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DX時代の実験方法とデータ活用

DX時代の実験方法とデータ活用

~データサイエンスでタグチメソッドも易しくなった~
オンライン 開催

開催日

  • 2022年11月22日(火) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 技術開発を担当している技術者および管理者
  • 研究開発を指導する立場の方 (CTOも含む)
  • 製造業の新入社員

修得知識

  • データを中心にした実験のやり方
  • タグチメソッドの思想と実験方法
  • 技術開発で有効な多変量解析の用い方

プログラム

 基本機能やそのロバストから始まり、SN比や制御因子はじめ聞きなれない用語に悩まされた1990年代は過去の話。今やタグチメソッド (以下TM) は、ロバストの高い製品開発に欠かせない手法であり、そのソフトウェアーも普及している。
 また、実験で得られたデータについてデータサイエンスの手法で整理し次のアクションを示すソフトウェアーXまで利用されている。アカデミアではマテリアルインフォマティックスが研究され、データサイエンスはじめ機械学習や人工知能そのものを扱う研究成果が発表されている。
 半世紀ほど前のIBM3033には統計パッケージとして多変量解析が提供されていた。今では多変量解析そのものは無料で提供される時代になった。Pythonを用いれば、高価なソフトウェアーXと同様の解析を無料提供されるモジュールを活用して結果を出せる時代である。すなわち、DXの進展でデータサイエンスに関わるソフトウェアーの低価格化が進んだだけでなく、技術者にとってその利用環境も充実してきた。ここで問題となるのは、技術者個人のスキルが、このDXの進展速度を超えて向上しているかどうか、という点である。
 技術者個人のスキルを補う形で提供されているソフトウェアー群は、やはり高価である。とりあえず効率を上げるために高価なソフトウェアーの導入も有効かもしれない。しかし、価格の問題以外にその中身がブラックボックス化されているので、技術者がコンピューターに使われるような状況もDXにより生まれている。ただし、新技術を創造するのは、いつの時代でも技術者の責任である。TMの創始者故田口玄一博士も、「基本機能の選択は技術者の責任」と明確に技術者の立場を定義づけていた。創始者もTMが技術開発手法に過ぎないと認めていた。
 そもそもTMも含めたデータサイエンスの手法による実験は、これまでの科学の方法による実験とは異なる。それも科学教育が中心となる既存の公教育では指導されていない方法である。ゆえにTMも導入が始まった時には大変難解な手法として技術者に受け入れられた。
 本セミナーでは、製品開発において基本機能に技術者が責任を持つという視点で、TMについて事例を中心にした解説で知識の習得を促すと同時に、科学では仮説を中心に行われていた実験がDXの進展でデータ中心、すなわち機能の動作を中心とした実験方法に代わった経緯と代表的な手法を事例とともに示し、DX時代の実験方法とデータ活用について技術者が身につけておきたいボーダーラインより少し進んだ知識について事例を中心に解説する。

  1. 科学と技術
    1. 事例:iPS細胞の研究開発プロセス
    2. 事例:半導体無端ベルトの開発プロセス
    3. シャーロックフォームズと刑事コロンボ
    4. 科学の方法と技術の方法
  2. データ駆動による実験
    1. 事例:データ駆動による易射出成型性 PETボトル再生材開発
    2. 統計手法の復習
    3. 使う立場からの多変量解析解説
    4. 事例:データサイエンスによる電気粘性流体の耐久性改良
    5. 科学の方法ではない、と否定された理由
    6. このようなこともできます事例
  3. タグチメソッドによる再生材の難燃化
    1. 外装材の機能と求められる品質
    2. PC/ABSの基本機能とは
    3. 多変量解析による難燃化機構解説
    4. SN比と感度、TMにおける因子の考え方
    5. 実験計画の立て方
    6. データの見方と導出されたアクション
    7. 20分で使えるようになるTM手法解説
  4. DXで研究開発の効率向上が求められる技術者
    1. DXにより、実験方法に何が求められているのか。
    2. 無料のソフトウェアー環境でここまでできる。
    3. 難解だったTMがデータサイエンスで常識となった。
    4. 科学は一つの道具である。
  5. まとめ

講師

主催

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受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
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    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 24,000円(税別) / 26,400円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
  • お申し込み前に、 視聴環境テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
  • 開催日前に、接続先URL、ミーティングID​、パスワードを別途ご連絡いたします。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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