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フィラー/樹脂・ゴム分散における分散状態の測定評価、その応用

フィラー/樹脂・ゴム分散における分散状態の測定評価、その応用

~分散ムラ、厚み方向 (縦方向) と延伸方向 (横方向) などの分散状態を推定するには / 機材の選び方・使い方、フィラー含有試料の前処理、規格基準の動き~
オンライン 開催

開催日

  • 2024年8月8日(木) 10時30分 16時30分

プログラム

第1部 ポリマーへのフィラーの分散・充填技術

(2024年8月8日 10:30〜12:00)

  1. ポリマーへのフィラーの分散・充填技術
    1. フィラーの種類と特性
    2. コンポジット材料の粘度予測式
    3. コンポジット材料の粘度とフィラー粒度分布の関係
    4. コンポジット材料の熱伝導率と粘度の関係
    5. フィラー最密充填理論と数値シミュレーションを活用した粒子充填構造設計
    6. フィラーの表面処理事例
  2. ポリマーへのカーボンナノチューブ (CNT) の分散・充填技術
    1. CNTの特徴
      • 構造・形態
      • 物性
      • 合成法
      • 安全性
    2. CNTの分散技術
    3. CNTの表面処理事例
    4. 国内外におけるCNTによるネットワーク構造形成事例
  3. 熱伝導コンポジット材料開発事例紹介
    1. アルミナとCNTのハイブリッド化による高熱伝導化
    2. 窒化ホウ素とアルミナナノワイヤーのハイブリッド化による高熱伝導化
    3. 窒化ホウ素/アルミナ粒子のハイブリッド化による高熱・粗害
    • 質疑応答

第2部 プラスチック用添加剤やフィラーの分布・分散度分析について

(2024年8月8日 13:00〜14:15)

 ワイドスケールから微視的スケールまで、プラスチック用添加剤やフィラーの分布および分散度を、多角的に分析した事例について解説する。

  1. X線CTによる強化繊維の配向解析
    1. X線透視およびCTの原理
    2. ガラス繊維、カーボン繊維の分散状況解析
    3. ガラス繊維、カーボン繊維の配向解析
  2. 粒子径分布測定装置および粒子画像解析システムによる評価事例
    1. フィラーの粒子径・分散状態の評価はなぜ必要か
    2. 粒子径分布・粒子形状評価装置の原理と特徴
    3. フィラーの粒子径・粒子形状・分散状態評価事例の紹介
  3. 走査型プローブ顕微鏡による材料物性評価
    1. SPMでわかること
    2. 高分子材料の分散状態・弾性率評価
    3. ナノ粒子のサイズ評価
    • 質疑応答

第3部 超音波スペクトロスコピー・パルスNMR法・沈降分析法などによるフィラーの実用分散評価

(2024年8月8日 14:30〜16:30)

 フィラーは材料の物性や機能を向上させるために添加されるが、目標とする特性水準に到達するためには、マトリックス中のフィラー粒子の分散状態やマトリックス/フィラー界面を適切に評価する必要がある。
 本講では、フィラーの分散状態の直接および間接的評価法について解説する。

  1. 分散性の定義と分散性評価法 – 直接評価法と間接評価法 –
  2. 直接評価法
    1. 超音波スペクトロスコピーによる評価
    2. 遠心沈降分析法による評価
    3. パルスNMR法による評価
  3. 間接評価法 – ハンセン分散性パラメータ・Hamaker定数・界面張力
    1. 沈降挙動から評価する手法
    2. パルスNMRによる緩和時間から評価する手法
    • 質疑応答

講師

  • 真田 和昭
    富山県立大学 工学部 機械システム工学科
    教授
  • 上野 智子
    株式会社 島津製作所 分析計測事業部 Solutions COE マテリアル/インフラストラクチャーソリューションユニット
    ユニット長
  • 武田 真一
    武田コロイドテクノ・コンサルティング株式会社
    代表取締役

主催

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  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
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