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官能評価の基本的な考え方・具体的手法、パネルの選定・育成方法

官能評価の基本的な考え方・具体的手法、パネルの選定・育成方法

東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、食品の味覚・嗅覚を中心とした官能評価の基本と進め方を、評価事例を交えて解説いたします。

開催日

  • 2019年6月27日(木) 10時30分 17時30分

受講対象者

  • 各企業の研究者・技術者、品質管理担当者、商品開発・企画担当者
  • 食品の官能評価を行っている方、行い始めた方、今後その予定がある方

修得知識

  • 食品の官能評価の基本
  • 食品の官能評価 (分析官能評価を中心に) の進め方
  • 食品分野での官能評価の事例
  • 官能評価の商品開発や品質管理 (食品分野) への応用

プログラム

 官能評価は、特段の勉強をしなくとも、誰でも簡単にできると思われがちですが、信頼性あるデータを出すためには、それなりの勉強が必要で、先人たちの官能評価事例からも学ぶ必要があります。私は「官能評価は高度な専門技術」と考えています。本セミナーでは評価事例を盛り込みながら、食品の味覚・嗅覚を中心とした官能評価の基本と、進め方をお話させていただきます。

  1. はじめに
    1. 本セミナーのポイント
    2. 自己紹介
  2. 官能評価の基本
    1. 官能評価
    2. 分析型官能評価と嗜好型官能評価
    3. 分析型官能評価で大切なこと
  3. 分析型官能評価の流れ
    1. 官能評価の手順
    2. 官能評価の目的の明確化
    3. 官能評価の進め方のポイント
  4. 分析型官能評価パネルの選定・育成
    1. 官能能力試験によるパネルの選抜
    2. 官能評価パネルに必要な要件
    3. 官能能力試験に合格するための訓練
    4. 官能能力試験合格後の育成
    5. 官能能力パネルの維持・管理
  5. 分析型官能評価の実施ルール
    1. 官能評価パネルの選定
    2. 官能評価法の選定
    3. 官能評価試料の調整
    4. 官能評価日時の設定
    5. 官能評価に及ぼす心理理的影響
    6. 試料の提示技法
  6. 官能評価の環境
    1. 官能評価室
  7. 分析型官能評価の手法「識別評価」
    1. 2点識別試験
    2. 3点識別試験
    3. 1対2点識別試験
    4. その他の識別試験
    5. 評価事例
  8. 分析型官能評価の手法 「定量化・尺度法」
    1. 定量化・尺度法
    2. 評価事例
  9. 分析型官能評価の手法 「特性プロファイル法」
    1. 特性プロファイル法
    2. 官能評価用語
    3. QDA法
    4. TI法、TDS法、CATA法、TCATA法
    5. 官能評価ソフト
    6. 評価事例
  10. 共感覚
    1. 共感覚
  11. 官能評価データの解析手法の紹介
    1. 統計解析の基礎
    2. 記述統計の基礎
    3. 推測統計の基礎
    4. 統計解析ソフト
  12. 異臭検出
    1. 異臭とオフフレーバー
    2. 異臭識別試験
    3. 評価事例
  13. 嗜好型官能評価
    1. 嗜好型官能評価の進め方
    2. アンケート調査
  14. 官能評価の裏付け
    1. 機器分析
    2. 生体計測
  15. おわりに
    1. 日本官能評価学会
    2. 参考文献
    3. 官能評価のISOとJIS

講師

会場

ちよだプラットフォームスクウェア
東京都 千代田区 神田錦町3-21
ちよだプラットフォームスクウェアの地図

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,296円 (税別) / 50,000円 (税込)
複数名
: 20,833円 (税別) / 22,500円 (税込) (案内をご希望の場合に限ります)

案内割引・複数名同時申込割引について

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  • Eメール案内を希望する方
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 41,667円(税別) / 45,000円(税込)
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    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,296円(税別) / 50,000円(税込)
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アカデミック割引

  • 1名様あたり 23,148円(税別) / 25,000円(税込)

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

本セミナーは終了いたしました。

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