技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

GMP施行通知改正にともなう品質リスクマネージメントと電子記録の取り扱い方

GMP施行通知改正にともなう品質リスクマネージメントと電子記録の取り扱い方

~PIC/S GMPとの整合性と具体的な対応方法~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年7月26日(金) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 「GMP施行通知」改定への対応
  • PIC/S GMPとの国際整合性と具体的対応
  • PIC/S査察において積極的に実施される電子記録による査察

プログラム

 厚生労働省は、2013年6月14日に、「『医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令の取扱いについて』に関する意見募集について」と題したパブリックコメントの募集を開始いたしました。
 これはPIC/S GMPとの国際整合性を明確にするための、今後のGMP省令の取扱いに関する通知に関する意見を募集するものです。

 本通知 (案) では、

  • 品質リスクマネジメントの活用
  • 製品品質の照査におけるコンピュータ (電子記録) の利用
  • GMP施行通知の改正
  • バリデーション基準の見直し
    などが大きな改正点です。

 本通知は、2013年7月に発出される予定です。
 このように本邦において、PIC/S加盟のための準備が着々と進んでいます。
 製薬企業各社において、PIC/S GMPに対応した組織、基準、手順書等の構築は必須です。GMP施行通知の改定後は、すべてのプロセスにおいて「品質リスクマネージメント」の概念を導入しなければなりません。しかしながら、リスクマネージメントは難解で複雑です。
 どのようなSOPを作成すれば良いのでしょうか。
 またPIC/S査察においては、電子記録による査察が積極的に実施されます。
 多くの場合、電子で記録を作成し、紙に印刷後手書きの署名 (記名・捺印) を行うといった、いわゆるハイブリッド運用が行われていると思います。
 今後は、ハイブリッドシステムであっても、電子記録を調査されることになります。
 なぜならば、ハイブリッドシステムの問題点として、電子記録を改ざんし、再印刷の上で、バックデートで署名することが可能だからです。
 例え貴社のSOPにおいて、紙が原本である旨を規定していても、電子が原本と認定される可能性があります。
 PIC/S GMP対応では、これまでのJGMPとは大きく違った概念や、査察方法を理解しなければなりません。
 本セミナーでは、GMP施行通知の改正にともなう具体的な「品質リスクマネージメント」および「電子記録の取り扱い方法」について、分かりやすく解説いたします。

  1. GMP施行通知の改正の要点解説
    • 品質リスクマネジメントとは
    • GMPにおける電子記録の利用
    • あたらしいバリデーション基準について
  2. 品質リスクマネージメント概要
    • リスクとは
    • 品質リスクとは
    • どうやってリスクを定義するか
    • 品質リスクマネージメントの2原則とは
    • ICH Q9 「品質リスクマネージメントガイドライン」とは
    • GMPにおけるリスクアセスメントの実施方法
    • 品質リスクマネージメントプロセス概要
    • リスクマネージメント対応SOPの作成方法
  3. GMPにおける電子記録の活用
    • 電子が正か、紙が正か
    • ハイブリッドシステムとは
    • ハイブリッドシステムの問題点
    • 生産管理システムと電子記録
    • PIC/S査察における電子記録の調査方法
    • ER/ES指針とは
    • コンピュータバリデーションの実施方法
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 村山 浩一
    株式会社 イーコンプライアンス
    代表取締役

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第3グループ活動室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,667円 (税別) / 44,800円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/17 省力化・効率化で実践するCSVへのヒント オンライン
2024/12/17 デスクトップで行う医薬品市場予測のスキルアップと精度向上 オンライン
2024/12/17 医薬品製造現場におけるコスト削減と少人数体制のQC/QA業務効率化 オンライン
2024/12/17 LNP (脂質ナノ粒子) 製剤における品質評価/製剤設計・品質管理・製造プロセスとDDS技術・動向 オンライン
2024/12/17 GMPが空調設備に求める交叉汚染防止要件とその管理 オンライン
2024/12/17 無菌製剤・再生医療等製品の工場における査察対応とGMP改善業務 オンライン
2024/12/17 再生医療を含めた国際共同治験の進め方と各ステージ毎における対応手法 オンライン
2024/12/17 PV業務においてグローバルSOPとローカルSOPをどう棲み分け、整合性を図るか オンライン
2024/12/17 再生医療等製品の製造現場におけるGCTP適合性調査対策のポイント オンライン
2024/12/18 GMP省令改正に対応した供給者管理の留意点 東京都 会場・オンライン
2024/12/18 SDS・ラベル超基礎講座 オンライン
2024/12/18 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2024/12/18 バリデーション入門講座 オンライン
2024/12/18 ICH品質関連ガイダンス視点から考えるCTD-Q記載要求事項と効率的申請資料作成法 オンライン
2024/12/18 核酸医薬品の品質管理および分析・評価のポイント オンライン
2024/12/18 コンピュータシステムバリデーション (CSV) で要求される各規制・ガイドラインの理解 オンライン
2024/12/18 医薬品開発におけるマーケティングリサーチ手法およびデータの捉え方・活用のポイント オンライン
2024/12/18 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2024/12/18 標準品の品質試験法設定の基礎と注意点 オンライン
2024/12/18 造粒・打錠工程の基礎知識およびスケールアップ方法・トラブル対応 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)