常管理
    1. そもそも「逸脱 (Deviation) 」とは?
    2. 「小さい異常 (Abnormality) 」も逸脱?
    3. 「小さい異常」を常態化させないのが肝要
    4. 「小さい異常」への対処法
    5. 逸脱・異常の「取組み姿勢」
  8. 逸脱の重大性区分と区分ごとの対応例
    1. 重大な逸脱例と処置内容
    2. OOS発生時のチェックリスト
    3. 製品回収 (CII) の多くは安定性試験不適
  9. 逸脱を未然に防ぐ
    1. ミスを防ぐ「五箇条」
    2. ミスが発生したときの確認事項
    3. 再教育はミスの根本対策にならない!
    4. 見える化されているか
    5. 教育訓練に問題はないか
    6. 始業点検/終業点検の重要性
    7. 6S活動から10S活動へ
    • 質疑応答

講師

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,200円 (税別) / 42,020円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,200円(税別) / 42,020円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 請求書は、代表者にご送付いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

アーカイブ配信セミナー

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 別途、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は2025年8月8日〜28日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/6/25 GMP省令等の要求するバリデーションの立案・実施と適格性評価の留意点 東京都 会場・オンライン
2025/6/25 医薬品 洗浄バリデーションセミナー オンライン
2025/6/26 医薬品売上予測でのExcel活用テクニック オンライン
2025/6/26 再生医療等製品における事業性評価の進め方と注意点 オンライン
2025/6/26 非GLP試験における信頼性確保 (レベル) 東京都 会場・オンライン
2025/6/26 QA部門における製造記録・試験検査記録の照査の内容・視点と報告書作成の留意点 オンライン
2025/6/26 バイオ医薬品における分析法バリデーション オンライン
2025/6/26 医薬品の早期開発・承認取得を目指した薬事戦略の進め方と効果的なPMDA相談の活用術 オンライン
2025/6/27 医薬品製造におけるPDE (ADE) ・OELの算出とその活用 オンライン
2025/6/27 医薬品開発における安定性試験の実施計画と有効期間の設定、データの取り方、まとめ方 オンライン
2025/6/27 グローバル申請を見据えたCTD-Qの作成と各セクションの記載内容のポイント オンライン
2025/6/27 相分離生物学入門 オンライン
2025/6/27 創薬モダリティの多様化に対応する吸入粉末剤の設計・評価技術 オンライン
2025/6/27 ファーマコビジランス研修および薬害教育における実施事例と企業ロールモデル オンライン
2025/6/28 ICH-E6 (R3) について(R2) とのGAPと国内実装に向けた対応方針を考える オンライン
2025/6/29 不確実性の高い医薬品の研究開発プロジェクトの事業価値評価に基づく意思決定とポートフォリオマネジメント オンライン
2025/6/30 医薬品の要求品質の明確化と外観検査のポイント 東京都 会場・オンライン
2025/6/30 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保 / 分析法バリデーションに必要となる統計解析 / 基準値設定・分析法変更/技術移転時の同等性評価 (3コース) 東京都 会場・オンライン
2025/6/30 グローバルGMPをふまえた非無菌医薬品の製造、品質管理における環境モニタリング・空調・製薬用水の管理範囲と必要レベル オンライン
2025/6/30 研究所における医薬品を含む化学物質の管理と管理体制の構築 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装
2018/5/18 創薬のための細胞利用技術の最新動向と市場
2018/4/25 統計学的アプローチを活用した分析法バリデーションの評価及び妥当性
2018/1/30 バイオ医薬品のCTD-Q作成 - 妥当性の根拠とまとめ方 -