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中長期「研究開発テーマ」の発掘・選定とその進め方

中長期「研究開発テーマ」の発掘・選定とその進め方

東京都 開催

開催日

  • 2019年7月10日(水) 10時00分 17時45分

プログラム

第1部. ファンケルにおける中長期研究開発テーマの立案と進め方

(2019年7月10日 10:00〜11:15)

 昨今、どの業界においても市場が変化するスピードが速くなっており、研究開発においてはいかにタイミング良く市場にマッチした製品を投入するかが求められている。そのため、新規事業も見据えて将来に向けての中長期的な研究を戦略的に進めることが重要である。一方、当社はベンチャー精神やチャレンジ精神を重要視する社風があり、常に新規事業の創出や事業拡大に対して全社的な社内提案制度などを活用しながら積極的に取り組んでいる。そこで、当社の研究開発についての考え方や技術開発への取り組みについて事例を交えながら紹介し、中長期研究テーマの立案や進め方、さらに継続判断の仕組みについて説明する。

  1. ファンケルの技術変遷と将来的な技術
  2. 社内提案制度・お客様の声の活用
  3. 研究開発の体制と仕組み
  4. 中長期研究テーマの設定と見直し方法
  5. 研究テーマの継続判断の仕組み
  6. 成功事例と失敗事例

第2部. 日本ペイントホールディングスにおける研究開発体制と中長期R&Dテーマの進め方

(2019年7月10日 11:30〜12:45)

 当社グループは2009年以降、サバイバルチャレンジと称して体質改善に取り組み、 2014年にNIPSEAグループ各社を子会社化したのち、大きな成長を遂げている。 2019年も1月に風力発電のブレード、コンテナ船の塗料を得意とする中国の 塗料メーカーを買収し、4月には豪州のDuluxGroupやトルコのBetek Boyaの 買収計画を発表するなど、M&Aを繰り返している。 一方では技術イノベーション、基盤技術による現行事業の支援など、グループ全体として オーガニックな成長を図っている。日本ペイントホールディングスのR&D本部は イノベーション・基盤技術深耕の中心的役割を果たしており、その活動について紹介する。

  1. 塗料業界の課題
  2. グローバルな観点での塗料産業の変化
  3. 顧客・市場の変化
  4. 環境への負荷低減
  5. 自動運転やデジタル化など技術革新への対応
  6. 当社グループの変遷
  7. グループとしての技術に関する課題
  8. R&Dをゼロベースで作る
  9. 風土改革
  10. イノベーション創出
  11. 基盤技術の維持・深耕
  12. サイエンティフィックアプローチ
  13. 技術の棚卸

第3部. 中長期ビジョンの策定と研究開発テーマの設定

(2019年7月10日 13:30〜14:45)

 「中長期ビジョンの策定と研究開発テーマの設定 (実践編) 」と題し、手法や課題について考える。テーマ選定には、ニーズからの抽出と、シーズからの抽出に区分しなければならない。「研究」と「開発」両方が融合しながら正しく理解して進めることが、テーマを評価・判断する重要なインプット情報と言える。更には、事業段階に於ける様々な評価が必要となり。テーマの選定には、市場への投入タイミングを計りながら進める事が重要です。その為に自社だけでなく、必要に応じて外部機関の活用を行う。大学、公的機関、企業との共同研究やビジネスマッチングによるイノベーションを加速させることも重要です。テーマ選定の実施事例を紹介いたします。

  1. 資源配分
    1. 重点化配分 (選択と集中)
    2. 研究・開発税制
  2. 評価のポイント
    1. FSでの評価
    2. テーマ探査段階での評価
    3. 「TRL (Technology Readiness Level) 技術成熟度レベル」
    4. 「新商品試作検証プロセス及び原価プロセスでの評価」
    5. 「R&Dを含めたテーマ選定段階の評価
  3. 事例紹介
  4. まとめ

第4部. 未来予測による将来ビジョンの描き方と研究開発テーマの発掘

(2019年7月10日 15:00〜16:15)

 過去を振り返ってみれば、我が国の主要産業は重厚長大から軽薄短小へと変化してきた。その大きな流れの下に、近年では情報通信分野が目覚ましい発展を遂げ、現在ICT、IoTさらにはAI技術へと留まるところを知らない。産業発展の節目節目で将来市場、技術の予測が実施されており、次世代テーマの発掘に努めてきた。将来予測は必ずしも当たるとは限らないが、全員が危機感を共有し強い意志をもって将来予測を試みることは極めて重要である。本講演では、最初に将来市場、技術の予測の方法論と課題について述べ、長期的視点で物事を捉えるときの重要ポイントを提示する。次に将来予測から研究開発テーマを発掘する際の様々な手法について、実例を挙げながら具体的に示す。

  1. 日本の産業構造の変遷と今後
  2. 長期的視点が重要となった背景
  3. 将来予測の目的、方法論と課題
  4. 将来予測の想定期間と予測手法
  5. 将来市場・技術の予測の難しさ
  6. マクロトレンド及び定量的・定性的変化
  7. 技術ロードマップの活用
  8. 将来ビジョンから目標事業領域の策定
  9. 新規事業創出に向けた研究開発テーマの発掘
  10. 研究開発ポートフォリオ
  11. コア技術、コア技術戦略
  12. 技術企画部門の役割

第5部. 競争戦略と研究開発

(2019年7月10日 16:30〜17:45)

 マイケルポーターは、その著名な著書“競争戦略“の中でポジショニングの重要性について言及している。その理由は、優秀な経営管理は模倣されやすく、その効果は一過性であるため、企業が持続的成長を図るためには、業界内の優位なポジションを獲得する事で、容易に模倣する事が難しい競合他社との差別化を図る事が重要であると考えたからである。では、企業が優位なポジションを獲得するためには何が必要なのか。
 本講義では、タイヤ産業を例に、顧客資料である自動車産業の技術革新の動きをどう捉え、タイヤメーカー各社がどの様な競争戦略の上に立って、R&Dの方向性や具体的な技術開発テーマを決めているのかを考察する。

  1. 戦略の本質
  2. 戦略より大切な事
  3. ブリヂストン社の歴史
  4. ブリジストン社概要
  5. タイヤ産業を取り巻く環境
  6. タイヤ構造
  7. 自動車産業の動向とタイヤ性能に与える影響
  8. タイヤ産業各社の取り組み
  9. まとめ

講師

  • 粂井 貴行
    株式会社 ファンケル 総合研究所 化粧品研究所
    所長
  • 小畑 裕作
    日本ペイントホールディングス 株式会社 R&D本部
    執行役員 本部長
  • 池端 正一
    大和ハウス工業株式会社
    副理事
  • 鈴木 薫
    株式会社ブリヂストン 新事業戦略企画部
    主幹フェロー

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

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