技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ヒューマンエラー・逸脱を低減するGMP手順書・記録書の書き方と教育方法

ヒューマンエラー・逸脱を低減するGMP手順書・記録書の書き方と教育方法

~ヒューマンエラーを起こしやすい環境、起こしにくい環境~
東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年1月30日(水) 13時00分16時30分

受講対象者

  • 医薬品・製薬の品質担当者
  • 医薬品の生産に関わる方
  • GMP対応の担当者

修得知識

  • ヒューマンエラー防止活動の基本
  • SOPの作成のポイント
  • GMP教育のポイント

プログラム

 医薬品の特性上、医薬品製造業者は、最新版の手順書・SOPに則り、定められた製造・品質業務を適正に遂行し、規格に適合した品質を常に提供する責務があります。
 しかし、作業者はヒューマンエラーや想定外の逸脱作業により、意図しない規格外の品質の製品を製造し、市場へ出荷する危険性もある。
 そうすれば、患者への多大の負担と企業の社会的信頼性の損失を伴う。製造の「バイブル」である手順書・SOPの誤解・未咀嚼により発生するヒューマンエラー・逸脱は絶対に避けなければならない。
 本セミナーでは、GMP文書としての手順書・SOPに焦点を当て、手順書・SOPの作成方法、管理方法及びSOPの教育等について分かりやすく紹介します。

  1. ヒューマンエラー防止活動の基本
    1. ヒューマンエラーとは
    2. ヒューマンエラー発生特性
    3. ヒューマンエラー発生メカニズムと予防対策
    4. ヒューマンエラー防止日常活動の進め方
    5. 製造作業におけるヒューマンエラー未然防止活動事例
    6. それでもヒューマンエラーが減らない。なぜだろう!
  2. 逸脱管理の対応
    1. 逸脱って何だ!
    2. 逸脱の分類と発生原因
    3. 逸脱管理の適用範囲
    4. 逸脱管理実施およびCAPA措置手順書の作成方法
    5. 逸脱対応に対する考察
    6. 逸脱措置の根本的対応事例
  3. 記録書の作成のポイント
    1. GMP実践における「記録」の作成とヒューマンエラー
    2. 記録管理の留意事項
  4. ヒューマンエラーの発生を防止するためのSOPの作成のポイント
    1. 作業手順書・SOP作成の基本事項
      1. 作業手順書・SOPを作成する必要性
      2. 作業手順書・SOPのルール作りの心得
      3. 作業ミス軽減のためのSOP
      4. SOP作成のための15の心得
      5. SOP作成手順
    2. SOPのためのSOPの作成
    3. 文書作成の基本方策
    4. 作業手順書・SOPが遵守されない原因を考える
  5. 医薬品製造所におけるGMP教育のポイント
    1. 作業ミス軽減のためのGMP教育
      1. 予防措置
      2. 5Sの実施
      3. ヒヤリハット体験とシステム改善
    2. SOP教育の実践
      1. 教育三者の役割
      2. 教え方の4段階法
      3. 改善・工夫のステップ
      4. 「考える職員」へと勤しむ
      5. 受講者に求められる資質
      6. 教育訓練とSOP
      7. 教育訓練システムの作成手順
      8. SOP遵守の徹底化を知る

  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 河田 茂雄
    特定非営利活動法人 医薬品・食品品質保証支援センター (NPO-QAセンター)
    相談役

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4F 第2特別講習室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)
複数名
: 31,000円 (税別) / 32,550円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合、1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合、1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/10/14 医薬品の出荷判定業務の効率化とそのポイント オンライン
2025/10/14 医薬品GMP・部外品・化粧品製造現場における「人為的誤り」管理戦略と「ミス削減」の実践成功事例 オンライン
2025/10/14 リポソームと脂質ナノ粒子の基礎・調製・評価および応用のポイント オンライン
2025/10/14 再生医療等製品のプロジェクトマネジメントと事業性評価・薬事戦略 オンライン
2025/10/15 医薬品品質保証 (QA) の基礎とGMPドキュメント管理 オンライン
2025/10/15 CTD・照会回答で学ぶメディカルライティング実践と適切なレビューアプローチ オンライン
2025/10/15 医薬品事業におけるポートフォリオ戦略策定/ポートフォリオマネジメント オンライン
2025/10/15 開発段階/市販後における変異原性不純物の評価及び管理とCTD記載 オンライン
2025/10/16 GMP実務担当者が最低限知っておくべき必須知識 オンライン
2025/10/16 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2025/10/16 製薬用水の基礎と実践知識を理解する講座 オンライン
2025/10/16 点眼剤の処方化の基礎と製剤設計時に考慮すべき留意点と評価手法 オンライン
2025/10/16 リポソームと脂質ナノ粒子の基礎・調製・評価および応用のポイント オンライン
2025/10/17 CMC部門・研究部門での電子実験ノート利用における規制の実務対応 オンライン
2025/10/17 デスクトップで行う医薬品市場/売上予測手法スキルアップ講座 オンライン
2025/10/17 バイオ医薬品開発効率化のためのタンパク質の合理的デザイン法とそのノウハウ オンライン
2025/10/17 アレニウスプロットの作成とその測定数値の取り扱い オンライン
2025/10/17 動物用医薬品開発における薬事規制対応とヒト用医薬品における有効成分の汎用事例 オンライン
2025/10/20 業務手順書、作業手順書の作成・運用によるノウハウの継承 オンライン
2025/10/20 バイオ医薬品開発効率化のためのタンパク質の合理的デザイン法とそのノウハウ オンライン

関連する出版物

発行年月
2023/1/31 超入門 改正GMP省令セミナー
2023/1/31 新規モダリティ医薬品のための新しいDDS技術と製剤化
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法 (製本版 + ebook版)
2022/12/9 データインテグリティに適合するための電子/紙データ・記録の運用管理とSOP作成手法
2022/11/30 抗体医薬品製造
2022/7/29 ペプチド医薬品の開発・事業化戦略および合成・分析・製造ノウハウ
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策 (製本版 + ebook版)
2022/6/24 Trial Master File (TMF) の保管・電磁化移行とeTMFシステム実装時のSOP作成/指摘事例・対策
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/18 医療機器の設計・開発時のサンプルサイズ設定と設定根拠
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価