技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

パワーデバイス用封止樹脂の高耐熱化と封止技術

パワーデバイス用封止樹脂の高耐熱化と封止技術

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2017年7月14日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 熱硬化性樹脂・エポキシ樹脂に関連する技術者、品質担当者、ユーザ
    • 塗料
    • 接着剤
    • 土木・建築
    • 複合材料
    • 電子材料
    • 合板
    • 成形材料
    • 鋳物 など
  • 熱硬化性樹脂の合成・応用に関わる技術者、研究者、開発者
  • エポキシ硬化剤に課題のある技術者、研究者

プログラム

第1部 次世代パワーデバイス向け高耐熱実装材料の開発動向と信頼性評価

(2017年7月14日 10:30〜12:10)

 次世代パワーデバイスSiCの製造技術に目途が立ち、実用化検討の段階にあります。しかし、その性能をフルに活用すべく、パッケージ、モジュールの材料開発はまだ、開発途上にあり喫緊の課題となっている。本講座でその課題と材料開発の指針を提言したい。

  1. パワーデバイスモジュールの市場及び技術動向
  2. 次世代パワーデバイスSiC,GaNの性能と応用
  3. SiC等大電流パワーモジュール実装材料評価と課題
    • KAMOME – I,II
  4. SiC等大電流パワーモジュール実装材料評価・開発支援
    • KAMOMEIII
  5. パワーサイクルテスト (PCT) とサーマルサイクルテスト (TCT)
  6. 評価用簡易パッケージ、簡易モジュールを用いた評価
  7. 次世代パワーデバイス用耐熱性封止材料の性能と課題
  8. 耐熱性、熱膨張率、熱伝導率と封止用樹脂の設計
  9. 相互反応及び変性を利用した耐熱性樹脂の可能性
    • エポキシ樹脂
    • ベンゾオキサジン樹脂
    • ビスマレイミド樹脂
    • シアネートエステル樹脂
  10. 空冷も加味した大電流パワーモジュール材料開発支援ニュープロジェクト
    • KAMOME A – PJの紹介
    • 質疑応答

第2部 車載電子製品の高放熱実装設計と封止技術

(2017年7月14日 13:00〜14:40)

 自動車分野では、2000年代の電動化の進展に引き続き、自動運転車両の開発が加速している。そのため、車両に搭載される電子制御製品が増加し、その重量も増加している。小型軽量化がすすめられ、アクチュエータとコントローラを一体化する形態の機電一体製品が増加する傾向である。そのため、電子製品の使用温度環境はさらに厳しくなり、電子製品の信頼性を左右する接続部の信頼性確保が重要である。信頼性確保に有効である技術の一つとして、樹脂封止技術を、放熱設計の考え方と合わせて解説する。
 前半では、熱環境の厳しさがもたらす問題点を解説する。そのうえで、樹脂封止技術の開発を進めるポイントを説明する。

  1. カーエレクトロニクスの概要
    1. 環境対応
    2. 安全技術と自動運転
  2. 車載電子製品と実装技術への要求
    1. 信頼性
    2. 低燃費対応を実現するための要件
  3. 熱設計のポイント
    1. 樹脂回路基板製品における注意点
    2. 放熱材料開発における注意点
    3. 実例紹介 (他部位への影響)
  4. 樹脂封止技術
    1. 機電一体製品の増加と熱設計
    2. 信頼性を向上させる樹脂封止技術
    3. 封止樹脂に求められる特性
    4. 樹脂封止技術の開発と事例
  5. 将来動向
    1. 電子PF設計
    2. さらなる小型軽量化に向けて
    • 質疑応答

第3部 SiCパワー半導体向け封止用樹脂の高耐熱化技術

(2017年7月14日 14:50〜16:30)

 本講座では、半導体封止樹脂の基礎から今後益々重要となってくるSiCパワーデバイス向けの半導体封止樹脂の最新の高耐熱化技術を解説します。

  1. 半導体封止用樹脂の基礎
    1. 半導体封止用樹脂とは?
    2. 半導体封止用樹脂の構成
    3. 半導体封止用樹脂の製造プロセス
    4. 半導体封止用樹脂の使われ方
    5. 半導体封止樹脂に使われる原材料
  2. SiCパワー半導体向け封止用樹脂の開発動向
    1. パワーデバイスの市場、ロードマップ
    2. パワーデバイス構造イノベーション
    3. SiCパワーデバイス向け封止用樹脂の開発コンセプト
    4. SiCパワーデバイス向け封止用樹脂の高耐熱化技術
    5. 更なる高耐熱化へ向けた取り組み
  3. 半導体封止用樹脂の車載用途への新たな展開
    • 質疑応答

講師

  • 高橋 昭雄
    横浜国立大学 大学院 工学研究院
    産学官連携研究員
  • 神谷 有弘
    名古屋大学
    特任准教授
  • 松尾 誠
    住友ベークライト 株式会社 情報通信材料研究所
    上席主幹

会場

株式会社 技術情報協会
東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 55,000円 (税別) / 59,400円 (税込)
複数名
: 50,000円 (税別) / 54,000円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 50,000円(税別) / 54,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 59,400円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 108,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 162,000円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/21 電源回路設計入門 (2日間) オンライン
2025/1/21 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基本特性と製造・加工技術および高機能化 オンライン
2025/1/21 電源回路設計入門 (1) オンライン
2025/1/21 分子シミュレーションによる高分子材料の内部構造と破壊メカニズムの解析 オンライン
2025/1/21 ポリウレタン樹脂原料の基礎と最新動向 オンライン
2025/1/22 欧州連合 (EU) の食品包装規制と安全問題の最新動向 オンライン
2025/1/27 高分子の結晶化メカニズムと解析ノウハウ オンライン
2025/1/27 増加する廃棄CFRP/CFRTPにおけるリサイクルの課題と炭素繊維回収の最先端およびRCF活用法と産業確立への指針 オンライン
2025/1/27 ポリフェニレンサルファイド (PPS) 樹脂の基本特性と製造・加工技術および高機能化 オンライン
2025/1/28 車載用プラスチック材料や成形法の基礎から最新活用法まで オンライン
2025/1/28 グリーンシートの成形プロセスと脱脂、焼成技術 オンライン
2025/1/28 電源回路設計入門 (2) オンライン
2025/1/29 ポリウレタン樹脂原料の基礎と最新動向 オンライン
2025/1/30 ポリウレタンの材料設計と構造・物性の制御と劣化対策 オンライン
2025/1/30 熱可塑性エラストマーの総合知識 オンライン
2025/1/30 重合反応の基礎・応用 オンライン
2025/1/30 ポリイミドの基礎とポリイミド系材料の低誘電率化・低誘電正接化 オンライン
2025/1/31 高分子へのフィラーのコンパウンド技術の基礎と応用 オンライン
2025/2/3 設計者CAEのための材料力学 (理論と手計算) オンライン
2025/2/5 先端半導体デバイスの多層配線技術と2.5D/3Dデバイス集積化 オンライン

関連する出版物