技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

臨床試験における試験実施計画書と統計解析計画書の記載ポイント

統計が専門でない方のための

臨床試験における試験実施計画書と統計解析計画書の記載ポイント

~データの収集から解析方法、結果の提示方法など具体的な取扱いを理解する~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、統計解析計画書について、統計学の基礎知識とともに解説いたします。
また、統計解析計画書を通して、統計の基礎知識や実施計画書との違いについて解説します。

開催日

  • 2016年3月25日(金) 13時00分16時30分

修得知識

  • 実施計画書の統計に関する記載と解析計画書の例
  • 統計解析計画書のレビュー
  • 臨床試験における統計学の基礎知識
  • 統計解析計画書に関する注意点

プログラム

 治験/臨床試験において試験実施計画書の作成は必須であり、計画書に準じて、データを取得し、解析を行って、試験結果を分かりやすく適切に情報提供することは、治験/臨床試験を実施する企業/研究者の義務です。また、試験実施計画書とは別に統計解析担当者が作成する統計解析計画書には、データの収集から解析方法、結果の提示方法など具体的な取扱いがまとめられています。本講座では、統計が専門でない方に、統計解析計画書について、統計学の基礎知識とともに解説します。
 統計の専門家、担当者以外の方が閲覧する機会は少ない統計解析計画書ですが、如何に効率良く、かつ解析に必要なデータを収集し、どういった解析が行われ、結果をどのように提示することができるかを知っておくことは、統計が専門でない方にも意義があることです。統計解析計画書をレビューや監査をする機会がある統計が専門でない方に、統計解析計画書を通して、統計の基礎知識や実施計画書との違いについて解説します。

  1. 試験実施計画書と統計解析計画書
    1. 実施計画書の役割
    2. 統計解析計画書の役割
    3. 実施計画書の統計に関する記載と解析計画書の例
  2. 統計解析計画書のレビュー
    1. 試験の位置付けと統計解析計画の内容
      1. 検証的試験
      2. 探索的試験
    2. 解析対象集団の定義
      1. FAS解析対象集団
      2. PPS解析対象集団
      3. 安全性解析対象集団
    3. 有効性評価項目における記載例
      1. 有効性の解析における注意点
      2. 主要評価項目の定義
      3. 副次評価項目の定義
      4. その他の副次評価項目
    4. 安全性評価項目における記載例
      1. 有害事象、バイタルサイン、臨床検査値
    5. 統計解析
      1. 一般的な注意事項
      2. 被験者の内訳とフローチャート
      3. 人口統計学的特性の要約
      4. 主要評価項目の解析に関する記載
      5. 副次評価項目の解析に関する記載
      6. 安全性の解析に関する記載
      7. 感度解析
      8. 欠測値の取扱い
      9. 中間解析
    6. 結果の提示方法
  3. 臨床試験における統計学の基礎知識
    1. 試験デザイン
    2. 試験目的 (仮説)
    3. エンドポイントの設定
    4. 盲検化とランダム化
    5. 優越性試験と非劣性試験
    6. 目標症例数の設定
  4. 統計解析計画書に関する注意点
    1. 統計解析計画書の構成
    2. 統計解析計画書の作成時期
    3. 統計解析計画書の品質と妥当性
    • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 飛田 英祐
    大阪大学 大学院 医学系研究科 医療データ科学寄附講座
    特任教授

会場

芝エクセレントビル KCDホール
東京都 港区 浜松町二丁目1番13号 芝エクセレントビル
芝エクセレントビル KCDホールの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
  • 受講者全員が会員登録をしていただいた場合に限ります。
  • 同一法人内(グループ会社でも可)による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
    申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2026/3/12 ICH新ガイドラインに対応する分析法開発と分析法バリデーションの基礎と実践 オンライン
2026/3/12 日本特有の要求対応をふまえた海外導入品のCMC開発対応とCMC申請資料 (日本申請用) 作成 オンライン
2026/3/12 新規モダリティ (核酸医薬、遺伝子治療、細胞治療など) における事業性評価手法と注意すべき点 オンライン
2026/3/13 スケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方 オンライン
2026/3/16 FDA DMF (Type II,IV) (Type III) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 (2日コース) オンライン
2026/3/16 FDA DMF (Type II,IV) の各ファイルの作成方法と事例及びFDA照会対応 オンライン
2026/3/17 医療機器の承認申請書・添付資料作成のポイント 基礎講座 オンライン
2026/3/19 治験薬GMP入門 オンライン
2026/3/19 中小規模組織 (企業) におけるGMP/GQP文書作成の技法と文書を遵守させるための手法 オンライン
2026/3/19 バイオ医薬品の製造ラインにおける洗浄バリデーション実施・残留限度値設定と実状・課題への対応 オンライン
2026/3/19 ISO 13485:2016が要求する医療機器サンプルサイズの根拠を伴う統計学的手法 (全2コース) オンライン
2026/3/19 ISO 13485:2016の要求事項に有効な統計的手法 オンライン
2026/3/23 超実践的 サプライヤ監査のための監査員養成 実践講座 東京都 会場
2026/3/23 治験薬GMP入門 オンライン
2026/3/24 設備のバリデーション オンライン
2026/3/25 GMP対応 : 試験検査室管理と技術移転及びOOS/OOT対応 オンライン
2026/3/26 信頼性基準適用試験の運用への落とし込みと(海外導入品など) 日本申請時の信頼性保証 オンライン
2026/3/26 バイオ医薬品分析コース (Aコース 分析法バリデーション + Bコース 超遠心分析) オンライン
2026/3/26 ICH Q2 (R2) /Q14・AQbDをふまえたバイオ医薬品の分析法バリデーションと判定基準の設定方法・許容範囲の考え方 オンライン
2026/3/26 ISO 13485:2016の要求事項に有効な統計的手法とそのサンプルサイズの計算法 オンライン

関連する出版物

発行年月
2025/6/11 タンパク質分解医薬の実用化に向けた基盤技術と評価
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (書籍版)
2025/4/14 製薬業界55社〔2025年版〕技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2025/2/20 医薬品製造を目的としたプロセス化学と薬事規制及び製薬企業の動向
2025/1/27 世界の中分子医薬・抗体医薬、およびCDMO最新業界レポート
2024/11/29 ファインケミカル、医薬品の連続生産プロセス
2024/9/30 最新GMPおよび関連ICHガイドライン対応実務
2024/9/30 タンパク質、細胞の吸着制御技術
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応
2024/3/22 GxP領域でのクラウド利用におけるCSV実施/データインテグリティ対応 (製本版 + ebook版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略 (製本版 + ebook版)
2023/12/20 遺伝子治療用製品の開発・申請戦略
2023/11/30 当局査察に対応した試験検査室管理実務ノウハウ
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション - (製本版 + ebook版)
2023/11/29 開発段階に応じたバリデーション実施範囲・品質規格設定と変更管理 - プロセス/分析法バリデーション -
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/6/30 生産プロセスにおけるIoT、ローカル5Gの活用
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応
2023/5/26 グローバル展開・3極規制要件の違いをふまえたRMP (日本/欧州) ・REMS (米国) 策定とリスク設定・対応 (製本版 + ebook版)