技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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本セミナーでは、伝送損失の少ない平滑面への回路形成へ向けた開発事例を詳解いたします。
また、接着剤フリー、銅箔粗化不要で接合強度を上げる方法を解説いたします。
(2022年1月12日 10:00〜11:30)
高速高周波回路基板の基材として、従来のポリイミドに代わって、比誘電率が2.1、誘電正接が0.0002ともっとも優れた材料であるポリテトラフルオロエチレン (polytetrafluoroethylene:PTFE) などのフッ素樹脂が期待されている。しかし、PTFEは、配線材として使われる銅との密着性が悪いという問題がある。フッ素樹脂表面改質方法としては従来から化学エッチング法があった。接着効果に優れているが、金属ナトリウム-ナフタレン錯体は劇物であり、人体や環境への負荷が大きい。また、回路基板として実用するには、樹脂表面を著しく粗化しており、基板の高周波特性に課題があった。
化学エッチングの解決する方法として、エキシマ光照射法、プラズマ処理法がある。その中で、真空中で良質なプラズマを発生させることで、銅との高い密着性と高周波特性を両立させた技術を紹介する。
(2022年1月12日 12:20〜13:50)
高周波帯域における電気信号の伝送損失を低減するためには、回路基板用絶縁材料として低誘電特性に優れる樹脂上に可能な限り平滑な界面で銅回路を形成する必要がある。これは、周波数の増大に伴い、電気信号が導体表面に集中して流れる表皮効果の影響が無視できなくなるためである。しかしながら、低誘電樹脂は異種材料との接着性に乏しく、投錨効果や接着剤に頼ることなく回路の密着信頼性を確保することは極めて困難な課題となっている。このような課題に対し、電子技研では、減圧プラズマ処理を用いた低誘電樹脂フィルムの表面改質により、薬液を用いた粗化処理等の前処理や接着剤を必要とせず、平滑界面のままのシード層も用いない直接銅メッキおよび銅箔と低誘電樹脂フィルムを直接接着する技術及び装置を開発しました。この技術を用いれば、100GHz帯までの高周波用途に活用できる低誘電樹脂 (ex.フッ素樹脂) 、低価格で数十GHz帯まで使用できる樹脂フイルム (ex.PET,PPS) を用いた単層、積層多層フレキシブル基板作成が可能になります。また、接着剤を用いる、熱圧着等他の接着方法の場合でも、薬剤による前処理を必要とせず、本手法での官能基付与により接着強度改善が可能になり、前処理薬材不使用での環境対応型の表面処理技術であり、SDGsへ貢献も可能となります。
ここでは、本表面改質の原理から実例及び信頼性までを解説し、各企業の今後のビジネス戦略を立てて行く為の情報を提供致します。
(2022年1月12日 14:00〜15:00)
弊社では、低損失の高周波伝送配線や高品質アンテナに適用可能な銅配線形成用材料として、フィルム基材に金属ナノ粒子を塗工した新シードフィルムを提案している。本シードフィルムは、基材を粗化することなく、「平滑な界面」において、ニッケルのような磁性材料を用いずに、基材と銅めっき膜の密着を確保できる。そのため、高周波帯域で電流が配線の表層に集中する『表皮効果』による『導体損失』を低減することが可能である。さらに、独自に開発した、シード層のみを選択的にエッチングするSemi Additive Processを活用することで、基材と銅配線の界面だけでなく、銅配線の表面 (残り三面) も平滑になるため、Beyond5G、ミリ波帯での伝送に対応可能な銅配線形成が期待できる。
本講演では、新シードフィルムを用いた銅配線の伝送特性評価結果や密着メカニズムについて紹介する。
(2022年1月12日 15:10〜16:40)
近年、基材特性を維持しつつ、表面層に高機能特性を付与する表面改質技術が注目されている。
本講演では、主に紫外光を利用した温和で簡便な表面化学修飾ナノコーティング技術を用いたポリマーおよびカーボン材料への各種官能基化技術による表面高機能化・界面制御技術について紹介するとともに、本技術を利用した5G用低損失基板に向けた高強度異種材料接合技術への応用展開についても紹介する。
日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
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2025/1/7 | 5G/6Gに対応するフレキシブル基材とFPC形成技術 | オンライン | |
2025/1/14 | 先端半導体パッケージに対応する材料・実装技術の開発動向 | オンライン | |
2025/1/14 | 高周波対応プリント配線板 (PWB) 作成に求められる回路形成・材料技術 | オンライン | |
2025/1/22 | エレクトロニクス実装の動向と回路設計技術及びマイクロソルダリングの基礎 | 東京都 | 会場・オンライン |
2025/1/24 | アナログ回路設計 入門 | オンライン | |
2025/2/5 | 先端半導体デバイスの多層配線技術と2.5D/3Dデバイス集積化 | オンライン | |
2025/2/21 | 実装ライン設計及びはんだ不良の原因と対策 | 東京都 | 会場・オンライン |
発行年月 | |
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2024/8/30 | 次世代パワーデバイスに向けた高耐熱・高放熱材料の開発と熱対策 |
2022/6/29 | 高周波対応基板の材料・要素技術の開発動向 |
2021/2/26 | 高速・高周波対応部材の最新開発動向 |
2019/1/29 | 高周波対応部材の開発動向と5G、ミリ波レーダーへの応用 |
2017/6/23 | 2017年版 EMC・ノイズ対策市場の実態と将来展望 |
2014/5/30 | 2014年版 EMC・ノイズ対策市場の実態と将来展望 |
2012/9/27 | 熱膨張・収縮の低減化とトラブル対策 |
2006/4/14 | 詳解 高周波通信用フィルタ設計手法 |
2005/5/13 | BGA・CSP・フリップチップはんだ接合部の加速試験と信頼性評価法 |
2003/11/18 | LSI設計の実戦ノウハウとプロセス知識 |
2003/3/14 | MOSのアナログ動作・基本とCMOS Op-Ampの設計技術 |
2002/6/12 | RF CMOS回路設計技術 |
2001/11/16 | CMOS-RF及びワイヤレスネットワーク端末への応用 |
2000/8/1 | ページャ受信機設計技術 |
1999/11/30 | 携帯無線端末のCMOS化のためのアナログ回路設計技術 |
1998/11/13 | CMOSアナログ回路設計技術 |
1991/6/1 | 高周波スイッチングコンバータ高性能化技術 |
1991/3/1 | プリント配線板洗浄技術 |
1988/3/1 | 実用高周波回路設計・測定技術 |
1987/12/1 | PLL制御回路設計事例集 |