技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点

バイオ医薬品の製造におけるプロセスバリデーションと注意点

~品質保証、バリデーション、適格性評価、プロセス管理、PV、変更管理~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、バイオ医薬品製造における品質保証、バリデーション、適格性評価、プロセス管理、PV、変更管理等について、豊富な経験を持つ講師が詳細に解説いたします。

開催日

  • 2020年1月28日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 第1章
    • バイオ医薬品製造に関する最新のGMPガイドラインの理解と品質管理のアプローチ法
    • 2013年8月の改正GMPの基本概念の理解と全面改正されたバリデーション基準の内容に沿った施行方法
    • バイオ医薬品製造に用いられている各種宿主発現系とその問題
    • バイオ原薬製造工程において確認すべき品質管理項目と手法
    • クロマトグラフィーを用いた生産工程で考慮すべきプロセスの課題
  • 第2章
    • バイオ原薬製造工程において確認すべき品質管理項目と手法
    • クロマトグラフィーカラム及びフィルターの洗浄バリデーション
  • 第3章
    • 新しいプロセスバリデーションの考え方に基づくプロセス設計とバリデーションの考え方
    • プロセスシステムの適格性評価と新ガイドラインの概要
    • プロセスクロマグラフィーカラム (ゲルを含む) の適格性評価の進め方
  • 第4章
    • ICH Q5E (同質・同等性に関するガイドライン) の概要とクロマトグラフィー工程における変更及び変更管理

プログラム

 バイオ医薬品製造におけるプロセスバリデーションに向けて注意事項及び検討すべき事項を説明する予定。特に最近の品質管理に関する米国FDAを初めとした規制当局の考え方とその対応の仕方をクロマトグラフィー精製工程を中心に解説する予定。また、バイオ医薬品製造において求められる各種適格性の評価とプロセスバリデーションとその後のプロセス管理を含めて解説する予定である。
 バイオ医薬品の製造においては特にクロマトグラフィーとフィルターを用いた精製工程において注意すべき項目が多いことからその適格性と管理項目及び洗浄法や寿命についての解説予定である。
 最後に製造工程が確立しても必ず変更が必要になることからバリデーション後の管理と併せて変更管理について解説する予定である。

  1. 第1章 バイオ医薬品製造における品質保証とバリデーション戦略
    1. GMPと品質管理のパラダイムシフト
      • バリデーション戦略と文書化
      • 適格性評価とプロセスバリデーションの手法
      • 宿主発現系とその課題
    2. 品質保証とバリデーション
      • 製造プロセスおける工程内試験
      • 分析法のバリデーション
      • クロマトグラフィープロセスの課題
  2. 第2章 バイオ医薬品製造における適格性評価とプロセス管理
    1. バイオ医薬品製造プロセスの品質管理
    2. クロマトグラフィープロセスの課題
      • 原材料の適格性
      • クロマトグラフィー性能の確認
      • スケールアップ & スケールダウン
      • 洗浄とサニタイゼーション
    3. プロセスシステムの適格性評価 (DQ,IQ,OQ,PQ) と洗浄バリデーション
      • 製造装置
      • クロマトグラフィーカラム
      • フィルター
    4. 工程内管理に用いる分析法
      • 目的物の確認試験法
      • 不純物の定量試験法
      • 試験の定量範囲
      • 生理活性物質の定量試験
  3. 第3章 バイオ医薬品製造におけるプロセスバリデーション
    1. 従来のプロセスバリデーションと新しいプロセスバリデーション
    2. クオリティ・バイ・デザイン (QbD)
    3. クロマトグラフィー工程のプロセス設計
    4. クロマトグラフィー工程の適格性検証
  4. 第4章 バイオ医薬品製造におけるプロセスバリデーション後の管理
    1. ICH Q5E (同質同等性) と工程変更及び変更管理
    2. 製造工程の変更とコンパラビリティー
    3. コンパラビリティー試験
    • 質疑応答

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 50,000円 (税別) / 55,000円 (税込)
複数名
: 25,000円 (税別) / 27,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
複数名で同時に申込いただいた場合、1名様につき 25,000円(税別) / 27,500円(税込) で受講いただけます。

  • R&D支援センターからの案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 75,000円(税別) / 82,500円(税込)
  • R&D支援センターからの案内を希望しない方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)

アカデミック割引

  • 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/12/17 抗体の基本構造と糖鎖修飾を利用した均一ADCの合成 オンライン
2024/12/17 再生医療等製品の製造現場におけるGCTP適合性調査対策のポイント オンライン
2024/12/18 GMP省令改正に対応した供給者管理の留意点 東京都 会場・オンライン
2024/12/18 SDS・ラベル超基礎講座 オンライン
2024/12/18 バリデーション入門講座 オンライン
2024/12/18 滅菌製品および無菌医薬品における微生物試験の実務とバリデーションのポイント オンライン
2024/12/18 ICH品質関連ガイダンス視点から考えるCTD-Q記載要求事項と効率的申請資料作成法 オンライン
2024/12/18 核酸医薬品の品質管理および分析・評価のポイント オンライン
2024/12/18 コンピュータシステムバリデーション (CSV) で要求される各規制・ガイドラインの理解 オンライン
2024/12/18 医薬品開発におけるマーケティングリサーチ手法およびデータの捉え方・活用のポイント オンライン
2024/12/18 薬価申請・原価計算方法の実際と交渉で有効なデータ取得・資料作成のポイント オンライン
2024/12/18 標準品の品質試験法設定の基礎と注意点 オンライン
2024/12/18 造粒・打錠工程の基礎知識およびスケールアップ方法・トラブル対応 オンライン
2024/12/19 承認申請・メディカルライティングコース オンライン
2024/12/19 CTD/照会回答書作成のためのメディカルライティング オンライン
2024/12/19 失敗成功事例から学ぶ原薬の各ステージでのスケールアップ製造のポイント オンライン
2024/12/19 造粒・打錠・コーティング製造技術とスケールアップ/打錠障害・品質異変の防止・対策 オンライン
2024/12/19 医薬品製造施設 (バイオ、合成原薬、固形製剤、無菌製剤) の構造設備に関わるGMP講座 オンライン
2024/12/20 アレニウス式加速試験におけるプロット作成と予測値の取扱い オンライン
2024/12/20 分析法バリデーションコース (2日間) オンライン

関連する出版物

発行年月
2021/5/27 [Global] 治験/市販後での安全性情報の収集・評価・報告要否とPVベンダーコントロール
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (製本版+ebook版)
2021/3/30 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ
2020/12/24 バイオ医薬品 (抗体医薬品) CTD-CMC記載の要点
2020/10/28 QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方
2020/6/30 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集
2020/5/29 凍結乾燥工程のバリデーションとスケールアップおよびトラブル対策事例
2020/4/27 各国要求及び治験環境と現地の実情
2020/3/30 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点
2020/3/24 リアルワールドデータの使用目的に応じた解析手法 - 各データベースの選択と組み合わせ -
2020/2/27 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請
2020/1/30 凍結乾燥の最適な条件設定による品質の安定化 - ラボ機と生産機の性能の違いを反映させたスケールアップ -
2019/8/1 データインテグリティ規程・手順書
2019/6/27 FDAが要求するCAPA導入の留意点
2019/6/27 EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用
2019/5/31 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向
2019/4/24 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集
2018/11/30 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価
2018/10/30 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2
2018/9/28 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発