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研究の出口 (事業化) を見据えた研究開発テーマの発掘と早期事業化への繋げ方

研究の出口 (事業化) を見据えた研究開発テーマの発掘と早期事業化への繋げ方

オンライン 開催

開催日

  • 2023年10月10日(火) 10時00分 17時15分

プログラム

第1部 RDテーマの事業化の谷 (キャズム) を越えるための出口戦略策定のポイント

(2023年10月10日 10:00〜11:30)

 昨今では新規事業開発への取り組みが中期経営計画に明記されるようになり、様々な業種・業態において取り組みが加速しています。新規事業開発には、事業部門・ビジネスユニットから発案させたテーマと、RD部門からのテーマがありますが、RD部門発の新規事業テーマは、受け皿となる事業部門が存在しないことや、そもそも要素技術を確立するまでの難易度が高い等、事業部門発の新規事業開発テーマにはない難しさが存在します。そのため、事業化の谷 (キャズム) を越えることができず、社会実装の停滞、もしくは中断に至るケースを散見します。
 本セミナーでは、RD発の新規事業開発テーマにおいてキャムズを越えるための考え方と実践のポイントについて、様々な企業で長年に渡り新規事業開発の実務支援・成功事例創出の経験豊富な現役コンサルタントが解説します。

  1. 新規事業開発の取り組みの加速と経営陣が期待するテーマ
  2. RD発の新規事業開発テーマの社会実装における難しさ
  3. 新規事業の成功の鍵は、「勝負の土俵をズラすこと」
  4. ビジネスの全体像を俯瞰する
  5. RD発新規事業開発テーマの成功の鍵は「ミニ・パラダイムシフト」
  6. ビジネス全体像のなかで、事業の最終ゴールとスタート地点を設定する
  7. 複数の事業展開のシナリオを描くことの重要性
  8. 中長期の先行技術開発のリスクを局所化することがポイントになる
  9. 固定変動計画による技術プラットフォーム構想
  10. コンサルティング支援による活動イメージのご紹介
    • 質疑応答

第2部 出口戦略による研究開発テーマ創出と早期事業化のポイント

(2023年10月10日 12:15〜13:45)

 近年の製品ライフサイクル短縮や急激な技術革新により、従来通りの事業開発は限界に近づいています。このような環境変化に伴い、多くの企業では経営層から開発部門に対して、新領域への参入を目指すビジネス構想や開発テーマ設定を求めるようになりました。開発部門では、コア技術を正しいプロセスで選定し、かつ事業に貢献する開発テーマを設定することが必要です。しかしながら、「コア技術選定結果が納得できない」、「コア技術の出口戦略が定まらない」といった声が上がっています。
 本講演では、1特に新領域参入を目的とした商品テーマの考え方と、これを実現するために必要な2保有技術の分析とコア技術の選定基準、3開発テーマ設定と推進について、ポイントをしぼって解説します。

  1. コア技術選定
    1. コア技術の定義
    2. コア技術の事例
    3. 保有技術の分類
    4. 保有技術の分析
    5. 競合ベンチマーキング
    6. コア技術選定基準
    7. コア技術選定の指標例
  2. 新領域参入を目的とした商品プランニング
    1. 狙いを定める:アマゾフのマトリックス+α
    2. 領域を知る1:PEST分析
    3. 領域を知る2:ファイブフォース分析
    4. 競合を知る:ベンチマーキング
    5. 課題を予測する:未来予測
    6. 課題を解決する:商品アイディア
    7. 商品プランを具体化する:リーンキャンバス
  3. 研究開発テーマへの展開
    1. 取り組むべき研究開発テーマとは
    2. 保有技術分析結果 (コア技術) 活用プランニング
    3. 開発テーマ選定
    4. 開発テーマ計画
    5. 早期事業化に向けた取り組み1:ロードマップ策定
    6. 早期事業化に向けた取り組み2:社内PR
    7. 早期事業化に向けた取り組み3:継続的な市場探索
    • 質疑応答

第3部 出口を意識した研究開発の各ステージごとの検討項目について

(2023年10月10日 14:00〜15:30)

 研究開発には進捗に応じたいくつかのステージがあり、そのステージごとに検討すべき項目がある。各ステージでやるべきことを予め想定し、前もって準備も進めることで、効率的な研究開発を進めることができる。この講演では、研究開発を一から開始して事業化を目指す時に、各ステージでの検討すべき項目を実例も挙げながら詳細に説明する。研究開発全体の流れをよく理解することで事業化の成功確率を高めることができる。
 この講演では、研究開発のテーマの発掘についても、簡単に説明する。

  1. 研究開発の進め方の概要
  2. 研究開発の各ステージとその内容
    1. 基礎ステージ
    2. 開発ステージ
    3. 事業化ステージ
    4. 事業化
  3. 研究開発のステージごとに進めるべき検討項目
  4. 研究開発のステージごとの適正人材
  5. 研究開発のステージごとの知財戦略
  6. 研究開発のテーマの発掘について
    • 質疑応答

第4部 ムラテックにおける出口を意識したR&Dテーマの発掘と事業化への繋げ方

(2023年10月10日 15:45〜17:15)

 R&Dテーマの出口戦略を開始時に議論する事は非常に重要です。「技術シーズが面白いから」だけで始めると出口で躓く事が多くあります。事業部テーマは「ロードマップ」を用いて部門間連携を高め出口の共有を図ること、また新規テーマは出口を「夢を語り、どのお客様がどのように喜ぶか」をストーリーで語る必要があります。ムラテックではストーリー性のある企画書を用いて出口戦略を明確化し、ステージゲートを用いて推進を行っています。
 今回は自身の経験も踏まえ「全社開発マネジメント」の全体像をご説明し「R&Dテーマ設定の考え方」をご紹介します。最後に、シナリオプランを用いて出口論を議論し、それをロードマップに展開する手法もご紹介します。

  1. ムラテックの紹介と全社開発体制の構築
    1. ムラテックの紹介
    2. 全社横断的な開発体制の構築
  2. 全社開発マネジメントの実践
    1. ロードマップを核とした開発連携とプラットフォーム技術戦略
    2. ステージゲートを活用したカオスのマネジメント
  3. 出口を意識したR&Dテーマの発掘と事業化への繋げ方
    1. ストーリー性のある開発企画
    2. ステージゲート制の運用ポイント
  4. シナリオプランとロードマップへの展開
    1. シナリオプランのフレームワーク
    2. シナリオプランの実施事例
    • 質疑応答

講師

  • 高橋 儀光
    株式会社 日本能率協会コンサルティング 経営コンサルティングカンパニー 技術戦略センター
    チーフコンサルタント
  • 川崎 響子
    株式会社ファースト・イノベーテック
    代表取締役
  • 加藤 仁一郎
    AJS株式会社 デジタルイノベーション事業部
    理事, 事業部長
  • 中尾 敬史
    村田機械 株式会社 研究開発本部 全社開発推進
    シニアエキスパート

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込)
複数名
: 55,000円 (税別) / 60,500円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 60,000円(税別) / 66,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 110,000円(税別) / 121,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 165,000円(税別) / 181,500円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミック割引

  • 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

  • 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
  • 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
  • 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
  • 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
  • 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
  • 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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