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ナレッジの共有における実践的なポイント

ナレッジの共有における実践的なポイント

~ナレッジマネジメントの基礎知識と具体的な進め方と注意点~
オンライン 開催

概要

本セミナーでは、講師が長年 (およそ25年) クライアント現場でナレッジマネジメントを推進してきた経験から、ナレッジマネジメントという取り組みの本質、推進上の悩ましさを解く考え方、アプローチ方法、いくつかの細かな推進テクニックをお伝えします。

開催日

  • 2023年7月31日(月) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 研究開発部門での情報や知識の共有化・伝承に関心のある方
  • 社内でナレッジマネジメントの推進を担うマネジャー、スタッフ
  • 主に、研究、開発、設計、実験評価、生産技術、品質保証、技術サービス等、技術部門で、情報の共有化や知識伝承などの担当者
  • 「社内で、ナレッジの創造、共有、活用等を促すこと」のヒントを探している方

修得知識

  • 実務的なナレッジマネジメントの実践ポイント

プログラム

 暗黙知を形式知にし共有化・伝承していく取り組みは、ナレッジマネジメントと呼ばれ、言われはじめてから、30年近くなります。かつては情報システムの導入と同義のように言われたナレッジマネジメントですが、今は多くの会社で情報共有化のIT基盤は整備されています。しかしながら、 (狭義の) 情報共有化もうまくできていない会社も少なくないようです。
 ITインフラが整い、社員の情報リテラシーも高まった今日、知識や情報の共有・活用・成長が上手くいっていない原因は、まちがいなくその推進方法やマネジメント方法の誤りにあります。同じようなシステムを使っていても、うまくいっている会社や部門もあれば、うまくいっていない会社や部門もあります。このことはつまりナレッジマネジメントの成否は、システムで決まるのではなく、マネジメントや推進の巧拙によって決まるということです。
 本セミナーでは、講師が長年 (およそ25年) クライアント現場でナレッジマネジメントを推進してきた経験から、ナレッジマネジメントという取り組みの本質、推進上の悩ましさを解く考え方、アプローチ方法、いくつかの細かな推進テクニックをお伝えします。

  1. ナレッジマネジメント (Knowledge Management) の基本
    1. ECIモデル
    2. 場の創出の重要性
    3. ITによる経営変革の2側面
    4. ナレッジマネジメントの成果は人の動きで見えてくる
    5. 情報共有・知識共有 が進まない理由
    6. 変えるべきことは、基盤
    7. ナレッジマネジメントの手段・基盤系でなすべきこと
    8. 情報共有化型ナレッジマネジメントにおける 5カテゴリー 3レベル
  2. ナレッジマネジメント推進方法
    1. 推進の概略ステップ (一例)
    2. 現場の話を聞くときの留意点
    3. 参考になる良質なドキュメントになっていない理由
    4. 「知識を集める」ではなく、「困りごとを集める」から始める
    5. ナレッジマネジメントの改善余地を見つける視点例
    6. 困りごとのアンケート方法の考え方
    7. アンケート項目例
    8. アンケートシートイメージ
    9. アンケート結果イメージ
  3. ナレッジマネジメント具体論
    1. 技術のナレッジ化とは
    2. まず、成果の出る場面から考えること
    3. 思考業務支援ツール設計における2つの基本型
    4. プロジェクト型 か 工程分担型なのかを考慮する
    5. 知識を使いやすくするための5つの方法
    6. ITシステムを活用した取り組みの展開パターン
    7. 各種ナレッジマネジメントシステム化の特徴
    8. 知識伝達の3段階
    9. ナレッジの棚卸点検の手法
    10. 知識の定期点検の必要性
    11. 棚卸により、内容の洗練、適切な保護が推進される
    12. ナレッジマネジメント 2つの型
    13. 一載千遇の時代
    14. SNSで繋がることにより、新たな貢献ができるようになる
    15. 見守る (安心感を与える) 貢献、励ましねぎらう貢献
    16. 適切な人を紹介する貢献、場を作る貢献
    17. 経験知を伝える貢献、専門家として相談にのる貢献
    18. 参考になる過去の事例・文脈を教える貢献
    19. 問答を通じて、知識 (技術) を伝承する貢献
    20. ネット上のスルーパス
    21. 素敵なパスが繋がるのは、積み重ねた信頼があってこそ
  4. 推進上の留意点・工夫点
    1. 有用なノウハウ・ナレッジの3要素
    2. 技術説明文書で説明すべき5項目
    3. 受験生にとってありがたいのは?
    4. 異動 (担当変更) により一時的な業務低下が発生する
    5. ナレッジマネジメントによる異動時業務低下ロスの最小化
    6. インセンティブでなく、リーダーシップで、推奨行動を促す
    7. 「強制的にやらせる」、「報奨金で釣る」のは有効ではない
    8. 浮いた時間算定ではなく、増やせた仕事量を成果とみる
    9. 「形骸化」の考察と対策
    10. (参考) 自然発生的な小市場から、中央市場へ
    11. 自然発生的な情報共有から、意図的なナレッジマネジメントへ
    12. 共有できない原因は、集団の社会的ジレンマにある
    13. 『推奨行動』を明示する
    14. 組織変革の原理
    15. Make Haste Slowly
    • 質疑応答

講師

  • 塚松 一也
    株式会社 日本能率協会コンサルティング R&D組織革新センター
    シニア・コンサルタント

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 34,700円 (税別) / 38,170円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 34,700円(税別) / 38,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
  • サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
  • 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
    ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
    印刷物は後日お手元に届くことになります。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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