技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

信頼性確保に向けた設計・評価の基礎と加速試験の効率的な進め方

信頼性確保に向けた設計・評価の基礎と加速試験の効率的な進め方

~加速試験を上手に活用して効率的に信頼性を確保するために~
東京都 開催 会場 開催 演習付き

概要

本セミナーでは、信頼性・安全の基本と加速試験の考え方を基本的なモデルとデータ解析方法を、演習を交えて分かり易く解説いたします。

開催日

  • 2018年2月14日(水) 10時30分 17時00分

受講対象者

  • 製品設計、開発、品質保証、信頼性管理、信頼性試験・解析に関わる技術者・管理者
  • 信頼性工学・品質管理に関する業務に携わる方、これから携わる方
  • 信頼性の設計、管理、審査、評価などに関する業務に携わる方

修得知識

  • 信頼性、故障、寿命の概念
  • 試験規模とサンプル数の決め方
  • ワイブル解析とパラメータの読み方
  • 再発防止・未然防止の意味とその進め方
  • 加速試験の概要とその準備、実施上のポイント、注意点
  • 加速試験で用いる故障物理モデルとその意味
  • 安全と信頼性の違いと総合信頼性 (ディペンダビリティ) の概要

プログラム

 信頼性・安全はお客様に安心を与え、信じられる・頼られる性質で今年はディペンダビリティ (総合信頼性) として要求される。新製品開発において信頼性・安全の確保・確認や検証には長い時間が必要で、開発期間への影響は大きく、その手法として信頼性試験への期待は大きい。信頼性加速試験は、故障解析などのノウハウを活用して技術課題の早期改善につなげるもので、効率的な開発のためには、その特徴と基本を踏まえた加速試験の運用が求められる。また、信頼性・安全の作りこみは、設計段階で故障を予測して発生させない活動が必要で、その発生に至るプロセスを改善するための、再発防止活動が欠かせない。
 この講座では実務者を対象に、信頼性・安全の基本と加速試験の考え方を基本的なモデルとデータ解析方法を交えて分かり易く解説して理解を促すと共に、品質保証との関係や未然防止活動の要点について紹介るものである。

  1. 品質の保証と信頼性の基礎概念
    1. 企業競争力と品質保証の役割
    2. 信頼性・安全性を取り巻く環境
    3. 時間依存の品質、ディペンダビリティ (総合信頼性) の意味と特徴
    4. 信頼性と安全の共通点・相違点
  2. 信頼性予測・試験の役割とデータの解析
    1. 信頼性の評価・作りこみと試験の役割
    2. 信頼性試験の種類と最小の試験規模の決め方 【演習付き】
    3. 信頼性データの特徴と解析上の注意
    4. 寿命データの解析 (ワイブル解析) 【演習付き】
  3. 未然防止、再発防止と信頼性の予測
    1. 再発防止とは何か
    2. 不具合発生のプロセスへの注目
    3. 再発防止のための3つの視点
    4. 再発防止の手法と未然防止のポイント
  4. 加速試験の概念と役割
    1. 加速試験が必要とされる理由
    2. 定型試験の特徴とそのメリットとディメリット
    3. 定量的な加速試験と質的な加速試験
    4. 故障のモデルと故障物理モデルの応用 (アレニウスモデル、SSモデル他)
    5. 加速試験の限界と注意
    6. 信頼性加速試験の国際規格 (IEC62506) の概要
  5. 加速試験の進め方の実際
    1. 機器・部品における加速試験の特徴と実際
    2. 活用事例と推進上で気をつけるべきこと
    3. 加速試験の活用 【演習付き】
    4. 信頼性と安全性作りに向けて
    • 補講:信頼と信頼性
    • 質疑応答

講師

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん

4階 第1グループ活動室

東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 42,750円 (税別) / 46,170円 (税込)
複数名
: 22,500円 (税別) / 24,300円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 22,500円(税別) / 24,300円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 42,750円(税別) / 46,170円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 48,600円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 72,900円(税込)
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/4/22 外観検査の概要、目視検査と自動検査の比較、その実際 オンライン
2024/4/22 品質管理の基礎 (4日間) オンライン
2024/4/22 品質管理の基礎 (1) オンライン
2024/4/23 技術・製品開発4大課題を解消するロバスト最適化開発法実践入門 オンライン
2024/4/24 信頼性基準適用試験における運用への落とし込みと(国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2024/4/26 品質管理の基礎 (2) オンライン
2024/5/8 品質管理の基礎 (3) オンライン
2024/5/13 品質管理の基礎 (4) オンライン
2024/5/15 外観目視検査員教育法と見逃し・バラツキ低減技術 オンライン
2024/5/15 ヒューマンエラー・ミスを防ぐための職場管理・作業管理方法と教育訓練 オンライン
2024/5/17 加速試験の成り立ちと各種事例に基づく実践的な加速係数の求め方 東京都 会場・オンライン
2024/5/20 信頼性物理に基づく信頼性試験技術 オンライン
2024/5/20 FMEAの必須知識と工程FMEAの実践手法 オンライン
2024/5/20 技術者・研究者向けのプロジェクト進行における異文化教育・コミュニケーション能力向上のポイント オンライン
2024/5/20 上流工程で品質を作り込むトラブル流出ゼロの品質管理手法 オンライン
2024/5/22 新製品開発における信頼性予測と役割 オンライン
2024/5/23 外観検査の“あいまいさ”を無くし判定精度を上げる「外観&目視検査の正しい進め方」 東京都 会場・オンライン
2024/5/23 経済性を考慮した「開発時の安全係数」と「量産展開時の規格値」の論理的決定法 オンライン
2024/5/28 技術者・研究者向けのプロジェクト進行における異文化教育・コミュニケーション能力向上のポイント オンライン
2024/5/29 信頼性物理に基づく信頼性試験技術 オンライン