技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

治験薬の開発段階に応じた規格値設定/変更管理と分析法バリデーション実施範囲

治験薬の開発段階に応じた規格値設定/変更管理と分析法バリデーション実施範囲

~3極が求める開発段階/申請段階の差異とフルバリデーション実施のタイミング~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2015年12月17日(木) 10時15分 16時45分

修得知識

  • 改正治験薬GMPのポイント
  • 開発段階の規格及び試験方法の設定と変更管理の考え方
  • 承認申請時における分析法バリデーションの必要範囲
  • フルバリデーション実施への考え方
  • 開発段階における「規格」の設定と申請段階で設定するものとの差異
  • 有効期間の設定のための安定性試験の対応や有効期間の延長の方法
  • 開発段階で必要な品質確保のポイント (技術移転、変更管理、逸脱対応)
  • 当局査察のポイント

プログラム

第1部 承認申請に必要な開発段階毎の分析法バリデーション実施範囲

~規格値・分析法の変更管理とフルバリデーション実施のタイミング~

(2015年12月17日 10:15〜12:45)

 各種ガイドライン、治験薬GMPや臨床試験におけるレギュレーションを踏まえ、開発初期から承認申請までの段階に応じた分析法バリデーションの実施の範囲をわかりやすく解説します。また、分析法の変更管理やフルバリデーション実施のタイミングなど承認申請に向けての実際的な対応も解説します。

  1. 医薬品開発におけるCMC
    1. 規格及び試験方法の開発の流れ
    2. 臨床試験におけるレギュレーション
  2. 治験薬GMPとバリデーション
    1. 改正治験薬GMPのポイント
    2. 開発初期における分析法バリデーション
  3. 開発段階における分析法の変更管理と再バリデーション
    1. 開発段階における変更管理の目的
    2. 開発段階における変更管理の実際と再バリデーション
  4. 承認申請時における分析法バリデーションの必要範囲
    1. 原薬及び製剤の試験項目,試験方法
    2. 分析法バリデーションの実施範囲
  5. フルバリデーション実施のタイミング
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 治験薬における規格設定・安定性試験と開発段階での品質確認

~3極の当局が求める開発段階での規格設定と申請段階との差異~

(2015年12月17日 13:30〜16:45)

 申請時の規格の設定の妥当性については、ロット分析の結果、分析法バリデーションの結果を踏まえ、ライフサイクルを通じて一定の品質の製品を供給するために製造の工程能力並びに品質の考え方に基づいて設定する。一方、開発段階における「規格」の設定は、どのようにして治験薬の品質を確保するかを前提にして設定する。解説する。特に申請段階については、を説明する。また、有効期間の設定のための安定性試験の対応や有効期間の延長の方法についても解説する。更に開発段階で必要な品質確保のポイント (技術移転、変更管理、逸脱対応) についても当局査察のポイントも交えて解説する。

  1. 規格設定の考え方
    1. 申請規格の設定方法
      • 妥当性の根拠の提示方法
      • ロット分析の結果と分析法バリデーション結果の取り扱い
      • 出荷のための判定基準と有効期間を考慮した判定基準
    2. 開発期間中の治験薬の規格設定
      • 報告が必要な閾値 (Reported Threshold) と規格の考え方
  2. 有効期間の設定と安定性試験の考え方
    1. 安定性試験の目的と条件設定
      • 試験のデザイン (マトリキシングとブラケット)
      • 安定性データの評価方法
    2. 有効期間の設定と開発期間中の延長の方法
  3. 品質管理のポイント (リスク管理の重要性)
    1. GMP査察と試験検査室管理
    2. 変更管理、逸脱管理での問題点
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 山田 龍彦
    キッセイ薬品工業 株式会社 品質保証部 品質保証第二課
    参与
  • 伊東 雅夫
    大杉バイオファーマ・コンサルティング 株式会社
    代表取締役社長 / CMCコンサルタント

会場

芝エクセレントビル KCDホール
東京都 港区 浜松町二丁目1番13号 芝エクセレントビル
芝エクセレントビル KCDホールの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 51,300円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,000円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 25,000円(税別) / 27,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 51,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 54,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 81,000円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/29 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/29 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/1/30 変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) オンライン
2025/1/30 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン
2025/1/30 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2025/1/30 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/1/30 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2025/1/30 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 東京都 会場・オンライン
2025/1/30 導入品 (アカデミアへの委託試験も含む) の信頼性基準対応と信頼性基準試験の生データの取扱い オンライン
2025/1/31 GMP対応工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2025/1/31 リスクベースのGCP監査 オンライン
2025/2/4 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/2/5 GMP省令が要求するQAの逸脱の防止対策とCAPA/変更管理 オンライン
2025/2/7 GMP対応工場「設計/施工」「維持管理/保守点検」コース (2日間) オンライン
2025/2/7 GMP対応工場 (増築・新規構築) における設計/施工時の注意点とURSの具体的記載例 オンライン
2025/2/7 CMC試験におけるOOS・OOT 判断/発生時の対応 オンライン
2025/2/12 改正GMPを踏まえた医薬品品質システム (PQS) 構築と品質照査の実務・統計的手法の活用 オンライン
2025/2/12 局方/GMPに対応する不純物の評価・管理及び原薬出発物質の選定/妥当性/CQA・CPP設定 オンライン
2025/2/12 QA担当者が抑えるべきGMP適合性調査対応と査察当局による指摘事例と対策 オンライン
2025/2/14 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/10/15 医療機器のプロセスバリデーション (PV) と工程管理
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール