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製品開発における2つの加速試験の使い方

製品開発における2つの加速試験の使い方

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概要

本セミナーでは、信頼性加速試験の強み・弱みを解説し、信頼性加速試験を進める上での注意点やデータの取り方・見方、ワイブル解析などについて、事例を踏まえて基礎から詳解いたします。

開催日

  • 2025年11月27日(木) 10時00分16時30分

受講対象者

  • メーカーの設計技術者、信頼性技術者
  • 開発管理者および開発管理マネージャー
  • 品質保証、信頼性管理の技術者及び管理者

修得知識

  • 製品開発における信頼性設計の重要さ
  • 信頼性設計と機能設計との違い
  • 信頼性を確保するための手法と役割
  • 信頼性試験や加速試験の意味と狙い
  • 加速試験の実施上のポイント

プログラム

 開発期間の中で、信頼性の評価を短縮することは重要です。信頼性が高いとは“丈夫で長持ち”することですから、信頼性を検証するのは、ハードソフトを問わす、長い時間が必要になります。
 加速試験とは「通常よりも厳しい条件で行われる試験」の総称で、早くに問題を顕在化したり、試験期間を短縮したりするのに有効な方法です。一方、同じ故障メカニズムであることや、加速率が分かっていることなどの問題を持っています。製品開発で活用するには、加速試験の特徴を理解して、早い段階で、未知の故障を見つけ、既知の故障は改善されていることを確認する必要があります。
 本セミナーでは、開発期間の短縮のために加速試験に着目し、加速試験の成立する条件や、早く故障に対策したい、また早く信頼性を推定したいという、2つの加速試験の特徴を解説します。さらに、その上で必要となるワイブル解析や故障物理モデルについて紹介します。

  1. 製品開発の短縮
    1. 製品開発に時間がかかる訳
    2. 信頼性をどうやって確認するか
    3. 加速試験の実施と役割
  2. 加速試験とは
    1. 加速の考え方 (早く結果が出てもダメ)
    2. 加速が成立する条件
    3. 時間加速と動作加速
    4. 判定加速のメリットと注意
  3. 故障率と寿命の加速
    1. 2つの加速試験
    2. 故障メカニズムとは
    3. 既知の故障に対する加速試験
    4. 未知の故障に対する加速試験
    5. 定型試験の利用
  4. 故障が既知の場合の加速
    1. 故障メカニズムに基づく加速の進め方
    2. 計画の注意点と周辺情報…演習
    3. 試験条件の決め方
    4. 加速試験でわかる範囲
    5. 数理モデルの利用点
  5. 故障が未知の場合の加速
    1. 故障率の予測と寿命の予測
    2. 市場情報の重要性
    3. 試験の実施上の注意
    4. 新しい故障の発生と対策
    5. 加速試験の結果の扱い方
  6. 代表的なモデルと定性的な加速
    1. 故障物理モデル
      • アレニウスモデル
      • ストレス強度モデル
      • 累積損傷モデル
    2. ワイブル分布と解析
    3. 加速試験でワイブル解析が重要な理由
    4. 定性的な加速試験 (HALT) と注意
  7. まとめ
    1. 加速試験のJIS規格
    2. 開発期間とリスク
    3. 信頼性は設計で決まる
    4. それぞれの役割

講師

主催

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お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 49,000円 (税別) / 53,900円 (税込)
1口
: 60,000円 (税別) / 66,000円 (税込) (3名まで受講可)

ライブ配信セミナーについて

  • 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
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  • ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
  • 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。
本セミナーは終了いたしました。

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