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メディカルライティング入門コース (2日間)

メディカルライティング入門コース (2日間)

~どのような総括報告書を作成しておけばCTDを効率的に作成できるのか、治験実施計画書から治験総括報告書へ試験方法を記載する際のヒント、文章構造の観点から試験結果を記載する際のヒントを伝授~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2016年2月26日(金) 13時00分 16時30分
  • 2016年3月25日(金) 13時00分 16時30分

受講対象者

  • 治験総括報告書に関連する担当者、管理者

修得知識

  • 正確で読みやすい文章を書くポイント
  • メディカルドキュメント作成のポイント
  • 治験の総括報告書の構成とガイドライン (ICH E3)
  • 治験総括報告書とCTDとの関係
  • 英文治験総括報告書の作成に欠かせない、英語のスタイルに関する知識
  • 日本人が特に間違えやすい英語表現や英文法
  • 日本語との共通点・相違点から見た、読みやすい英文の書き方
  • 英文治験総括報告書の試験方法、試験結果を記載する際のヒント

プログラム

2016年2月26日「治験総括報告書の各章・各項目記載時のポイントと間違えやすい点」

 「治験の総括報告書の構成と内容に関するガイドライン (ICH E3) 」は、単に総括報告書の書式を定めたものではありません。本講座では、E3ガイドラインの適用範囲や位置づけ、総括報告書とCTDとの関係について理解を深め、どのような総括報告書を作成しておけば、CTDを効率的に作成できるのかを考察します。また、総括報告書の各章・各項目記載時のポイント、間違えやすい点を丁寧に解説するとともに、日本語の読みやすさ、正確さにも触れ、総括報告書作成のスキルアップを目指します。

  1. 治験の総括報告書の構成と内容に関するガイドライン (ICH E3)
    - 適用範囲と位置づけ –
  2. 治験総括報告書とCTDとの関係
    1. CTDに関するガイドライン (ICH M4)
    2. CTDの標準的なフォーマット (審査管理課事務連絡)
  3. 治験総括報告書の各章・各項目記載時のポイント
    - ICH E3ガイドラインの項目順に、間違えやすい点を丁寧に解説 –
  4. 正確で読みやすい文章を書くには
    1. 主語、述語、目的語の関連が不明確になる原因
      • 文の出だしと結びの不整合
      • 名詞化 (Nominalization)
      • 「~について」、「~において/~における」
    2. 日本語を読みやすくするヒント
      • 「それぞれ」の使い方
      • 「及び」と「又は」
      • 結論を前に出す工夫
    3. 正確な記述への配慮
      • 適切な動詞の使用
      • 群としての変動と個々の被験者の変化
      • 変化量や群間差が負の値となる場合の注意点
    • 質疑応答・名刺交換

2016年3月25日「英文治験総括報告書の作成」

 英文治験総括報告書を初めて作成する方が疑問に思うであろう点、間違えやすい点をピックアップし、受講される皆様と同じ日本人ライターの視点から解説します。講師自身がスタイルや文法に関して迷った経験や、ネイティブ・チェッカーから指摘を受けた体験をもとに、英文治験総括報告書で頻出するスタイル・表現を重点的に取りあげ、すぐに役立つ知識の習得を目指します。

  1. 知っておきたい英語のスタイル
    • 句読点:カンマ、セミコロン、コロン、ピリオド
    • 列挙・箇条書き
    • 符号:引用符、ハイフン
    • 数字の表記
    • 単位の表示
    • 大文字の使用 (Capitalization)
    • アメリカ英語とイギリス英語の違い
  2. 注意が必要な用語
    • case / patient / subject (participant)
    • dose / dosage
    • ratio / proportion / rate / frequency
  3. 間違えやすい英語表現 – 日本人の視点から (1) –
    • among / between
    • according to / in accordance with
    • due to、caused by / because of、owing to
  4. 間違えやすい英文法 – 日本人の視点から (2) –
    • 数の一致 (単数形と複数形)
    • 主語と述語の整合性
    • 並列構造
    • 不定冠詞「a」と「an」
  5. 読みやすい英文を書くには – 日本語との共通点・相違点を踏まえて –
    • 主語と述語の配置
    • 修飾語の配置
    • 適切な動詞の使用
    • 略号使用時の留意点
  6. 試験方法を記載する際のヒント – 治験実施計画書から治験総括報告書へ –
  7. 試験結果を記載する際のヒント – 文章構造の観点から –
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 大谷 雅子
    フリーランス メディカルライター

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
  • 2016年2月26日: 品川区立総合区民会館 きゅりあん 4F 第1特別講習室
  • 2016年3月25日: 品川区立総合区民会館 きゅりあん 5F 第1講習室
東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 57,000円 (税別) / 61,560円 (税込)
複数名
: 30,000円 (税別) / 32,400円 (税込)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 57,000円(税別) / 61,560円(税込)
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  • 通常2コース 受講料 : 82,080円 (税込) → 2コース申込 割引受講料 61,560円 (税込)

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