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現場の視点から見た洗浄バリデーション取り組みのポイント

実務の現場で役立てるための

現場の視点から見た洗浄バリデーション取り組みのポイント

~洗浄方法・残留限度値設定・ホールドタイム・ワーストケース・査察対応~
オンライン 開催
  • ライブ配信セミナーには、特典としてアーカイブ配信が付きます。
  • アーカイブ配信の視聴期間は2024年10月28日〜11月3日を予定しております。
  • ライブ配信を受講しない場合は、「アーカイブ配信」をご選択ください。

概要

本セミナーでは、リスクに基づいた洗浄バリデーションに焦点を当て、GMP下で行われる洗浄・洗浄バリデーションのための基本的なプロセス、評価のための残留限度値設定上の課題とその対応策、ホールドタイム設定、残留物評価のための分析方法とその検討課題、そして査察と指摘を受けた時の対応について解説いたします。

開催日

  • 2024年10月21日(月) 10時00分 16時00分

受講対象者

  • 医薬品製造現場で、製造 (特に洗浄) を担当する方
  • 医薬品製造工場におけるQA担当者
  • 医薬品のプロセス開発を担当する技術者

修得知識

  • バリデーションの考え方
  • 品質リスクマネジメントのポイント
  • 洗浄後の残留限度値の考え方
  • 査察時の対応
  • GMPにおけるWorst Caseの考え方

プログラム

  1. はじめに
    1. 歴史にみる洗浄バリデーションへの取り組み
    2. リスクとライフサイクル通したGMPとバリデーション
      • なぜ必要になったのか、その課題は何か
      • リスクマネジメントにおける主観性にどう対応するか – 知識管理と暗黙知 –
    3. Walshらの報告に基づく洗浄バリデーションの考え方
      • 洗浄バリデーションにおけるリスクとは?
  2. 規制文書に見る製造現場で求められている 洗浄バリデーションに必須な項目とは?
    1. JGMPにおける洗浄バリデーション
    2. EU GMPにおける洗浄バリデーション
    3. cGMPにおける洗浄バリデーション
    4. ISPEによる洗浄バリデーションガイド
    5. ASTM Internationalのガイド (E3106 – 18)
    6. その他 (洗浄バリデーションに関わる情報をどこから入手できるか)
  3. 洗浄バリデーションMaster Plan、SOP、 MBRそしてLogbook
    1. バリデーションマスタープランとは
      • 洗浄バリデーションマスタープランに記載すべき事項
      • 洗浄バリデーションマスタープランと洗浄手順書の関係
    2. プロトコール・マスターバッチレコード (MBR) 、そして洗浄記 録 (BR)
      • プロトコール作成上のポイント
      • マスターバッチレコード (MBR) 作成上のポイント
    3. Logbook作成上のポイント
  4. 洗浄バリデーション実施における10の検討課題
    1. 洗浄バリデーションに対する取り組みは、いつスタートするか
      • 装置設計とURS
      • 装置導入時の洗浄をどうするか
    2. 専用製造設備に対する洗浄バリデーションと限度値設定の考え方
      • 専用設備における残留限度値の考え方
    3. 洗浄バリデーションにおける5つの評価対象
      • 原薬
      • 洗浄剤
      • 添加剤
      • 微生物
      • 有機溶媒
    4. 洗浄方法の種類と留意点 – マニュアル洗浄、CIP、SIP の特徴と課題 –
      • 洗浄に使用される水の品質 (アンケート調査)
    5. ワーストケースをどう活用するか
      • ワーストケースによる洗浄バリデーションとは何か
      • ワーストケース設定上の注意 (複数原薬を含む製品への対応)
    6. 洗浄に関わる4つのホールドタイム
      • 4つのホールドタイム
        • DHT
        • CHT
        • SDT
        • SHT
      • ダーティホールドタイムの設定上の課題とその対応
      • クリーンホールドタイムの設定上の課題とその対応
      • DHT,CHTの逸脱にどう対応するか
    7. 残留限度値をどう設定するか?
      • Fourmanらの方法の問題点 〜10ppm、0.1%、に科学的な根拠はあるか〜
      • 毒性に基づいた基準の設定は大変! 〜設定上の課題とその対応〜
      • 残留限度値の具体的な計算方法 〜実際に計算をしてみよう〜
      • 投与経路による毒性評価の方法とは?
      • 半固形製剤の残留限度値設定〜Ovaisらの考え方〜
      • 微生物とエンドトキシンの限度値設定
      • 治験薬製造における残留限度値設定
      • 目視基準は感度も高く有用であるが 〜採用上の課題とその対応〜
      • 目視でクリーンが意味するものとは何か?
    8. 残留物を正しく評価するためのサンプリング法とは?
      • サンプリング条件が結果を左右する 〜場所・時間・量・手順など〜
      • Swab法とRinse法の特徴と課題
      • リスクに基づいた残留物の分析法とは? 〜TOCは使用できるのか〜
    9. キャンペーン生産の特徴とDHTの設定
    10. 目視確認の再現性をどう確保するか!
      • 残留限度値評価のための目視確認と目視検査員の適格性をどう担保するか
  5. FDAは査察において何を確認するのか?
    1. 査察はコンサルティング? 〜指摘なしは単にLuckyか〜
    2. 査察に向けた準備
    3. 洗浄バリデーションに対する確認手順
    4. 洗浄バリデーションに関する指摘事項の具体例
    5. 指摘にどう対応すべきか 〜結果は次の査察で〜
    • 質疑応答
    • まとめ

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 40,000円 (税別) / 44,000円 (税込)

受講者の声

  • 洗浄バリデーションだけでなく、製造バリデーションにも通じる内容で勉強になりました。
  • 洗浄に関して、査察で聞かれることが多いテーマだったので、セミナーを開いていただき大変ありがたかったです。
  • セミナーの内容がとても多かったので仕方がないと思いますが、話すスピードが速くついていくのが大変でした。この後資料をじっくり読み込んで理解したいと思います。
  • テキスト資料の充実しており、大変参考なりました。

複数名同時申込割引について

複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 40,000円(税別) / 44,000円(税込) で受講いただけます。

  • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
  • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 80,000円(税別) / 88,000円(税込)
  • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 120,000円(税別) / 132,000円(税込)

ライブ配信対応セミナー / アーカイブ配信対応セミナー

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