技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー
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 CAPA (是正処置・予防処置) の考え方は、医薬品・医療機器業界の査察のために米国FDAが開発し、その手順は品質に関する査察規制が適用となる品質システムの中で、最も重要なものとなりました。これに伴い、CAPAに関する査察が強化されました。すなわちCAPAは、FDA査察準備の最大のポイントと言えます。
 CAPAは、重要な査察項目の1つとして上げられています。CAPAを見ることで、企業の製品に対する品質改善や法遵守の姿勢が見えてくることになります。
 是正処置の目的は再発防止です。修正処置と是正処置は異なります。是正処置で最も大切なことは、根本的原因の発見です。根本的原因が特定できなければ、問題が再発します。また、根本的原因を個人の問題 (認識不足、勘違い等) にしたり、製品固有の問題としてはなりません。なぜならば、担当者はいずれ変更されるからです。担当者が変われば、同様な問題が再発します。是正処置では、必ず 仕組み (SOP) を改善しなければなりません。
 CAPAを導入することにより、設計・製造における不適合の発生率を確実に減少させることが出来ます。CAPAは苦情管理、設計管理、逸脱管理、不適合品管理、内部監査、変更管理、自己点検、国内外行政当局査察などで発見されたり、指摘された問題点、課題について対応していくためのシステムです。当局査察では、必ずCAPA SOPの提示を求められます。また、その記録も厳重に調査されます。CAPAは、導入すれば終わりではなく、継続的に運用することが重要です。欧米の医薬品・医療機器業界では、CAPAの概念の導入、検討が盛んに行われています。しかしながら、本邦においては、CAPAの情報管理が、手作業ベース (Excel、Word) で行われ、関連する資料と共に、紙ファイルで保存されているため、蓄積したデータの利用効率が悪く、CAPAの品質向上への効果が十分に得られないといった状況が見受けられます。
 FDAの要求事項であるCAPAでは、顧客苦情のみならず、生産工程等での不適合にも適切な対応が求められていますが、既存システムでは、顧客苦情のみを対象にしているケースが多く見られます。さらに、自社開発を行うなどにより、21 CFR Part 11に適合していないシステムも多く存在しています。
 本セミナーでは、初心者にもわかりやすいようにCAPAの基本から解説を行います。また、CAPAシステムを導入するにあたっての留意点について解説いたします。
| 開始日時 | 会場 | 開催方法 | |
|---|---|---|---|
| 2025/11/28 | 製造/ラボにおけるER/ES・CSV規制要件をふまえたデータ保管・管理の留意点 | オンライン | |
| 2025/11/28 | 承認申請に向けたリスクベースのGCP監査 | オンライン | |
| 2025/11/28 | 医薬品ライセンスにおけるデューデリジェンスのプロセスと実務対応 | オンライン | |
| 2025/11/28 | GMP適合性調査で指摘を受けやすい試験室管理の要点と文書・記録管理に起因した指摘削減のポイント | オンライン | |
| 2025/11/28 | 体外診断用医薬品/関連製品マーケティング戦略の構築と展開 | 東京都 | 会場・オンライン | 
| 2025/11/28 | キメラ型タンパク質分解誘導薬 (PROTAC) の分子設計と実用化への課題 | オンライン | |
| 2025/11/28 | 日本型パテントリンケージ制度の実務と考慮した特許戦略 | オンライン | |
| 2025/12/1 | 医薬品ライセンスにおけるデューデリジェンスのプロセスと実務対応 | オンライン | |
| 2025/12/1 | 医薬品のグローバル開発に必要な実践英語講座 | オンライン | |
| 2025/12/1 | 体外診断用医薬品/関連製品マーケティング戦略の構築と展開 | 東京都 | オンライン | 
| 2025/12/2 | 原薬GMPガイドライン実践編 | オンライン | |
| 2025/12/2 | 医療機器の承認申請書・添付資料作成のポイント 基礎講座 | オンライン | |
| 2025/12/3 | 局所止血材の使用法と今後の開発ニーズ | オンライン | |
| 2025/12/3 | 患者中心主義 (Patient Centricity) による医薬品マーケティングの実践 | オンライン | |
| 2025/12/3 | MES・LIMS導入で叶える医薬品製造現場の業務効率化・データの信頼性向上・品質担保 | オンライン | |
| 2025/12/4 | Z世代へのGMP教育とQuality Culture醸成のポイント | オンライン | |
| 2025/12/4 | GMP/GQPにおけるQA教育訓練とGMP文書、記録類のレビューのポイント | オンライン | |
| 2025/12/4 | 医薬品製造現場におけるコスト削減と人材不足のためのQC/QA業務効率化 | オンライン | |
| 2025/12/4 | 添加剤を活用するタンパク質の凝集制御と酵素の活性化 (製薬・化学・食品) | オンライン | |
| 2025/12/5 | 医薬品製造所における逸脱対応とCAPA効率化/終結判断 | オンライン | 
| 発行年月 | |
|---|---|
| 2021/3/15 | 体温計 (CD-ROM版) | 
| 2021/2/25 | CAPA規程・手順書・様式 | 
| 2020/10/28 | QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方 | 
| 2020/7/31 | 生体情報センシングと人の状態推定への応用 | 
| 2020/6/30 | 米国での体外診断用医薬品の開発/審査対応 実務集 | 
| 2020/4/30 | 生体情報計測による感情の可視化技術 | 
| 2020/4/27 | 各国要求及び治験環境と現地の実情 | 
| 2020/3/30 | 当局要求をふまえたデータインテグリティ手順書作成の要点 | 
| 2020/2/27 | 海外データ (試験施設) /海外導入品の信頼性基準適用と効率的なデータ利用・CTD申請 | 
| 2019/11/21 | 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (オンデマンド) | 
| 2019/11/21 | 医療機器企業におけるリスクマネジメントセミナー (DVD) | 
| 2019/8/1 | データインテグリティ規程・手順書 | 
| 2019/6/27 | FDAが要求するCAPA導入の留意点 | 
| 2019/6/27 | EU GVP Module I /ISO9001要求をふまえたQuality Management System の実装と運用 | 
| 2019/5/31 | 医薬品モダリティの特許戦略と技術開発動向 | 
| 2019/4/24 | 洗浄バリデーション実施ノウハウと実務Q&A集 | 
| 2018/11/30 | 希少疾患用医薬品の適応拡大と事業性評価 | 
| 2018/10/30 | 高薬理活性医薬品封じ込めQ&A集 Part2 | 
| 2018/9/28 | 腸内細菌叢を標的にした医薬品と保健機能食品の開発 | 
| 2018/8/31 | がん治療で起こる副作用・合併症の治療法と薬剤開発 |