技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

環境モニタリング設定根拠および洗浄・滅菌作業ノウハウ【コース】

環境モニタリング設定根拠および洗浄・滅菌作業ノウハウ【コース】

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、環境モニタリング設定根拠および洗浄・滅菌作業ノウハウセミナーを2テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 92,340円(税込) → 割引受講料 66,690円(税込)
通常受講料 : 85,500円(税別) → 割引受講料 61,750円(税別)

開催日

  • 2014年8月28日(木) 10時30分 16時30分
  • 2014年8月29日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品製造・製薬における製造の担当者、管理者

プログラム

クリーンルームにおける洗浄技術・滅菌作業ノウハウと環境モニタリング

(2014年08月28日)

NPO法人バイオメディカルサイエンス研究会
三好 哲夫 氏

 無菌的管理技術を要求される医薬製造・やバイオセーフティ関連の現場において清掃・消毒・滅菌についてどうすればいいか。また、その検証と清浄基準値に適合できるか。
 教科書にない私の体験と現場の写真等をふんだんにもちクリーン施設管理・維持管理・社員教育をお伝えしたいと思います。

  1. クリーンルームの清浄度に応じた清掃方法
    1. クリーンルームの微生物制御
      1. 微生物の種類
      2. 環境微生物の特徴
    2. 環境微生物の由来と定住性
    3. 環境微生物の測定法 (環境微生物のモニタリング)
      1. 環境落下菌
      2. 環境浮遊菌
      3. 環境付着菌
      4. 無菌検査
    4. 環境微生物の測定バリデーション
    5. 環境モニタリングデータの処理法 (評価)
  2. 洗浄・殺菌作業の現場技術 (サニーテーション計画)
    1. 洗浄・殺菌作業の役割
    2. 洗浄・殺菌の技術
    3. 洗浄・殺菌剤の選択
    4. 清掃用具の選び方
  3. クリーンルームにおける清掃しにくい場所への対応策
    1. 直感と観察力
    2. 原材料・人動線上から探る
      • 環境微生物
      • 常在菌
      • 消毒効果
      • 洗浄科学
      • 界面活性剤
      • 噴霧/清拭
      • 原材料/人動線
      • デッドポイント

※実技実習ができればいいなと考えています。

  • 質疑応答・名刺交換

環境モニタリングの重要性と設定根拠および検証方法 (PATの概念)

(2014年08月29日)

(株)大氣社 環境システム事業部 顧問
村上 大吉郎 氏

 既に正式に発表されているように、日本の当局は2014年5月19日に45番目のPIC/S加盟メンバーとして承認されている。PIC/Sにおける査察で特に求められる可能性が高いのは、無菌製剤や生物製剤ではあるが、非無菌製剤や一部の原薬向上への査察も行われるとされている。
 特に科学的論拠に基づく製造環境のモニタリングの実施が必須となるであろう。特にクリーンルーム環境における空調システムでは、アラート・アクションの明確な設定と管理であり、PAT (Process Analytical Technology) による手法が極めて有用である。
 PIC/S GMPの管理項目の内容はISOの基準を用いているが、その重要な概念がどこに存しているかを本講で具体的に列挙する。
 また、グローバルな医薬品製造の動向を踏まえた医薬品の製造と品質保証に必須と考えられる諸項目に焦点化して解説する。

  1. 無菌製剤および非無菌製剤それぞれの管理の考え方とアラート・アクションレベルの設定の意義と局方との関係
  2. 医薬品の品質における微生物管理と環境管理の関連性
    1. 非無菌医薬品に微生物の影響を及ぼす意味と範囲
    2. 無菌医薬品と異なる管理
  3. 環境微生物の挙動と生命体の科学的視点からの医薬品製造管理の重要性
    1. 医薬品の製造管理における環境と虫の管理
  4. 環境モニタリングの考え方と製造工程でのクリーンルームの滅菌・除染法、菌の増殖防止
    1. クリーンルームまたは清浄度の環境のモニタリングの必要性の範囲
    2. 製造環境の除染の重要性と菌管理の範囲
  5. PIC/S査察において想定される重要項目
    1. PIC/S GMPが求める医薬品製造に対するバリデーションの重要事項
  6. クリーンルームの環境管理と結露対策の重要性
    1. 原薬・中間体を含む製造および保管時の温湿度管理と結露対策の重要性
  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 三好 哲夫
    NPO法人 バイオメディカルサイエンス研究会
    環境衛生分野長
  • 村上 大吉郎
    平原エンジニアリングサービス 株式会社
    顧問

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

2014年08月28日:4F 第1グループ活動室
2014年08月29日:4F 第2特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 61,750円 (税別) / 66,690円 (税込)
複数名
: 32,500円 (税別) / 35,100円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料
    • 1名あたり定価半額の32,500円(税別) / 35,100円 (税込)
    • 2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
    • 同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    • 3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
    • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
    • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
      申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
    • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/27 医薬品製造施設 (バイオ、合成原薬、固形製剤、無菌製剤) の構造設備に関わるGMP講座 オンライン
2024/12/27 ICH品質関連ガイダンス視点から考えるCTD-Q記載要求事項と効率的申請資料作成法 オンライン
2025/1/6 開発段階に応じた治験薬GMP対応とICH Q14 (分析法の開発) への取り組み オンライン
2025/1/6 改正GMP省令、PIC/S DIガイドをふまえたGMP文書・記録の再点検 (データ改竄、捏造、隠蔽防止のための工夫) オンライン
2025/1/6 微生物が作るヌメリ (バイオフィルム) の形成制御、防止・洗浄技術 オンライン
2025/1/6 中小製薬企業のためのテーマ創出・研究開発・製品戦略の策定・推進 オンライン
2025/1/6 EU規制をベースにしたPharmacovigilance監査の基礎 オンライン
2025/1/7 医薬品モダリティ (抗体/核酸/中分子/再生医療) の実用化とDDS技術の特許戦略 オンライン
2025/1/8 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2025/1/8 GMP教育とQuality Culture醸成のポイント オンライン
2025/1/8 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン
2025/1/8 ガンマ線、電子線滅菌の特徴と使い分け、並びに滅菌バリデーション、承認申請時の留意点 オンライン
2025/1/8 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2025/1/8 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2025/1/9 注射剤の異物検査の方法と基準設定及び異物低減方法 オンライン
2025/1/9 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2025/1/9 原薬GMP基礎講座 オンライン
2025/1/9 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2025/1/10 NPV (Net Present Value) 計算による医薬品事業性評価の基礎知識 オンライン
2025/1/10 インド・中国における医薬品薬事戦略と現地対応ノウハウ オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/31 抗菌・抗ウイルス性能の材料への付与、加工技術と評価
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2020/10/30 クリーンルームの微小異物・汚染物対策と作業員教育
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集