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化粧品使用感における官能評価法の基礎と使用感開発への応用

化粧品使用感における官能評価法の基礎と使用感開発への応用

~お客さまが求める化粧品使用感の探求・開発と訴求展開~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、化粧品の商材力を高める感性価値について使用感の探求、開発、商品への反映を実データに基づいて詳解いたします。

開催日

  • 2013年4月18日(木) 12時30分16時30分

受講対象者

  • 化粧品に関連する広報・マーケティング担当者
  • 化粧品の商品開発、新規事業担当者、管理者
  • 化粧品の技術者、研究者

修得知識

  • 官能評価の考え方の基礎とその多角的な応用についての習得ができる。
  • 官能評価が科学的見地に基づいた客観的な評価法であることが理解できる。
  • SDP (感性価値開発設計する手法) の真髄を習得できる。
  • 化粧品の商材力のもとである使用感についての関心や見識が高まる
  • 化粧品の使用感における【集・創・伝】の体系の実際を習得できる。
    • お客さまの求める使用感を探求・収集する【集】
    • その使用感を創造し商品設計に反映させる【創】
    • お客さまの共感を呼ぶ訴求情報を開発する【伝】

プログラム

 化粧品は工業製品でありながら文化財としての顔を持ち、また極めて優秀な商材でもあります。その化粧品も一般の商品と同様に実質価値、感性価値、記号価値をもちますが、使用感を主体とする感性価値が化粧品の商材力を高めています。
 このセミナーでは化粧品の使用感について、感性価値としての意味付けから始まり、お客さまの求める使用感の探求、開発、商品への反映、さらにはお客さまの共感を呼ぶ共感訴求までを実際のデータをもとにお伝え致します。また、感性価値を取り扱うツールである官能評価について、基礎を促成栽培的に修得するとともに、科学的見地に立脚した客観的な記述法、評価法であることを考察していきます。

  1. 化粧品と感性価値
    1. 商品の実質価値・感性価値・記号価値
    2. 商品のもつ感性価値の考察
    3. 化粧品の感性価値の構造
  2. 化粧品の使用感・心地よさ
    1. 使用感の意味・価値を考える
    2. スキンケアの肌効果と使用感
    3. 感性価値の優れた使用感とは
  3. 使用感の科学的記述法・評価法としての官能評価
    1. 使用感や心地よさの記述法および検討のツール
    2. 科学的測定法としての官能評価の超促成入門
    3. 生理学、心理学からの感覚研究成果の利用
  4. 感性価値の定量的・視覚的記述法であるQDAの作成法
    1. 創造的官能評価の考え方
    2. 昭和型官能検査と平成型官能評価・官能開発
    3. ソムリエの言葉、ブレンダーの言葉
    4. 言葉の選定と尺度の設定
    5. QDAの創造的活用
  5. QDAを活用した感性価値の【集・創・伝】の体系
    1. 思いをことばに、ことばをかたちに
    2. SH変換:コンセプトから商品仕様への展開
    3. 使用感における【集・創・伝】の体系の展開
      • お客さまの求める使用感を探求・収集する【集】
      • その使用感を創造し商品設計に反映させる【創】
      • お客さまの共感を呼ぶ訴求情報を開発する【伝】
  6. 評価系の併設と感性価値の再開発
    1. 感性価値の確実な具現達成のための評価系
    2. できちゃった商品の感性価値開発
    • 質疑応答・名刺交換

会場

タイム24ビル

4F 研修室

東京都 江東区 青海2丁目4-32
タイム24ビルの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,600円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき47,250円 (税込)
    • 2名同時にお申し込みいただいた場合、2名で49,980円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

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