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技術者・研究者のための競合情報・市場情報の収集方法

技術者・研究者のための競合情報・市場情報の収集方法

オンライン 開催

概要

本セミナーでは、多くの技術開発戦略、新事業開発に関わった講師が、開発した手法を競合情報、市場情報収集・分析手法を体系的かつ実践的にお伝えいたします。
製品・サービス事業だけでなく、IoT、AI時代に重視されているエコシステム・ビジネスモデルレベルの競合情報、市場情報収集分析の方法も解説いたします。

開催日

  • 2022年7月13日(水) 13時00分 16時00分

受講対象者

  • 企業の研究開発部門、設計開発部門、製造技術部門、技術営業部門
  • 新製品・新事業開発部門、M&A/アライアンス部門、市場調査部門
  • 知的財産部門、技術調査部門
  • 大学の研究者、産学協同部門

修得知識

  • 競合企業・事業、製品・サービス、技術、エコシステム・ビジネスモデルなどの情報収集と分析手法
  • 参入市場の市場情報収集・分析手法
  • 競合、市場情報分析の報告書作成の方法
  • 情報収集と各種戦略企画の関係

プログラム

 研究開発、製品設計、新製品・新事業開発など技術開発をともなう業務を行う場合、競合情報や市場情報を収集し、分析することは、事業の成否に関わる重要な仕事です。しかし実際は、経験知だけ、体系的な情報収集・分析が十分に行われていないことが多く、経営者の意思決定がうまく行われないことがしばしあります。本コースは、多くの技術開発戦略、新事業開発に関わったコンサルタントが、開発した手法を競合情報、市場情報収集・分析手法を体系的かつ実践的にお伝えするものです。
 製品・サービス事業だけでなく、IoT、AI時代に重視されているエコシステム・ビジネスモデルレベルの競合情報、市場情報収集分析の方法もお伝えします。

  1. これまでの市場調査の方法が通用しなくなってきている
    1. 業界や市場の境目が無くなっている
    2. 現在市場が存在しない市場調査が必要
    3. 情報が多すぎて分析できない。
    4. ネット情報の信憑性、情報陳腐化の加速化
    5. 情報収集・分析しても意思決定できない経営トップ
  2. 情報収集・分析の5つの原則
    1. なんのための情報収集・分析か?【目的明確化の原則】
    2. どんな制約条件があるのか?【制約条件の原則】
    3. その情報で誰が何のために意思決定するのか【意思決定特性の原則】
    4. 情報の不確実性をどう考えるか【不確実性の原則】
    5. 多次元情報収集と分析が必要【多次元情報の原則】
  3. 市場情報収集・分析の実践方法
    1. 目的によって異なる情報収集・分析手法
      • 技術開発
      • 新事業創造
      • 新規参入
      • 起業
      • M&A・アライアンスなど
    2. 「絶えず変化する市場」をどう認識するか?
      • 業界ができあがってしまったら既にレッドオーシャン市場ではないか?
      • 変化しつつある既存業界をどう見るか
      • 新しく発生する市場をどう定義づけるか
      • 代替される市場の捉え方
    3. 市場には本質的な特性がある
      • ライフサイクル特性
      • 参入起業特性
      • 顧客特性
      • 消費サイクルタイムなど
      • 市場特性から事業成功要因を分析する
    4. 顧客セグメント分析とターゲティング
      • デモグラフィック (統計的切り口) では効果がない
      • B2Cは価値観、B2Bは戦略など上位概念でセグメントするのが効果的
      • 市場サイズをどう割り出すか (フェルム推定など)
      • ターゲティングとは期間利益を最大にするための最初の標的
    5. マクロトレンド分析と影響度の把握
      • マクロトレンド分析はその影響を具体化しなれば意味は無い
      • ビジネスへのインパクト分析の考え方と方法
      • パラダイムチェンジを見抜くことが最も重要
      • マクロトレンド分析で参考にすべきデータとは
    6. 業界構造、エコシステムの分析
      • エコシステム・ビジネスモデル戦略が重要な成功要因になった
      • 業界構造の把握の基本
        • ダウンフロー型
        • マーケットプレイス型
      • 業界構造変化の本質
        • プロフィット
        • 情報の流れ
        • モノの流れなど
    7. 市場、顧客、マクロトレンドの情報源とアクセス方法
      • 公開データ、非公開データ
      • 官公庁、マスコミ、業界誌、専門誌、シンクタンクレポート
      • ホームページ、ネット、SNS情報
      • 社内保有情報
      • インタビュー調査、アンケート調査、現場観察手法
      • ビッグデータ解析
  4. 競合情報収集・分析
    1. 事業・経営レベルのベンチマーキング
      • 競合分析の前に自社を分析せよ
      • 永遠に競合から学ぶことが最強の戦略
      • そもそも競合とは、競合の分類方法
      • 代替品・サービスは新たなエコシステム・ビジネスモデルから生まれる
      • 競合の何を分析するか?
        • 過去
        • 現在
        • 将来
      • 競合の分析と競争戦略の関係
    2. 事業・経営レベルのベンチマーキングの方法
      • BSCの4つの視点で競合の業績メカニズムを分析する
      • マクロ環境から競合の将来の方向性を予想する
    3. 技術ベンチマーキング
      • ビジネス競争における空間軸と技術の位置づけ
      • ビジネス競争における時間軸とは
      • 技術ベンチマーキングの目的、狙い
    4. 技術ベンチマーキングの原則
      • 競合を広範囲に見る (特に異業種)
      • 技術スペックだけで比較しない
      • 環境シナリオでも4つの階層視点で行いリアリティを得る
    5. 競合情報収集方法の確認
      • 競合情報の情報源
      • エコシステム・ビジネスモデル分析の方法
      • 公開特許情報収集
      • 特許調査結果の4階層ベンチマーキングへの反映
    6. 技術ベンチマーキングのステップと方法
      • 自社技術の確認
      • ベンチマーキング技術カテゴリー
      • 競合技術の分類と競合組織、企業の特定
      • 製品・サービスベンチマーク分析
      • 技術ベンチマーキング
      • 製品・サービス/技術マトリクス
      • 競合技術のイネイブラー (可能にする要因) の分析
      • バリューチェーンベンチマーク分析
      • エコシステム・ビジネスモデルベンチマーキング分析
      • 4階層連動ベンチマーキング
      • 環境シナリオ別技術ベンチマーキング
      • 競合の戦略シナリオと自社の成功要因分析
      • 戦略目標の設定と競争戦略企画
      • アクションプラン
  5. 調査力を上げる方法
    1. 身近な情報源を徹底活用する
    2. 常にビジネス戦略仮説を持ち、当たり外れを確認する
    3. 社内外のネットワークをつくる
    4. 現場感覚、肌感覚を鍛える (身体性や主観力)
    5. 予測とシナリオ分析
    6. 自ら情報発信し影響を周りに与え、最新のトレンドを生み出す側に回る
      • 異業種ワークショップなどの開催
      • コンソーシアムの発足、運営などの場づくり
      • キーパーソンとのネットワーク
    • 質疑応答

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 35,000円(税別) / 38,500円(税込)
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  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
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