技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

放熱樹脂の微視構造の設計と熱伝導フィラー活用のポイント

放熱樹脂の微視構造の設計と熱伝導フィラー活用のポイント

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、熱伝導材料・放熱材料について取り上げ、ポリマーへのフィラーの分散、充填技術、熱伝導率評価法と熱伝導率を微視構造設計手法について解説いたします。

開催日

  • 2022年8月22日(月) 10時00分 16時00分

修得知識

  • フィラーの分散・充填技術
  • カーボンナノチューブの分散・充填技術
  • 数値シミュレーションを活用した充填構造設計技術と熱伝導率予測技術
  • フィラーのハイブリッド化技術

プログラム

第1部 熱伝導コンポジット材料の微視構造設計と特性評価

(2022年8月22日 10:00〜12:30)

  1. 熱伝導フィラーの種類と熱伝導率
  2. 熱伝導コンポジットの粘度予測
    1. コンポジットの粘度予測式と適用範囲
    2. 粒度分布を考慮したコンポジットの粘度予測理論
  3. 熱伝導フィラーの最密充填技術と低充填化技術低充填化技術
    1. 最密充填理論
    2. 最密充填構造形成によるコンポジットの高熱伝導率と低粘度の両立
    3. コンピューターシミュレーションを活用した新しい充填構造設計手法
    4. ハイブリッド化とネットワーク構造形成による低充填化技術
  4. 熱伝導フィラーの表面処理技術
    1. 表面処理方法
    2. 窒化物フィラーの表面処理事例
    3. 反応希釈剤を用いた熱伝導フィラーの表面処理事例
  5. 熱伝導コンポジットの特性評価
    1. コンポジットの熱伝導率予測式
    2. 国内外での熱伝導コンポジットの開発動向
    • 質疑応答

第2部 高熱伝導材におけるフィラー/樹脂の複合化技術

(2022年8月22日 13:30〜16:00)

  1. 高熱伝導材の概要と理論
    1. 高熱伝導材料の位置づけ、高熱伝導材料の必要性と要求特性
    2. 熱伝導率の考え方、熱伝導のメカニズムと各種材料の熱伝導率
    3. 熱伝導率測定法の違いと特徴、熱伝導率測定装置の違いと特徴
    4. 樹脂による熱伝導率向上、樹脂高熱伝導化の有効性と研究内容
    5. フィラーの概要と使用方法、フィラーの種類と混練方法
    6. フィラー/樹脂界面の制御、フィラーの界面処理と用法
  2. 高熱伝導絶縁材料の設計技術
    1. フィラーによる高熱伝導化、フィラー充填方法と熱伝導率予測
    2. 窒化ホウ素を用いた材料の高熱伝導化技術、窒化ホウ素の特徴と各種高熱伝導化技術
    3. 酸化グラフェンによる樹脂複合材の熱伝導性改善のアプローチ、酸化グラフェンを用いたBNの表面改質と熱伝導率・磁場配向
    • 質疑応答

講師

  • 真田 和昭
    富山県立大学 工学部 機械システム工学科
    教授
  • 伊藤 玄
    株式会社KRI スマートマテリアル研究センター ハイブリッドマテリアル研究室
    上級研究員

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/21 プラスチック製品の強度安全率を高めるための設計・成形技術、材料選定 オンライン
2025/2/21 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2025/2/25 プラスチック・ゴム材料における劣化の調べ方・耐久性評価法・寿命予測法とその実際 東京都 会場・オンライン
2025/2/25 電子機器の放熱・冷却技術動向と関連デバイス・材料の要求特性 オンライン
2025/2/27 モータ巻線用絶縁材料の評価方法 オンライン
2025/2/27 メタクリル系ポリマー活用のための入門講座 オンライン
2025/2/27 自動車産業における高分子材料のこれからを考える オンライン
2025/2/28 断熱材料の利用 / 開発の肝心要 オンライン
2025/2/28 ゴム材料の分析手法および劣化現象とその分析 オンライン
2025/3/5 ゴム・プラスチック材料の破損・破壊原因と対策事例及び寿命予測 東京都 会場・オンライン
2025/3/6 エポキシ樹脂の耐熱性向上と機能性両立への分子デザイン設計および用途展開における最新動向 オンライン
2025/3/10 シリコーンの基礎・特性と設計・使用法の考え方・活かし方 オンライン
2025/3/13 半導体封止材用エポキシ樹脂・硬化剤・硬化促進剤と分析・特性評価法および技術動向 オンライン
2025/3/19 EV・HEV車載機器における冷却技術の基礎と対策事例 オンライン
2025/3/19 分子動力学シミュレーションの基礎と高分子材料開発への応用 オンライン
2025/3/19 化学プロセスの工業化・最適化への考え方 オンライン
2025/3/27 高分子の相溶性と相分離および結晶化の基礎 オンライン
2025/3/27 廃プラスチックのリサイクル最新動向 東京都 会場・オンライン
2025/3/28 固体高分子の破壊とタフニング オンライン
2025/3/28 フィルムの延伸・分子配向の基礎、過程現象の解明と構造形成、物性発現、評価方法 オンライン