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医療機器プロセスバリデーションの実務解説および指摘事項と問題点解決

医療機器プロセスバリデーションの実務解説および指摘事項と問題点解決

~エチレンオキサイド滅菌工程、無菌バリアシステム (包装) 工程、洗浄工程~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、医療機器プロセスバリデーションについて取り上げ、滅菌工程、無菌バリアシステム (包装) 工程、洗浄工程について具体的な実施上の実務を中心に解説いたします。

開催日

  • 2025年5月15日(木) 10時00分 16時30分

修得知識

  • 医療機器のバイオバーデン測定における正しく正確な測定、管理するための知識
  • 無菌性の試験の適正な実施、正しい結果を得るポイント
  • ISO規格の基礎
  • QMS査察等の指摘事項を低減できる

プログラム

 プロセスバリデーションは、医療機器の製造において監視・測定で検証することができない工程に対して実施することがISO13485で要求されています。具体的には滅菌工程、無菌バリアシステム (包装) 工程が特別要求で、また、その他の製造工程については組織が必要性を決定します。
 ところが、セミナー等において規格要求は理解されても、実際に検証作業を行う上で具体的にどのように実施したら良いか迷うことがあると思います。
 そこで、本セミナーでは、滅菌工程、無菌バリアシステム (包装) 工程、洗浄工程について具体的な実施上の実務を中心に解説します。本セミナーの実務事例が、受講者の皆さんが実施する上で参考になればと考えます。紹介事例の内容については、規格要求事項の解釈や業界説明会資料、また実際にQMS適合性調査に同席した中で指摘された事項、および海外の実施事例の内容を入れています。

  1. プロセスバリデーションについて
    1. バリデーションと無菌性保証、必要性
    2. 法規制
      • ISO13485
      • GHTFプロセスバリデーションガイダンス
    3. バリデーション対象プロセス
      • 滅菌工程
      • 包装工程
      • 洗浄工程
      • その他の工程
    4. 工程設計の考え方
      • 工程管理基準設定
      • リスク評価
    5. バリデーションの方法
      • IQ
      • OQ
      • PQ
    6. 日常工程管理、工程有効性維持、変更管理
  2. エチレンオキサイド滅菌工程
    1. 法規制
      • ISO13485
      • ISO11135
    2. 製品の定義と製品ファミリー、処理カテゴリーの考え方
    3. 工程設計開発の事例紹介
      • 滅菌ワーストケースの考え方
      • 滅菌条件設定事例
      • バリデーション予備検証
    4. バリデーション計画書による実務事例紹介
      • IQ
      • OQ
      • PPQ
      • MPQ
    5. バリデーション報告書による実務事例紹介
      • IQ
      • OQ
      • PPQ
      • MPQ
    6. 日常管理、製品のリリース (パラメトリックリリース、単一ロットリリース要件)
      • プロセスの有効性維持
        • リクオリフィケーション頻度/検証
        • 製品SAL
        • 変更管理
    7. 滅菌バリデーションにおける指摘事項と問題点
      • PCDの利用と管理方法
      • 製品SALについて
      • メンテナンスと予防保全の考え方
      • 複数台のプレコン/滅菌器/エアレーションの工程同等性
      • 米国EO排出規制
  3. 無菌バリアシステム (包装) 工程
    1. 法規制
      • ISO13485
      • MDR
      • ISO11607-1
      • ISO11607-2
    2. 包装一般要求
      • サンプリング
      • 試験方法バリデーション
    3. 包装材料、無菌バリアシステムの要求
      • 包装材料の要求
      • 受入れ基準
      • 滅菌プロセス適合性
      • 保管/輸送
    4. 工程設計開発の実務事例紹介
      • 包装条件設定事例
      • 適正試験方法の考え方と実施方法
      • 無菌提供顧客評価
      • 包装
      • システム性能と安定性
      • 情報提供
      • 表示
      • 材質評価加速試験の科学的根拠 (ASTM F1980-07)
    5. 包装工程バリデーション計画書による実務事例紹介
      • IQ
      • OQ
      • PQ
    6. 包装工程バリデーション報告書による実務事例紹介
      • IQ
      • OQ
      • PQ
    7. 日常工程管理、工程有効性維持、変更管理
  4. 洗浄工程
    1. 医薬品と医療機器の洗浄工程の違い
    2. 法規制
      • ISO13485
      • ASTMF3127-16
      • QMS省令
      • R-SUD (再製造) 関連通知
    3. 医療機器の洗浄工程の範囲
    4. 一般要求
      • サンプリング
      • 試験方法バリデーション
    5. 工程設計開発
      • 洗浄剤選定
      • 設備の構築
      • 洗浄条件設定事例
      • 洗浄評価方法
      • 残留量限度値
      • リスク評価
    6. 洗浄工程バリデーション計画書による実務事例紹介
      • IQ
      • OQ
      • PQ
    7. 洗浄工程バリデーション報告書による実務事例紹介
      • IQ
      • OQ
      • PQ
    8. 日常工程管理、工程有効性維持、変更管理

講師

  • 山口 透
    四季サイエンスラボラトリー
    代表

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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