技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

化粧品の価値を向上させる使用感の商品への反映

実技付き 化粧品官能開発セミナー

化粧品の価値を向上させる使用感の商品への反映

~価値の源泉:創造型官能開発の導入~
東京都 開催 会場 開催 デモ付き

開催日

  • 2019年3月11日(月) 10時30分 16時30分

プログラム

 化粧品の使用感は、食におけるおいしさに相当する重要な価値です。優れた使用感はお客さまから愛用される必須の価値なのです。この価値を高めるためには、価値の企画や設計が合理的に達成できるように、価値を正確に記述する必要があります。使用感の企画や設計に資する記述は官能評価を超えた官能開発になりますが、価値の源泉となるべく記述には更に進化させた創造型官能開発が欠かせません。この創造型官能開発の真髄を、口から口への伝言を超え、手から手の感覚の実体を伴った形で伝授します。
 使用感のもつ価値の意味づけから始まり、使用感を記述するための官能変数 (言葉) の選択と尺度 (ものさし) 構成を、必要性と導入法を実例によって説明します。さらに、創造的官能評価を実感として身につけていただくために、実際のスキンケア化粧品を試料として用意し、尺度構成を中心とした実技を演習として行います。実体がつかめず創造型官能開発の導入が躊躇されていた化粧品メーカーには大きな力になると考えられます。

  1. 使用感の価値とその記述法
  2. ことば (評価用語) の選定
    1. 評価用語の機能と実像
    2. ことば出しとことばの選定
    3. イメージを創ることばとその取り扱い
  3. 尺度の構成
    1. 尺度の必要性と実際
    2. 化粧品における実用的尺度構成法
      • 【実習】お弁当のおかずを試料とした味覚の尺度構成演習
        → 3種の試料による【甘さ】の尺度構成:一対比較による評価
  4. 【実習】尺度構成演習①【一対比較による味覚例】
  5. 漸進法 (実用的尺度構成法) の実務の進め方
  6. 【実習】尺度構成演習②【漸進法による触覚 (クリーム) 例】
    • ※7ポイントスケール上に5品の試料を位置づける
      1. 準備 (手技・洗浄等の取り決めの確認、試料・備品の準備)
      2. 「のびの軽さ」
      3. 「しっとり感」
      4. 「べたつき」
      5. 「被覆感」
  7. QDAからの価値の読み解き
  8. 質疑応答
    • 名刺交換

講師

  • 高橋 正二郎 (髙橋 正二郎)
    株式会社日本オリエンテーション SDP(Sensory Design Program:感性価値開発設計プログラム) 研究所
    客員主席研究員

会場

ビジョンセンター浜松町

4F Iルーム

東京都 港区 浜松町2-8-14 浜松町TSビル 4階,5階,6階 (受付6階)
ビジョンセンター浜松町の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 43,500円 (税別) / 46,980円 (税込)
複数名
: 23,000円 (税別) / 24,840円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 23,000円(税別) / 24,840円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,500円(税別) / 46,980円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,000円(税別) / 49,680円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 69,000円(税別) / 74,520円(税込)
  • 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 賞味期限設定のためのアレニウス式を用いた加速試験のポイント オンライン
2024/4/24 医薬品・食品・化粧品工場における異物混入の具体的防止対策 東京都 会場・オンライン
2024/4/24 香り成分の心理生理学的有効性評価技術と商品開発への展開 オンライン
2024/4/24 化粧品・部外品のGMPと品質監査のポイント オンライン
2024/4/25 化粧品主要国成分規制と広告規制及び輸出入の留意点 オンライン
2024/5/7 化粧品主要国成分規制と広告規制及び輸出入の留意点 オンライン
2024/5/13 触り心地/テクスチャーの知覚メカニズム・評価技術と商品開発 オンライン
2024/5/15 外観目視検査員教育法と見逃し・バラツキ低減技術 オンライン
2024/5/16 化粧品の防腐処方設計と保存効力試験実施のポイント オンライン
2024/5/17 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/20 色と質感の感性評価 オンライン
2024/5/21 官能評価の基礎と高級感の解明・商品開発への活かし方 オンライン
2024/5/23 化粧品における薬機法・景品表示法・公正競争規約の留意点 オンライン
2024/5/24 商品開発のための感性・官能評価用アンケート設計と物性値への落とし込み オンライン
2024/5/24 ASEAN・台湾の最新化粧品申請制度解説 オンライン
2024/5/24 化粧品・医薬部外品・洗剤・雑貨商品開発のための効率的なデータ管理 オンライン
2024/5/28 自動車シートの座りを人間工学の眼で観る オンライン
2024/5/29 化粧品粉体の基礎と表面処理 オンライン
2024/5/29 化粧品の防腐処方設計と保存効力試験実施のポイント オンライン
2024/5/29 高品質化に向けた乳化・分散・溶解・攪拌技術の基礎および化粧品・皮膚外用剤への応用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/10/20 食品賞味期限設定における商品別事例と官能評価対応ノウハウ
2023/3/31 “使いやすさ”の定量評価と製品設計への落とし込み方
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/11/30 ヒトの感性に寄り添った製品開発とその計測、評価技術
2020/4/30 生体情報計測による感情の可視化技術
2019/2/28 においを "見える化" する分析・評価技術
2018/6/30 ヒトの感性に訴える製品開発とその評価
2017/5/31 スキンケア化粧品の官能評価ハンドブック
2014/10/27 化粧品に求められる使用感の共有と感性価値の数値化・定量化
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/7/15 化粧品13社〔2014年版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書
2014/5/15 美容液・化粧水 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2013/8/28 化粧品・医薬部外品およびその原料の安全性評価と規格・試験法設定
2013/8/20 文具大手7社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/20 文具大手7社 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/7/4 薬事法・景品表示法 実践 戦略パック
2012/5/25 化粧品13社 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)