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ものづくり・問題解決のための機器分析の選択と進め方

手法選択・分析設計のための

ものづくり・問題解決のための機器分析の選択と進め方

~セオリーと事例・ケーススタディーで学ぶ分析実践力~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、機器分析の始め方、どのような手順で分析を進めるのか、現象・状況に合わせた分析設計方法、事例・ケーススタディーによる実践、モノづくりの進め方について、事例を交えながら分かりやすく解説いたします。

開催日

  • 2025年7月23日(水) 10時30分16時30分

受講対象者

  • 研究開発、モノづくりに携わる方
  • 品質保証部門の方
  • 製品トラブル解決に関わる方
  • 分析部門の方
  • 上記に関わる管理者

修得知識

  • 分析の基礎
  • 分析の手順
  • 現象、状況に合わせた分析設計の方法
  • 事例、ケーススタディーによる実践力
  • モノづくりの進め方

プログラム

 研究開発はもちろん、品質保証に関わる製品試験、不具合トラブル解決などありとあらゆるモノづくりの場面で機器分析は必要不可欠です。一部では実験が主役であると考えられているケースも少なくないですが、実験をいくらしても分析ができなければ何も言えません。分析は実験と切っても切り離せないセットのものであり、モノづくりにおいて必要不可欠なものです。
 しかし、現実には個々の分析手法の理解が不足していることはもちろん、それに加えて、分析の進め方、すなわち、分析設計ができていないことがほとんどです。とりあえず、手近にある分析を行う、いつも同じ金太郎飴のような分析評価しかしないというようなことは日常茶飯事です。これでは、真実の姿は何も見えてきません。
 本講では、分析手法の解説はもちろん、モノづくりや問題解決のための手法選択から分析の進め方といった分析設計について、基本となるセオリーから豊富な事例やケーススタディーを用いて、詳細に解説します。

  1. イントロダクション
    • 分析というものについて誤解を解き、改めて正しく理解するためにイントロダクションとして整理します。
      1. 分析とは
      2. 分析の位置づけ 『悪しき誤解』
      3. 実験との関係性
      4. 高機能化の弊害の注意点 など
  2. 分析活用の場面
    • 分析用いられる様々な場面について分類しつつ、それぞれについて分析をどのように考えてために必要となる特徴、要件などについて解説します。
      1. 主なタイプ
      2. 品質管理
      3. トラブル対応
      4. 開発 (R&D) など
  3. 分析設計
    • 様々な場面、状況をケーススタディーとして紹介しながら、実際にどのように分析を設計するかについて解説します。
  4. 接着・剥離を例とした実例
    • 現代社会における基盤技術の一つである接着について、主に接着不良、トラブルの解析を例としてどのように分析設計を行うかについて解説します。
      1. 分析設計 (分析フロー)
      2. 不良要因
      3. 問題解決アプローチ例
      4. ファーストアプローチ
      5. 対象別候補手法例 など
  5. 手法選択
    • 様々なケース、対象物、減少などについて、どのような観点、考え方で手法選択を行うかについて解説します。
      1. 材質による選択
      2. 場所、領域による選択
      3. 情報による選択
      4. 分析手法リスト など
  6. 代表的分析手法
    • 研究開発、トラブル解析、問題解決などで用いられることが多い代表的な分析手法について解説します。
      1. 赤外分光法
      2. ラマン分光法
      3. X線光電子分光法
        • XPS
        • ESCA
      4. オージェ電子分光法 (AES)
      5. 二次イオン質量分析法 (SIMS)
      6. X線マイクロアナライザ (EPMA)
      7. 蛍光X線分析法 (XRF)
      8. SEM、TEM
      9. 走査型プローブ顕微鏡 (SPM)
      10. クロマトグラフィー
      11. 熱分析 など
  7. ケーススタディー
    • ここまでで解説した分析設計の考え方、分析手法の特徴を踏まえつつ、現実に起こる典型例について分析の進め方について解説します。
      1. ケース1:異物 (露出、内部)
      2. ケース2:汚染
      3. ケース3:劣化
      4. ケース4:条件検討、モニタリング
      5. ケース5:インライン
  8. 事例 & 演習
    • 実例を用いたケーススタディーとして実際の分析結果を示しながら、一部演習形式で分析を実際に考えることで学ぶを深めます。
      1. 配線上異物 (露出)
      2. 異物分析 (内部)
      3. アルミ上異物 (シミ)
      4. アルミ上汚染 (ハジキ)
      5. 塗膜ハジキ (ハイブリッド分析)
      6. フィルム上異物 (ハイブリッド分析)
      7. 混合物分析
      8. フィルム上汚染
      9. 表面処理の解析
      10. プロセス評価 (経時変化)
  9. まとめ
  10. 質疑応答

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

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  • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

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ライブ配信受講の場合、別途テキストの送付先1件につき、配送料 1,100円(税別) / 1,210円(税込) を頂戴します。

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  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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