技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

医薬品包装における日・欧・米3極薬局方の相違点と必要な試験法

2016年4月に改正される最新情報も解説

医薬品包装における日・欧・米3極薬局方の相違点と必要な試験法

~法規制の現状、対応を知り、品質保証、設計開発に活かす~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、医薬品包装に係る法規制の国際的な最新動向と、企業としての対応・留意点を詳しく解説いたします。

開催日

  • 2016年4月28日(木) 12時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品包装に関連する技術者、開発者、品質担当者

修得知識

  • 日本薬局方
  • 米国薬局方
  • 欧州薬局方
  • 原薬等登録原簿制度
  • 包装材料のガンマ線滅菌
  • 包装材料に含まれる化学物質と健康影響要員
  • 化学物質のリスク評価方法
  • 化学物質のリスク管理

プログラム

 医薬品包装材料としてはプラスチックとゴム、ガラスが主に使用され、日欧米では薬局方により試験法と規格が規定されている。現在、国際調和会議 (ICH) により3極整合化が推進されているが、容器包装は未だ殆どテーマにならず、3極の規制には多くの相違点が見られる。特に日本の薬局方の具体的規格は水性注射剤容器のみであり、原材料の定義や規格は無く、欧米と比較して課題が多いのが現状である。
 2016年4月の第17改正では、包装に関する通則の追加が予定されている。又、医薬品包装の原薬等登録原簿制度 (マスターファイル) は、未実施の状況にある。医薬品は今後日本の有望産業として期待されているが、企業としては法規制の現状と産業界の対応を充分知った上で必要な試験を選択し、国内外の顧客への適切な品質保証が必要である。
 本講では医薬品へも影響の大きい食品包装規制における国の新方針、包装材料に含まれる化学物質と健康影響要因、リスク評価の考え方と企業としてのリスク管理の進め方に関し、事例を交えて紹介する。

  1. 包装を取り巻く環境
  2. 医薬品の包装材料の概要
    • プラスチック、ゴムとガラス、包装材料の使用割合 (食品包装)
  3. 医薬品規制の国際調和会議 (ICH) の進捗状況
  4. 日本薬局方 (JP) の試験法と規格
    • 本文と参考情報、プラスチック、ゴム、ガラス、第17改正案
  5. 米国薬局方 (USP) の試験法と規格、改正動向
  6. 欧州薬局方 (EP) の試験法と規格
  7. 3極薬局方の現状比較と重要相違点・留意点
  8. 良くある質問
    1. 原薬等登録原簿 (マスターファイル) 制度と包装材料の現状
    2. 包装材料のガンマ線滅菌の現状
  9. 医薬品包装のまとめ
  10. トピックス:食品包装規制における
    • 国の新方針 (2015.06) と医薬品包装への影響
  11. 包装材料に含まれる化学物質とリスク管理
    • 包装材料に含まれる化学物質と健康影響要因
    • 企業におけるリスク管理の進め方と事例、任意登録制度
  12. プラスチックのリスク評価の基本的考え方と事例
  13. まとめ – 企業としての対応 –
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/20 QA業務 (GMP監査・自己点検) 入門講座 オンライン
2024/12/20 医薬品開発段階での処方・製法変更におけるBE試験の考え方と生物学的同等性確保のための開発戦略 オンライン
2024/12/23 高分子延伸による分子配向・結晶化制御技術 東京都 会場
2024/12/23 計算ブラックボックスからの脱却と精度評価の本質に迫る オンライン
2024/12/23 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2024/12/23 日米欧当局のプロセスバリデーションにおける要求事項と承認申請にむけた準備について オンライン
2024/12/23 EUの包装及び包装廃棄物規則 (PPWR) と今後の日本の対応 オンライン
2024/12/23 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2024/12/25 グローバル開発における承認申請のための医薬英語/英文ライティング入門 オンライン
2024/12/26 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2024/12/26 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2024/12/26 原薬GMP/ICH Q7・Q11の要件理解と原薬プロセスバリデーション実施時の注意点 オンライン
2024/12/27 英文メディカルライティング基礎講座 オンライン
2024/12/27 医薬品製造現場におけるコスト削減と少人数体制のQC/QA業務効率化 オンライン
2025/1/6 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2025/1/6 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検 (データ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫) オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/6 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/1/7 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/5/7 機能性ポリエステルフィルム市場の徹底分析
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/30 水処理膜の製膜技術と材料評価