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食品照射の概要と海外における利用動向および国内での将来展望

食品照射の概要と海外における利用動向および国内での将来展望

~食品加工、輸入植物等のイノベーションの機会を考える~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、食品への放射線照射を取り上げ、放射線照射の基礎、世界の規格、世界の採用動向について詳解いたします。

開催日

  • 2025年9月25日(木) 12時30分16時30分

プログラム

 食品への放射線照射は、WHO、FAOも認め既に米国FDAは鶏肉、牛肉、果実等を認め実用化する他、アジア各国でも生鮮食品、果実、スパイス、加工食品等広範囲に利用されている。主に、殺菌、殺虫、発育芽止め処理など食品だけでなく植物等の防疫処理などでも活用されている。これにより従来の化学薬剤の使用に頼らずとも腐敗菌の殺菌やジャガイモ、ニンニク等の芽止め発育制御により食品の日持ちを長く保つ他、スパイス、生薬等の大量の菌を含むものに対しても低温で殺菌処理することが可能で環境や食の安全面、食品保管、品質向上、フードロス対策などにも期待されると考えられる。
 しかし、食品への放射線照射は国内では原則認められていない。そこで今後の日本もグローバルの視点で規制を見直すとなればプロセスイノベーション技術として大いに期待されると考えられる。
 そこで本講座では、食品への放射線照射を取り上げ、世界の規格、世界の採用動向などとともに今後の新規ビジネス展開の参考として頂きたい。

  1. 食品照射等に利用する放射線とは
    1. 放射線の種類と特徴
    2. 食品照射、防疫処理に使用される放射線と放射線照射設備
      • ガンマ線照射
      • 電子線照射
      • X線照射
  2. 国際的な食品照射に関する勧告等
    1. WHO、FAOの勧告等
    2. 照射による安全性、有害なことは無い、今後のこれらに関する試験も不要
    3. 国内の食品衛生法では
  3. よくある質問
    1. 食品に放射線照射して放射能を持たないのか?
    2. 食品照射したものを食べて安全なのか?
    3. 何故 日本だけが認めていないのか?
    4. 食品照射のメリット、デメリットは?
  4. 日本での食品照射の事例
    1. じゃかいもの芽止めのみ認められていた
    2. その他は照射食品されたものは輸入することができない
  5. 海外での食品照射の動向
    1. 米国、ハワイ
    2. 欧州
    3. 中国
    4. ベトナム
    5. タイ
    6. その他
  6. 食品照射、防疫処理による環境対策、SDGs
  7. プロセスイノベーションと新規ビジネスチャンス

講師

  • 山瀬 豊
    価値創造&バリデーション支援センター
    代表

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

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  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 Zoomのシステム要件テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

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