技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

「Quality Culture」の改善で「事故・苦情削減」成功事例

「Quality Culture」の改善で「事故・苦情削減」成功事例

~「Q-Culture」構築のトータルパッケージ紹介~

アーカイブ配信は、2022年5月11日ごろ配信開始予定 (視聴期間:配信後10日間)

開催日

  • 2022年4月26日(火) 13時00分 16時30分

修得知識

  • 事故多発工場の立直しで活用した患者リスク診断
  • Quality Culture 構築姿勢の見直し
  • 安心レベルかを診断する「リスクの自己統制評価 (RCSA) 」事例

プログラム

 近年話題の『Quality Culture』活動で、活性化成功の成果事例を聴かれた事がありますか?「GMP遵守の連呼」や監査増強で、不具合指摘の度に当事者は心穏やかではありません。
 そこで本講では「苦情・事故・傷害」多発生工場の立直しで『Quality Culture』を改善し、『苦情/事故を約1/3に削減』成功経験を基に『品質貢献・活性化』に役立った手法を紹介します。「Quality Culture」の構築は「何処から着手」「活性化のカギは?」の疑問にはQ-Culture構築の『トータルパッケージ』と『品質ヒヤリハット』活動事例で、お答えを用意しました。

  1. 苦情・事故多発生、何が足りない? (失敗からの気づき)
    • 【起源は】ライン移設で増産の医薬品製造工場において「苦情・事故・労災」の多発生
      • 1 異種錠の混入 (苦情)
      • 2 異種細粒の混入 (事故)
      • 3 切替作業で指切創 (傷害)
        • 原因は「リスクの置き去り・手抜き風土」⇒「自分が受け入れた品質」が行動基準
        • 失敗からの気づき⇒『3現主義の欠如』と【企業文化の劣化 (正常性バイアス) 】
        • 『3現主義の徹底』が根付かないのは何故?3現主義の有言実行「ルーティン化」成功例
  2. 「形だけのGMP」は立振る舞いで分る (先人の成功例からの学び)
    • 「言われた事だけ・今だけ・自分だけ」の立ち振舞いは監督側に問題が
      • 「事故ゼロ宣言」や「標準徹底の連呼 (後は本人責任) 」が隠蔽不正の種をまく
    • 見せかけ上の魂の入っていない「Blind Compliance」
      • その背景は「科学的な理解や、リスクに基づく判断の欠如」 (事例と根源解説)
    • 企業風土の綻び点検は?
      • 「安心・活躍」できる環境か?役立った「風土三柱の点検」
        • ⇒「経営層は製造所の状態を把握出来ているのか?」『Pmda』の苦言
        • ⇒「劣悪な企業風土」は賃金よりも10倍も従業員を離職させやすい (近年の調査教材)
      • 風土三柱点検⇒
        • 1確かで動かないもの (信念・一貫性)
        • 2畏敬の念
        • 3連帯感 (見守る)
      • だからどうする⇒「事実は現場に」3現主義の「モニタリング診断」から
  3. 「人材育成」の「気づき教育」で活性化
    • 「品質ヒヤリハット」活動 (小さな信号をキャッチする優秀なセンサーに)
    • 新人を中心に、問題点を見付け「苦労を工夫で減らす」改善提案活動のキックオフ
    • 異常発見報告「工程異常票作成」のOJT、報告措置完結毎に「セーブポイント」
    • 「ストッパー」のリスク排除 (正常性バイアス・乱雑さ・無秩序・不確実さ)
  4. 「Q-Culture」定義化と構築の三本柱 (新たな価値観)
    • 「Q-Culture」のFDA提言⇒「新たな価値観」⇒見える化で評価 (解説教材)
    • Q-Cultureの定義化
      • 「Q-Culture」構築の土台が「連想」できる『定義化 (講師) 』
      • 定義に基づく「Q-Culture」構築モデル (構築の三本柱)
    • 「Q-Culture」の共通認識 (共感) 教育
      • 道理を教え、手本で納得・共感の事例教材
        • ⇒「品質意識 (注意) 」を「確かな行動」に導く共通価値観の「認識 (共感) 」教育
        • ⇒「Q-Culture」は企業の将来 (行く末) を示す羅針盤 (売上高等の成果数値ではない)
    • 「Q-Culture」は「いろんな所」に表れる
      • 「一流~三流と論外」を説明できますか? (御社のレベルは「一流」ですか?)
      • 「Q-Culture」は「道理と手本」で根付くもの (新人教育:「品質文化」の7つの作法)
      • 「Q-Culture」の特性と怖さを教えていますか⇒「クライシス管理」事例教材
  5. 「Q-Culture」構築の『トータルパッケージ』
    • 「品質貢献・安定供給」の包括的活動計画の『戦略』と完結させる『※方針管理』
      ※経営方針 (目的・目標) を達成するために行う業務管理と取り組み (日科技連)
      • 戦略
        • 1「Q-Culture構築の三本柱」と2『品質ヒヤリハット』活動
        • 1 品質貢献で「安心・活躍」できる「段取りと適時評価」
        • 2 品質は全員の力で守る『品質ヒヤリハット』活動
      • 戦術: Q-Culture構築「三本柱」の方針管理 (事例教材)
    • 「知識管理 (※組織の知識) 」活用と『GMPトレーニング』と『活躍評価』
      ※「恒常的に業務に必要な情報を明確にし、収集し、管理・共有し活用する」
      • Q-Culture構築の「トータルパッケージ」
        • モデル (事例教材)
      • 知識管理
        • 「混同汚染防止」や「ミス対策」の「ノウハウシート」活用
      • GMPトレーニングの教育訓練評価表 (事例紹介)
    • 道理を教え手本を示し「実効性評価」で「安心保証」のトレーニング
      • 品質ヒヤリハット活動
        • 品質貢献「効果・成果」の見える化 (事例教材)
      • 行動・効果・成果一覧表 (24項目)
        • 「人材育成」の傾向管理と評価に活用
    • 「成果主義ではみんなやる気を失ってしまう」稲盛 和夫 (京セラ名誉会長語録)
    • 納得の理由「頑張りの評価」は数字だけではない「どこまでみてくれて」いるか?
  6. RCSA 手法による「モニタリング診断」
    • リスクに近い人でライン診断
      • RCSA「統制自己評価」事例
    • 患者リスク10
      • 『GMP不備・異常事故』を『患者リスク』に読み替えのラベリング
        • ⇒「患者をリスクに曝さない」
        • ⇒製造所での「患者リスク」を「10分類」に仕分
    • 品質文化 (生命の樹) を蝕む「患者リスク (害虫) 」のイラスト教材 (共有⇒共感)
  7. ミス対策に役立てて欲しい『ミス分類24例』
    • 『ミスによる物損金額10万以下/年』を宣言し、これを達成 (7年継続)
    • 試して欲しい『根本原因調査要領書』と『ミス分類24例』
      • ⇒なぜなぜ「5Why」を止めて『3W1H』手法⇒ (「Where」「What」「Weak」「How」)
  8. 継続的改善活動は「※FLAPサイクル」手法で
    • ※【Find (知る) ・Learn (学ぶ) ・Act (行動する) ・Perform (活躍評価) 】 (三菱総研)
      「Q-Culture」の醸成と診断に役立つ「FLAPサイクル」活動
      1. 「FLAPサイクル」モデル (「安心・活躍」の適時評価)
        • 【Find (知る) 】『モニタリング診断』 (安心のライン?)
        • 【Learn (学ぶ) ・Act (行動する) 】「予想とのギャプ」をリーダが語る・ズレ修正
        • 【Perform活躍評価】「品質・安定供給」の活躍貢献に「セーブポイント」
      2. 「モニタリング診断」&「継続的改善」フロー図
      3. 継続的改善活動の自主診断事例 (隠さない仕組と隠せないもの)
        • 『隠さない』弱点診断
          • 事故苦情件数
          • 異常事故件数の比率
          • 「患者リスク」傾向分析
        • 『隠せない』外部診断
          • ミスによる物損金額 (経理)
          • GMP監査 (再指摘の有無)
        • 『知識管理』伝承成果
          • 傷害事故件数
          • 「毛髪混入」対策結果
          • 社内外発表活躍
        • 『製造所の評判』
          • 官庁等からの賞罰
          • 注意指導 (工場に・本社に・社長宛に)
        • 『人材育成』傾向管理
          • 行動・効果・成果一覧表 (24項目)
          • 社内賞罰
    • 質疑応答

講師

  • 島田 明
    医薬品食品品質保証支援センター
    顧問

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 45,000円 (税別) / 49,500円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,750円 (税込)

複数名受講割引

  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,700円(税別) / 46,970円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
  • 他の割引は併用できません。

オンライン受講割引

  • オンライン受講の場合、1名様 30,400円(税別) / 33,440円(税込) で受講いただだけます。
  • 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
  • 申込みフォームの受講方法から「オンライン」をご選択ください。
  • 他の割引は併用できません。

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
  • 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
  • お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。

会場受講 / アーカイブ配信対応セミナー

会場受講 または オンラインセミナー (アーカイブ配信) のいずれかをご選択いただけます。
お申し込みの際、受講方法の欄にて、会場受講またはオンライン受講をご指定ください。
オンラインセミナーの申込み受付の締切日も、会場受講のセミナー開催日までです。ご注意ください。​

オンラインセミナーをご選択の場合、以下の流れ・受講内容となります。
※会場で受講の場合、このサービスは付与されませんのでご注意ください。

  • 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
  • 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
  • 後日(開催終了後から10日以内を目途)に、メールにてご連絡申し上げます。
  • 視聴期間は10日間です。ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
  • セミナー資料は、PDFファイルをダウンロードいただきます。
  • ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
  • このセミナーに関する質問に限り、後日に講師にメールで質問可能です。(テキストに講師の連絡先を掲載)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/5/27 mRNA/LNP (脂質ナノ粒子) 医薬品コース オンライン
2024/5/27 事例・Excel演習で学ぶ管理図の作成方法と合理的なOOTの判断方法 オンライン
2024/5/27 mRNA/核酸用DDS技術におけるLNP設計・調製とLNP製剤の品質評価法 オンライン
2024/5/28 GMP超入門 オンライン
2024/5/28 医薬品品質試験における生データの取扱いとQC実施のポイント 東京都 会場・オンライン
2024/5/28 バイオ医薬品で起こる蛋白質凝集メカニズム、凝集体形成防止・製剤安定化に関する取組み方、品質管理、ストラテジー オンライン
2024/5/28 ラボと製造におけるCSVとデータインテグリティの実務速習 オンライン
2024/5/28 新規モダリティ分野における各事業性評価手法と不確実性要素の注意点 オンライン
2024/5/28 ICH E6 (R3) に見る臨床開発におけるCSVの最新情報 オンライン
2024/5/28 インドの医薬品産業の最新規制と知的財産制度 オンライン
2024/5/28 メディカルライティング講座 (中級) オンライン
2024/5/28 メディカルライティング講座 (初級・中級) オンライン
2024/5/29 駄目なSOPと、あるべきSOPから学ぶヒューマンエラー防止に必要なSOPの具体的書き方の工夫と文書管理の実践 東京都 会場・オンライン
2024/5/29 GxP領域データの (完全) 電子化プロセスとデータインテグリティ対応のポイント オンライン
2024/5/29 改正GMP省令を踏まえたGMP適合性調査対応 効率的なGQP/GMP - QA連携とQA/QC業務範囲の明確化 オンライン
2024/5/29 医薬品と医療機器の早期承認取得のためのPMDA戦略策定のポイント オンライン
2024/5/29 原薬におけるMF登録・記載・適合性調査・照会対応とプロセスバリデーション結果を基にしたMFへの落し込み オンライン
2024/5/29 再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント (入門講座) オンライン
2024/5/29 非GLP試験における信頼性確保 東京都 会場・オンライン
2024/5/30 上級経営陣/責任役員にむけたGMP、GQP教育とQA/法令順守体制の整備 オンライン

関連する出版物

発行年月
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2022/3/31 疾患原因遺伝子・タンパク質の解析技術と創薬/診断技術への応用
2022/3/10 改正GMP省令対応 QA (品質保証) 実務ノウハウ集
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善 (書籍 + ebook版)
2021/11/26 改正GMP省令で要求される「医薬品品質システム」と継続的改善
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点)
2021/10/28 改正GMP省令をふまえた国内/海外ベンダー・サプライヤGMP監査 (管理) 手法と事例考察 (聞き取り・観察・着眼点) (製本版 + ebook版)
2021/10/11 抗ウイルス薬 (CD-ROM版)
2021/10/11 抗ウイルス薬
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価 (書籍版 + ebook版)
2021/9/22 パージファクター活用 (スコアリングと判定基準) 及びニトロソアミン類のリスク評価
2021/8/31 創薬研究者・アカデミア研究者が知っておくべき最新の免疫学とその応用技術
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請 (製本版+ebook版)
2021/8/26 薬事規制・承認審査の3極比較と試験立案・臨床データパッケージ/CMCグローバル申請
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール (書籍 + ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2021/2/25 CAPA規程・手順書・様式
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情