技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオ医薬品におけるダウンストリーム工程開発と製造のためのバリデーションの注意点

バイオ医薬品におけるダウンストリーム工程開発と製造のためのバリデーションの注意点

~品質保証、バリデーション、適格性評価、プロセス管理、PV、変更管理~
オンライン 開催

視聴期間は2023年3月31日〜4月21日を予定しております。
お申し込みは2023年4月17日まで承ります。

概要

本セミナーでは、バイオ医薬品製造における精製法のバリデーションに求められるプロセスパラメータ等の管理条件について解説いたします。
また、mRNAワクチンの製造にも注目が集まっていることから併せてその製造法の概要と注意点なども紹介いたします。

開催日

  • 2023年4月17日(月) 10時30分 2023年4月21日(金) 16時30分

修得知識

  • バイオ医薬品製造設備及びプロセス開発に必要となる項目と手法
  • バイオ医薬品製造工程開発及び製造システムの導入
  • GMPとダウンストリームプロセス開発のためのバリデーション戦略
  • バイオ医薬品製造における精製システムの適格性評価
  • バイオ医薬品の分析法と分離剤の適格性評価
  • クロマトグラフィー工程の至適化とバリデーション
  • 精製システムのメンテナンスと洗浄バリデーション

プログラム

 バイオ医薬品は今日の医薬品開発の中心であり、中でも抗体医薬品はその適用範囲が広く、癌や免疫疾患を初め感染症や循環器疾患などへの応用も行われている。中でも癌治療に対する開発ではインタクト抗体のみならず二官能性抗体や短鎖抗体などを用いたより活性の高いADCなども盛んに開発が進められている。またCOVID-19の感染予防に関してmRNAワクチンの製造にも注目が集まっていることから併せてその製造法の概要と注意点なども紹介したい。一方、バイオ医薬品製造における品質管理においても新たな考え方を取り入れたガイドラインが示されており、国内においてもGMPの改正に伴いPIC/Sを初めとした協調が図られて世界的レベルの管理が求められている。講演の中では新たなGMP規則に従った規制概要とバリデーション要件を紹介し、バイオ医薬品製造工程で用いられる装置や分離機材の適格性の評価方法を紹介する。
 また、バイオ医薬品製造に用いる精製法のプロセス開発戦略とその至適化手順を紹介し、製造工程における精製法のバリデーションに求められるプロセスパラメータ等の管理条件の開発法を紹介すると共に製造に用いられる装置等のメンテナンスと洗浄バリデーションに関する対応を紹介する予定である。

  1. バイオ医薬品製造のGMPと適格性評価
    1. バイオ医薬品製造におけるGMP管理と品質保証
    2. バイオ医薬品製造のためのバリデーション戦略
    3. PIC/S GMPと品質管理のパラダイムシフト
    4. バイオ医薬品医薬品のプロセス開発とバリデーションプラン
  2. クロマトグラフィーシステム&カラムの適格性評価
    1. 設備・装置の適格性検証と責任範囲の明確化
    2. バリデーションの文書化
    3. バイオ医薬品精製システムの適格性評価
    4. バイオ医薬品精製カラムの適格性評価
    5. クロマトグラフィープロセスのバリデーション
  3. バイオ医薬品の分析法と原材料の適格性
    1. 分析法バリデーション (ICH Q2 、R2案) と分析法の開発ガイドライン (ICH Q14案) について
    2. タンパク質医薬品の試験とバリデーション
    3. バイオ医薬品の試験と工程内試験およびRTRTについて
    4. 原材料の適格性
  4. クロマグラフィーカラムの適格性評価
    1. クロマトグラフィー担体の適格性評価
    2. クロマトグラフィーカラムの適格性評価
    3. クロマトグラフィーカラムの品質管理とメンテナンス
  5. クロマトグラフィー工程の至適化とバリデーション
    1. クロマトグラフィー工程のプロセスバリデーション
    2. クロマトグラフィー工程におけるプロセスバリデーションの手法
      • 従来のプロセスバリデーション (1987年ガイドライン)
      • 新しいプロセスバリデーション (2011年ガイドライン)
    3. クロマトグラフィー工程のプロセス設計
      • クオリティ・バイ・デザイン (QbD) とDOE
    4. クロマトグラフィー工程の適格性検証
    5. クロマトグラフィー工程の継続的な照査
  6. バイオ医薬品製造の特殊性とメンテナンス
    1. バイオ医薬品製造の特殊性と不純物 (タンパク質医薬品とmRNAワクチン)
    2. バイオ医薬品製造における周辺設備のメンテナンスと洗浄バリデーション
    3. バイオ医薬品製造におけるアップストリームの洗浄バリデーション
    • 質疑応答

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。

「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アーカイブ配信セミナー

  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 配信開始となりましたら、改めてメールでご案内いたします。
  • 視聴サイトにログインしていただき、ご視聴いただきます。
  • 視聴期間は2023年3月31日〜4月21日を予定しております。
    ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は別途、送付いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/27 製造設備のバリデーション実施項目・各段階の様式例と適合性調査にむけた文書作成管理 オンライン
2025/2/27 バイオ医薬品における申請をふまえたCMCレギュレーション対応とCTD作成入門講座 オンライン
2025/2/27 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2025/2/28 FDA/EMAの早期審査・早期承認制度の課題と対応 東京都 会場・オンライン
2025/3/4 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Dコース:CMC申請・薬事デザイン編) オンライン
2025/3/4 PMDAから高評価が得られるメディカルライティング中級講座 オンライン
2025/3/10 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2025/3/12 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/3/13 製造設備のバリデーション実施項目・各段階の様式例と適合性調査にむけた文書作成管理 オンライン
2025/3/13 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2025/3/14 各種製剤におけるヒト経口吸収予測法と品質規格の設定 オンライン
2025/3/17 FDA/EMAの早期審査・早期承認制度の課題と対応 オンライン
2025/3/27 バイオ医薬品の原薬製造工程に関する承認申請書/CTD作成の留意点 オンライン
2025/3/27 ラボにおける監査証跡/レビューの項目・頻度・レベルと分析機器毎のレビュー例 オンライン
2025/3/28 海外当局によるGMP査察への準備と対応 オンライン
2025/3/28 試験室QCと信頼性確保を踏まえた分析法バリデーションの統計・基準値設定と分析法変更・技術移転時の同等性評価 (3コース) オンライン
2025/3/28 品質管理試験室にむけたQC点検と信頼性確保の対応 オンライン
2025/3/28 治験に関わるベンダーの要件調査と監査 オンライン
2025/3/31 GMP基礎講座 (2日間) オンライン
2025/3/31 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/10/26 バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための不純物の規格設定と評価・管理手法 (製本版 + ebook版)
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/5/31 分離工学の各単位操作における理論と計算・装置設計法
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/10/15 医療機器のプロセスバリデーション (PV) と工程管理
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請