技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

PIC/S FDA 施行通知改正をふまえたラボにおける生データの電子化と電子記録の信頼性確保

PIC/S FDA 施行通知改正をふまえたラボにおける生データの電子化と電子記録の信頼性確保

~ラボ機器・電子記録の真正性確保/データ完全性確保~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2014年1月28日(火) 10時30分 16時20分

修得知識

  • ERES/CSVの基礎
  • ラボ機器のデータ完全性確保のポイント
  • ラボ機器の合理的CSV方法
  • 適正管理ガイドラインの解釈と対応の実践手法
  • 適正管理ガイドライン査察への対応
  • FDAコンピュータ指摘の実際
  • PIC/SおよびEMA (欧州医薬品庁) のコンピュータ要件

プログラム

 PIC/S加盟承認を間近に控えGMP施行通知が改正され、DQの要件化や電子記録変更時の理由記録などが求められるようになった。本講座では、ラボにおける電子記録と生データの信頼性確保を目指したCSV実施方法とERES対応方法を、PIC/S要件、FDA要件、厚労省GMP要件をふまえて説明する。説明は下記項目を含み、また、付録CDに収載する豊富な解説文書により、後日の復習が可能である。

  • ラボ機器・電子記録の真正性確保
  • 紙生データ機器からの電子記録取り出しとデータ加工
  • HPLCの紙生データに対するFDA指摘
  • 監査証跡・定期レビューのPIC/S要件とFDA指摘
  • 既存機器/システムのバリデーション
  • HPLCのカテゴリ分類 (HPLCメーカによりカテゴリ分類が異なる)
  • カテゴリ3/4の分類基準とグレーゾーンのバリデーション方法
  • DQおよびリスクアセスメントの実施方法
  • IT基盤の適格性評価 (PIC/S要件)
  • スプレッドシートのバリデーション方法

ERES/CSVに馴染みのなかった方にも理解していただけるよう、ERES/CSVの基礎から説明する。FDAのコンピュータ指摘100件などを事例として紹介し、必要とされる対応レベルの感覚を身につけていただく。
ERES: Electronic Records, Electronic Signatures (電子記録、電子署名)
CSV: Computerized System Validation (コンピュータ化システムバリデーション)

第一部 これだけは知って頂きたいERES/CSVの基礎知識

  1. 電子記録・電子署名の要件
    • 厚労省ERES指針、Part 11、Annex11
  2. CSVの基礎
    • IQ/OQ/PQの要件と実施方法
    • DQとリスクアセスメント
    • URS、FS、DSなどの仕様書に記載すべきこと
    • バリデーション計画書/報告書などのCSVドキュメントに記載すべきこと
    • トレーサビリティマトリクスの活用
  3. GAMP5のポイント

第二部 生データの電子化対応

  1. 生データとは
  2. 紙生データHPLCへのFDAコンピュータ指摘
  3. 電子生データへの署名方法
  4. 電子生データに求められる監査証跡
  5. 電子生データの管理

第三部 コンピュータ化システム適正管理ガイドライン

  1. ガイドラインの基礎
  2. ガイドライン対応
    • 質疑応答集 (Q&A) のポイント
    • パブリックコメント当局回答のポイント
    • 構成設定とカテゴリ分類基準
    • カテゴリ3/4グレーゾーンのバリデーション
    • GAMP4/5ベースのCSVへの対応方法
    • 既存システムの対応方法
    • GMP適合性調査の実施方法
    • 治験薬GMP査察におけるガイドライン適用状況
    • 自己点検の項目

第四部 コンピュータ化システムのPIC/S対応

  1. PIC/Sとは
  2. PIC/S GMP Annex11「コンピュータ化システム」の要件
  3. PIC/S 査察官向けガイダンス PI 011-3

第五部 事例研究

  1. スプレッドシートのバリデーションと管理
  2. コンピュータ組込機器のバリデーション
  3. 監査証跡のレビュー:FDA指摘とAnnex 11要件
  4. Annex11に対するEMAのQ&A
  5. FDAコンピュータ指摘100件の紹介
  • 質疑応答
    • CSV/ERESに関し、日常の業務において困っていることや疑問などにお答えする。

<特典 付録CD付き>

講師

  • 望月 清
    合同会社 エクスプロ・アソシエイツ
    代表

会場

東京流通センター

2F 第5会議室

東京都 大田区 平和島6-1-1
東京流通センターの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名同時申込みで1名分無料 (1名あたり23,625円)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/14 洗浄バリデーションにおけるリスク評価と残留許容値設定/運用 オンライン
2025/2/14 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2025/2/14 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 オンライン
2025/2/14 R&D部門のデータ共有・利活用 (MI, AI) のためのデータ共有システム構築と進め方 オンライン
2025/2/14 医薬品製造現場で使われる暴露許容値 (PDE (ADE) 、OEL) の算出の基礎とその活用 オンライン
2025/2/14 アンメット医療ニーズ応答・事業価値最大化のポイント オンライン
2025/2/17 規制当局GMP査察における指摘事項と重大な指摘を回避するための事前対応のポイント オンライン
2025/2/17 GMP工場における設備・機器の維持管理 (保守点検) と設備バリデーションの実際 オンライン
2025/2/17 具体的データ事例を用いた安定性試験の統計解析と開発段階に応じた規格設定 オンライン
2025/2/17 リスクベースのGCP監査 オンライン
2025/2/17 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Dコース:CMC申請・薬事デザイン編) オンライン
2025/2/17 遺伝子治療用製品・細胞医薬品・ウイルスベクターコース (Bコース:非臨床安全性評価・臨床開発編) オンライン
2025/2/17 (薬物) 国内治験と国際共同治験のモニタリング業務の差異と実務対応力の習得 東京都 会場・オンライン
2025/2/17 アジア主要国のオーファンドラッグ薬事規制・承認申請の相違点と実務対応 オンライン
2025/2/17 日本のPV法規制とその特徴的要求事項 オンライン
2025/2/18 医薬品マーケティング・市場予測 オンライン
2025/2/18 基礎から考える医薬品の品質と開発段階に応じた規格及びその設定法 オンライン
2025/2/18 治験薬GMP 入門講座 オンライン
2025/2/18 CTD形式でのマスターファイル (MF) 関連の資料作成・試験データの纏め方と変更登録申請の留意点 オンライン
2025/2/18 PV・MA・マーケティング部門における医療情報データ (RWD) 活用の実践 オンライン

関連する出版物

発行年月
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (オンデマンド)
2019/11/21 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (DVD)
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発
2018/8/31 がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発
2018/7/31 医薬品・医療機器・再生医療開発におけるオープンイノベーションの取り組み 事例集
2018/6/29 医薬品グローバル開発に必要な英語実務集
2018/5/30 GVP Module改訂をふまえたEU Pharmacovigilance規制の実装