技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

国内/FDA査察との相違をふまえたPIC/S査察事例とSite Master File作成

査察対応準備から査察での特徴、指摘事項、改善対応まで事例を解説する

国内/FDA査察との相違をふまえたPIC/S査察事例とSite Master File作成

東京都 開催 会場 開催

グローバル対応が必須、品質情報/苦情処理の実施手順や発生事案まで検証!
PIC/S加盟当局による査察は何を見て、どんな要求をするのかを解説する特別セミナー!

開催日

  • 2011年1月27日(木) 10時00分 16時30分

受講対象者

  • 医薬品の品質管理担当
  • PIC/S査察対応の担当者

修得知識

  • PIC/Sの基礎
  • サイトマスターファイルの基礎
  • PIC/S加盟当局による査察対策のポイントと要求事項
    • PIC/S査察日程と事前準備
    • 査察の特徴
    • 指摘事項
    • 指摘への対応策

プログラム

第1部 サイトマスターファイルの実際 (10:00~13:00)

  1. PIC/Sの最新情報:FDAの加入、アセアンの動き、今後の見通しなど
  2. サイトマスターファイル (SMF) の内容および項目別記載例並びに解説
    • 会社に関する一般情報
    • 会社の品質マネジメントシステム
    • 従業員
    • 施設および設備
    • 文書管理
    • 製造
    • 品質管理
    • 契約による製造
    • 配送、苦情、製品欠陥および回収
    • 自己点検
    • アペンディックス
    • 有効な製造承認書の控え
    • 製剤に使用した原薬の医薬品国際一般名 (INN) を含む製造品目 (製剤・原薬) のリスト
    • 有効なGMP適合証明書の控え
    • 組織図
    • 工程、設備、廃棄物および人の流れを含む製造区域の平面図
    • 水処理システムの略図
    • 再適格性評価の頻度を含む主たる製造設備および試験検査装置のリスト
    • 住所および連絡先情報を含む受託業者のリスト
  3. SMFの改訂ドラフトと旧版との比較による変更/追加内容の確認
  4. 追加内容の重要ポイントの理解
    品質マネジメントシステムとマネジメントに求められる新たな責任、サプライチェーン
    • 質疑応答・名刺交換

第2部 PIC/S査察事例・事前対応とFDA/日本との違い (13:50~16:30)

 ICH Qトリオに基づく高度なPQS (Pharmaceutical Quality System (医薬品品質システム) の構築が要求されるPIC/S加盟当局による査察について、査察対応準備から査察での特徴、指摘事項、改善対応について事例解説します。
 また、査察対応ではCAPAシステムをはじめとして、グローバル対応の取り組みが必須の状況であり、顧客対応としての品質情報/苦情処理の実施手順や発生事案がクローズするまでの対応過程も品質マネジメントシステム (QMS) の一環として検証されてきています。
 今後、グローバルスタンダードと成り得るEU-GMP、PIC/S GMPが要求するSite Master Fileでの留意事項とその対応などPQSを成す品質マネジメントシステムとサブシステムの査察内容を中心に、その準備及び査察対応事例について解説する。

  1. 査察事前対応・準備編 (国内・FDA査察との相違点を含めて)
    1. PIC/Sの概要について
      1. PICとPICSの成り立ち
      2. PIC/Sの経緯
      3. PIC/Sの役割と機能
      4. PIC/Sの今後の展望
    2. PIC/S覚書「原薬の査察」について
    3. PIC/S医薬品GMPガイド/EU‐GMPに於ける査察での留意 (事前準備) 事項
    4. EU GMP Guideline (PartⅢ) Site Master Fileの作成及び記載内容に関する
      医薬品製造業者に対する通知の留意点
    5. 査察日程決定後からの準備態勢 (事前提出資料~査察当日までの対応スケジュール)
  2. 査察事例編 (査察の特徴と指摘事項及びその対応について)
    1. 豪州当局による査察事例
    2. 加州当局による査察事例
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 冨田 貞良
    国際薬制コンサルタント 元 エーザイ (株)
  • 深田 能成
    第一三共プロファーマ(株) 小田原工場 管理部長

会場

大田区産業プラザ PiO

A+B会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 47,250円 (税込)
複数名
: 38,000円 (税別) / 39,900円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名で参加の場合1名につき 7,350円割引
  • 3名で参加の場合1名につき 10,500円割引 (同一法人に限ります)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/1/29 製造管理/品質保証担当者の質を高めるための教育訓練 オンライン
2025/1/29 洗浄バリデーションの基礎と残留許容値、回収率設定の科学的根拠の示し方 オンライン
2025/1/29 日米欧主要国の医療・薬価制度の概要と価格戦略のポイント オンライン
2025/1/29 細胞培養 超入門講座 オンライン
2025/1/29 再生医療等製造施設におけるGCTP (製造管理・品質管理) 対応のポイントと査察対応 オンライン
2025/1/29 凍結乾燥製剤の基礎、スケールアップ技術とバリデーション実施のポイント オンライン
2025/1/29 炎症性腸疾患における治療・薬剤選択の実際と今後の展望 オンライン
2025/1/29 医薬品企業における英文契約書読み方基礎講座 オンライン
2025/1/29 FDA査察対応セミナー 入門編 オンライン
2025/1/30 変更管理・逸脱管理 (リスクのクラス分類と運用の留意点) オンライン
2025/1/30 一般医薬品における技術移転 (製法・試験法) の手順と同等性の評価方法 オンライン
2025/1/30 医薬品凍結乾燥の条件設定、設備、バリデーション、スケールアップおよび失敗事例と対策 東京都 会場・オンライン
2025/1/30 一般医薬品向け: CTD-M2作成 / 規格及び試験方法と分析法バリデーション / 技術移転と同等性評価 (全3コース) オンライン
2025/1/30 CTD-M2 (CMC) 作成セミナー オンライン
2025/1/30 一般医薬品における有効期間を考慮した規格及び試験方法の設定と分析法バリデーションの実施方法 オンライン
2025/1/30 導入品 (アカデミアへの委託試験も含む) の信頼性基準対応と信頼性基準試験の生データの取扱い オンライン
2025/1/30 医薬品工場の空調設備設計とバリデーション実施のポイント及びトラブル対策 オンライン
2025/1/30 医薬品CMC開発における治験薬GMP対応 オンライン
2025/1/30 製薬業界で必要となる創薬企画の発想法とBeyond-the-pill/Around-the-Pillのトレンド オンライン
2025/1/30 敗血症の病態/診断/治療の現状と医療現場が求める新薬像 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/2/25 CAPA規程・手順書・様式