技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

試験室管理におけるPIC/S GMP査察対応のポイント

試験室管理におけるPIC/S GMP査察対応のポイント

~技術移転の重要性も踏まえて~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2014年2月21日(金) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品・製薬における担当者、管理者

プログラム

 日本当局・厚生労働省 (実際の準備はPMDA) は昨年 (2012年) 3月9日にPIC/Sに加盟申請した。加盟の承認は当初より早まる可能性が高いことより、日本の企業は PIC/S GMPガイドラインに適合する準備をできるだけ早く構築しなければならない。PICS GMPは世界のグローバルスタンダードになりつつあり、日本ではガイドラインの位置づけでありながら、既に発出されているガイドラインより拘束力があると考えた方が妥当である。
 本講座では試験検査を実施する上での留意点等をお話し、その中で試験室管理を適切に進める上でどのような点に対応すべきかの基本要件について解説する。
また医薬品の研究開発から製造までの一連の流れのなかで、研究機関から製造所への技術移転は医薬品の品質を確保するためには重要なプロセスであるので、技術移転の留意点についてポイントを絞って説明する。
さらにPMDA及び企業の実務経験から見た試験検査室管理のハード面、ソフト面と技術移転の効果的な運営方法等を具体的な事例を交えてわかりやすく解説する。

  1. 強調したい点
  2. 日本GMPとPIC/S GMPの品質部門について
  3. 日米欧の規制要件とガイドラインについて
  4. 技術移転から試験検査への構図
  5. 試験検査の位置づけ
  6. PIC/S GMPガイドライン (品質管理関連)
    • Part1
    • Part2 (原薬GMPガイドライン)
    • Annex8 (原料及び包材のサンプリング)
    • Annex19 (参考品及び保存サンプル)
  7. 日本のガイドライン (品質管理関連)
    • GMP省令
    • 試験室検査室管理ガイドライン
    • 医薬品・医薬部外品GMP試験検査室管理指針
    • 技術移転ガイドライン
    • 改正GMP (2013年8月30日施行)
  8. 試験室管理について
    1. 試験機器のキャリブレーション
      • 定期点検・校正の方法と表示事項
      • 日常点検・校正の方法と記録
    2. 標準品、試液、試薬等の管理方法
      • 標準品の保管と使用方法
      • 試液の調製と表示事項
      • 標準品、試液、試薬の使用期限
    3. 無菌試験室の管理方法
      • 環境モニタリング
    4. 参考品、保存品の管理
    5. 安定性モニタリング
      • 安定性試験室又は安定性用インキュベーターの管理方法
      • 温度モニタリング
      • 停電対策とバックアップ対策
    6. 試験結果のレビュー
    7. 試験委託先の監査、取り決め書及び試験結果の確認 (COAの扱い)
    8. 試験に関するSOPの管理方法
  9. 試験検査室の指摘事項まとめ (ハード、ソフト)
  10. 技術移転について
    1. 技術移転に際して考慮すべき点
    2. 試験法の技術移転
      • 試験法の研究開発報告書 (規格及び試験方法等)
      • 試験法の技術移転計画書
    3. 原薬の技術移転
    4. 製剤の技術移転
  11. PIC/S査察時に予想される指摘・指導事項
    1. 品質管理関連 (試験検査室の管理等) の査察対応
    2. ドキュメンテーションの作成・管理の査察対応
    3. 倉庫・サンプリング室・保管室 (不合格品置き場) 管理の査察対応
    4. 逸脱・変更管理に関する査察対応
  12. PMDAのPIC/Sへの取り組み状況
  13. 日本企業の今後の対応策
  14. 確認問題
    • 質疑応答・名刺交換・個別相談

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/29 医薬品と医療機器の早期承認取得のためのPMDA戦略策定のポイント オンライン
2024/5/29 原薬におけるMF登録・記載・適合性調査・照会対応とプロセスバリデーション結果を基にしたMFへの落し込み オンライン
2024/5/29 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2024/5/29 非GLP試験における信頼性確保 東京都 会場・オンライン
2024/5/29 NGSを用いたウイルス管理 オンライン
2024/5/30 上級経営陣/責任役員にむけたGMP、GQP教育とQA/法令順守体制の整備 オンライン
2024/5/30 再生医療等製品/細胞加工製品の製造・QC担当者のためのGCTP入門 オンライン
2024/5/30 薬機法の実務を考慮した医薬品特許戦略の新たな視点 オンライン
2024/5/30 バイオ医薬品開発を目的としたタンパク質溶液の安定化と添加剤の効果/選定 オンライン
2024/5/30 プレフィルドシリンジ製剤の設計開発と材質特性・規制から見る課題解決 オンライン
2024/5/30 医薬品・医療機器包装における3極 (日欧米) 法規制の比較と申請書記載方法 オンライン
2024/5/30 成功/失敗事例から学ぶコンパニオン診断薬の開発戦略と課題 オンライン
2024/5/30 医薬品開発におけるグローバルマーケットを見据えた知財戦略と出願・権利化選定/評価 オンライン
2024/5/30 GCP監査の基礎と効果的な監査実施 オンライン
2024/5/31 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2024/5/31 医薬品包装資材の供給者管理と工程バリデーションの留意点・トラブル解決事例 東京都 会場・オンライン
2024/5/31 GMP工場の設備設計および維持管理のポイント オンライン
2024/5/31 非無菌製剤製造時の清浄度を考慮した品質管理と査察を意識した留意点 東京都 会場・オンライン
2024/5/31 動物用医薬品開発の為の医薬品試験データの活用法と評価 オンライン
2024/5/31 GMP事例集 (2022年版) 徹底解説セミナー オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/11/6 QC工程表・作業手順書の作り方
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集