技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

高活性医薬品を扱う設備・設計と封じ込め技術

PIC/S-GMPにおける最新動向も含めて解説

高活性医薬品を扱う設備・設計と封じ込め技術

~健康ベース曝露限界値の設定から、封じ込め設備の設計、薬塵測定、洗浄評価まで~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、健康ベース曝露限界値を用いる場合の洗浄基準、FDAによる新しいプロセスバリデーションの考え、EMA、PDAなどの最近の新しい動きなど、具体的な対処法を解説いたします。

開催日

  • 2016年3月24日(木) 10時30分 16時30分

受講対象者

  • 高活性医薬品を扱う技術者、品質管理担当者

修得知識

  • 健康ベース曝露限界値
  • OEL
  • コントロールバンディング
  • 封じ込め設備の設計
  • 呼吸保護具の選定
  • ラボにおける封じ込め
  • 薬塵測定
  • 洗浄評価

プログラム

 医薬品へのニーズの変化により、抗がん剤などの薬理活性の高い医薬品への指向が強まっている。このような高活性物質を扱う現場では、GMP要件としての交叉汚染防止と労働安全衛生上の作業員曝露防止の二つを同時に満足させる必要があり、封じ込め設備をバランスよく実現していく必要がある。
 本講演会では、封じ込めの基本的な事項、封じ込めプロジェクトの進め方、リスクアセスメントツール、健康ベース曝露限界値、ハザードレベルのバンディング、一次封じ込め設備および二次封じ込め設備の設計、リスクベースアプローチによる呼吸保護具の選定、封じ込め設備構築事例、薬塵測定 (概論) 、洗浄評価 (概論) について紹介する。

  1. 医薬品ニーズの変化
    1. 封じ込め設備に必要とされる要件
    2. 封じ込め設備導入時の課題
  2. 封じ込めの基本的な事項
    1. 各種用語の定義
    2. 曝露の経路
    3. 封じ込めの基本的な戦略
    4. リスクベースアプローチ
  3. 封じ込め設備導入プロジェクト
    1. プロジェクトの進め方
    2. リスクアセスメントツール
    3. エンジニアリングにおけるポイント
  4. 健康ベース曝露限界値
    1. トキシコロジーの基礎知識
    2. 健康ベース曝露限界値PDE (ADE) の設定
    3. OELの設定
    4. 高活性物質の区分 (バンディング)
  5. 一次封じ込めの設計
    1. リスクベースアプローチによる封じ込め設計
    2. 封じ込め手段決定までの流れ
    3. 詳細な手順と例題
    4. 封じ込め機器選定マトリックス
  6. 封じ込め機器のいろいろ
    1. 封じ込め機器の事例
    2. 最適な組み合わせ
  7. フレキシブルコンテインメント
    1. 基本的な考え
    2. 手法と道具
    3. 適用事例
  8. 二次封じ込めの設計
    1. 空調設備
    2. 更衣室
    3. 除塵設備 (ミストシャワー)
    4. 廃液・廃棄物処理
  9. 呼吸用保護具RPE
    1. RPEが必要とされるタイミング
    2. リスクベースアプローチによるRPEの選定
    3. 防護係数
  10. 構築事例
    1. 原薬工場 / 固形製剤工場 / 既存設備の改造事例
  11. 薬塵測定~概論
    1. 薬塵測定の位置づけ
    2. SMEPACガイドラインの概要
  12. 洗浄評価~概論
    1. 最近の動向とその背景
    2. 今後の洗浄バリデーションのあり方
    3. 健康ベース曝露限界値を用いる場合の留意点
  13. 環境モニタリング
    1. モニタリングに関するガイドライン
    2. モニタリング事例
  14. EU-GMPおよびPIC/S-GMPにおける最新の動向
    1. 専用化要件に関する動き
    2. 洗浄バリデーションに関する動き

会場

江東区産業会館

第2会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/20 非臨床試験: 各治験段階における規格とバリデーション実施の具体的ポイント オンライン
2025/2/20 医薬分野におけるモダリティー開発視点からのイノベーション発掘と事業化戦略 オンライン
2025/2/20 費用対効果 (日本版HTA) 評価の基礎講座 オンライン
2025/2/20 PMDA審査官から高評価が得られる非臨床領域のメディカルライティング オンライン
2025/2/20 医薬部外品における承認申請書作成ノウハウおよびPMDA相談のポイント オンライン
2025/2/21 ヒューマンエラー防止に必要なSOPの書き方の工夫と文書管理 東京都 会場・オンライン
2025/2/21 製造/ラボにおける監査証跡の具体的な運用方法・管理と効率的なレビュー手順・頻度 (どこまですべきか) ・記録の残し方 オンライン
2025/2/21 非臨床試験 (基礎研究、信頼性基準試験) における電子データ完全性確保・電子ノート使用とクラウド利用でのデータ管理 オンライン
2025/2/21 コンピュータ化システムバリデーション (CSV) の基礎とデータ・インテグリティ確保 オンライン
2025/2/21 GMPにおける (製造・試験) 外部委託業者管理・監査の留意点とチェック項目 オンライン
2025/2/24 アジア主要国のオーファンドラッグ薬事規制・承認申請の相違点と実務対応 オンライン
2025/2/24 医薬品ライセンスにおける契約交渉のポイント オンライン
2025/2/25 実際に起こった不具合や解決方法、注意点で学ぶスケールアップ・ダウン検討および実験計画の進め方・データのとり方、操作の簡略化 オンライン
2025/2/25 PMDAから高評価が得られるメディカルライティング中級講座 オンライン
2025/2/25 核酸医薬品における非臨床安全性評価とCMC/品質評価・不純物管理 オンライン
2025/2/26 基礎から考える医薬品の品質と開発段階に応じた規格及びその設定法 オンライン
2025/2/26 試験検査室管理におけるGMP対応の重点チェックポイント オンライン
2025/2/26 簡便化、抜け防止の観点をふまえたGMP SOP/製造指図記録書の形式・作成 (改訂) ・記入方法 オンライン
2025/2/26 体外診断用医薬品の性能評価に必須の統計解析基礎講座 オンライン
2025/2/26 医薬品製造現場で使われる暴露許容値 (PDE (ADE) 、OEL) の算出の基礎とその活用 オンライン

関連する出版物

発行年月
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書
2013/1/28 造粒・打錠プロセスにおけるトラブル対策とスケールアップの進め方
2012/3/29 治験中 / 市販後における3極安全性情報の収集・報告・評価実務と相違
2012/3/13 超入門 GMP基礎セミナー
2012/3/5 育毛剤・発毛剤 技術開発実態分析調査報告書
2012/2/16 システムの適格性確認および回顧的バリデーションの具体的実施方法
2012/2/14 LIMS導入に関する導入の留意点セミナー
2012/2/9 厚生労働省「コンピュータ化システム適正管理GL」対応のための「回顧的バリデーション」および「リスクアセスメント」実施方法
2012/1/20 24年度診療報酬改定におけるDPC評価の全貌
2011/12/22 光学活性医薬品開発とキラルプロセス化学技術