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加速試験の計画・実施のポイントと効率的な進め方

加速試験の計画・実施のポイントと効率的な進め方

オンライン 開催 演習付き

概要

本セミナーでは、技術者・管理者を対象に、効率的な開発に役立てるための加速試験及び寿命予測の考え方、加速の条件や注意点について、基本的な予測モデルやデータ解析方法等を実習を交えて紹介いたします。
また、信頼性加速試験の国際規格 (IEC62506) について制定にかかわった立場から、IEC62506の概要を解説いたします。

開催日

  • 2022年2月10日(木) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 加速試験の基本
  • 加速試験の活用方法
  • 寿命データの解析方法
  • 寿命データのサンプル数

プログラム

 信頼性の高い製品を、より短時間に作り上げることが求められています。そうした中で加速試験の活用は魅力的です。が、加速試験は単に試験時間を短くしたり、寿命を正確に予測したりする手法ではありません。加速試験は、その結果を設計に生かして、高い信頼性を得る為に行うものです。そのため故障解析など自社のノウハウや、各種の信頼性モデル、市場の情報を活用して、設計に生かすことが重要です。
 この講座では、技術者・管理者を対象に、基本的な予測モデルやデータ解析方法等を再確認し、加速試験のポイントを紹介します。また機器、部品別の加速試験の特徴と実施上の勘どころについて解説します。

  1. 信頼性の確保と加速試験の役割
    1. 加速試験とは
    2. なぜ加速試験が求められるのか
    3. 信頼性の基礎概念
    4. ディペンダビリティ (総合信頼性) への拡張
    5. 信頼性の作り込みと加速試験の狙い
  2. 信頼性の設計と検証
    1. 信頼性の設計・評価と検証
    2. 信頼性を確認するための最小の試験規模 (演習)
    3. 信頼性データの解析 (ワイブル解析 演習)
    4. 解析結果に求められるもの
    5. 信頼性を作るのに必要な技術 (七つ道具)
  3. 加速試験とは
    1. 信頼性における試験の役割
    2. 加速試験は”言い当てる必要“はない
    3. 加速試験に求められること (加速の条件)
    4. 計画時のポイントと注意 (故障メカニズムへの着目)
      1. つの加速試験の特徴とメリット、および限界
    5. タイプ別の加速試験と実施タイミング
  4. 加速試験の計画と実施
    1. 加速試験の目的 予測と狙い
    2. 加速のモデル (数理的なモデルと故障物理モデル)
    3. 故障物理モデルと予測への活用 (演習)
      • アレニウス
      • SSモデル 他
    4. 加速の条件と試験での注意
    5. 定性的な試験の活用とタイミング
    6. 加速試験の留意点
  5. 加速試験の進め方の実際とコツ
    1. 機器の加速試験
    2. 部品・材料の加速試験
    3. 加速試験の準備と支援情報の重要性
    4. 加速試験結果の実施上のポイント・勘どころ (演習)
    5. 加速試験のメリットと限界とマネジメントの重要性
    • 補講) 信頼性加速試験の国際規格 (IEC62506) の概要
    • 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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