技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

食品製造現場における洗浄の基礎と実践ノウハウ

食品製造現場における洗浄の基礎と実践ノウハウ

大阪府 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、洗浄の学術的基礎とその重要性、各種の洗浄力要素の作用メカニズム、汚れの除去メカニズム、次亜塩素酸の有効な活用方法をわかりやすく解説するとともに、洗浄の実践ノウハウを伝授いたします。

開催日

  • 2016年2月4日(木) 10時30分16時30分

プログラム

 食品工場では、衛生的な製造環境を維持するために、洗浄・殺菌操作に多大な時間と労力を費やしています。いかなる殺菌操作においても、所望する清浄度を短時間で得るためには、残存する汚れと微生物菌数を可能な限り減少させる必要があります。この点において、洗浄の持つ役割はきわめて大きいと言えます。
 多くの食品製造従事者は、殺菌という概念はしっかりと身についているものの、洗浄を学問的に理解している人は意外と少ないのが現状です。洗浄は「人を介するプロセスである」と言われます。何をどうするかという基本操作に加えて、なぜこの操作が必要なのかを理解することで、洗浄効率は安定かつレベルアップします。
 本講習会では、洗浄の学術的基礎とその重要性、各種の洗浄力要素の作用メカニズム、汚れの除去メカニズム、次亜塩素酸の有効な活用方法をわかりやすく解説するとともに、洗浄の実践ノウハウを伝授します。

  1. 食の安全安心と衛生管理システム
    1. 食品の安全性と消費者の安心・不安
    2. 衛生管理における基本活動
    3. 微生物制御における洗浄の役割
  2. 洗浄の基礎
    1. 洗浄系の4要素
    2. 媒体としての水の特性
    3. 洗浄力の分類
    4. 界面における洗浄剤の働き
    5. 洗浄プロセスと定量的評価
  3. 界面活性力の基礎
    1. 界面活性剤とは
    2. 界面活性剤の分類と特徴
    3. 界面活性剤の洗浄作用
    4. 親油性汚れ (油滴、油膜) に対する除去メカニズム
    5. 界面活性剤の問題点
    6. 助剤による作用の増強と補完
  4. アルカリ剤の洗浄力の基礎
    1. アルカリ剤の種類と作用効果
    2. 親水性汚れ (タンパク質等) に対する除去メカニズム
    3. アルカリ剤の有効性 (タンパク質、油脂、鉱物油)
    4. アルカリ洗浄の問題点
  5. 次亜塩素酸ナトリウムの実践的な使用方法
    1. 次亜塩素酸とは
    2. 次亜塩素酸水溶液の種類
    3. 次亜塩素酸の洗浄・殺菌メカニズム
    4. 酸素系酸化剤の洗浄効果との比較
    5. 樹脂に収着した香料の洗浄除去
    6. 材質に対する腐食・作用とその対策
  6. 拭き取り法による清浄度の評価
    1. 拭き取り法と洗浄度の数値化
    2. 簡易キットを活用した洗浄不良箇所の調査事例
    3. 洗浄バリデーションのための拭き取り操作の標準化
    • 質疑応答

会場

大阪市立中央会館

2F 第5会議室

大阪府 大阪市 中央区島之内2丁目12-31
大阪市立中央会館の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/9/16 日米欧における食品包装規制の最新動向の把握と対応 オンライン
2025/9/17 洗浄バリデーションにおけるリスク評価と残留許容値設定/運用 オンライン
2025/9/18 GMPに基づいた衛生管理とその徹底 オンライン
2025/9/19 スラリーの分散安定性の評価技術 オンライン
2025/9/19 シリカ微粒子を使うための総合知識 オンライン
2025/9/19 食品の「一括表示」及び「栄養成分表示」の基本と具体的な作成手順 東京都 会場・オンライン
2025/9/22 食品の「一括表示」及び「栄養成分表示」の基本と具体的な作成手順 オンライン
2025/9/24 健康食品GMP 基礎と実務対応のポイント オンライン
2025/9/25 食品照射の概要と海外における利用動向および国内での将来展望 オンライン
2025/9/26 健康食品GMP 基礎と実務対応のポイント オンライン
2025/9/26 食用油脂の基礎と応用技術 オンライン
2025/9/29 食用油脂の基礎と応用技術 オンライン
2025/9/29 半導体デバイスの物理的ウェット洗浄の基礎と最新情報の展開 オンライン
2025/10/8 シリカ微粒子を使うための総合知識 オンライン
2025/10/15 半導体デバイスの物理的ウェット洗浄の基礎と最新情報の展開 オンライン
2025/10/17 アレニウスプロットの作成とその測定数値の取り扱い オンライン
2025/10/28 アレニウスプロットの作成とその測定数値の取り扱い オンライン
2025/10/31 洗浄バリデーションでの残留限度値設定、残留物の評価法、査察不適合事例 オンライン
2025/10/31 湿式洗浄技術の基礎とプロセス最適化の総合知識 オンライン
2025/11/7 バイオ医薬品製造におけるバリデーション 入門講座 オンライン

関連する出版物

発行年月
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026
2024/7/22 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの実態と将来展望 2024-2026 (書籍版 + CD版)
2024/4/8 ウォータージェット技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/4/8 ウォータージェット技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/1 ファインバブル (微細泡) 活用技術 技術開発実態分析調査報告書
2024/4/1 ファインバブル (微細泡) 活用技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2024/1/31 不純物の分析法と化学物質の取り扱い
2023/10/20 食品賞味期限設定における商品別事例と官能評価対応ノウハウ
2023/9/29 先端半導体製造プロセスの最新動向と微細化技術
2023/8/31 ゲノム編集の最新技術と医薬品・遺伝子治療・農業・水畜産物
2023/8/31 分散剤の選定法と効果的な使用法
2022/11/21 食品添加物 (CD-ROM版)
2022/11/21 食品添加物
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版) (製本版+ebook版)
2022/6/17 経験/査察指摘/根拠文献・規制から導く洗浄・洗浄バリデーション:判断基準と実務ノウハウ (追補版)
2021/12/24 動的粘弾性測定とそのデータ解釈事例
2021/10/29 マイクロバイオームの最新市場動向とマーケティング戦略
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (PDF版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版)
2021/9/29 世界のレトルトフィルム・レトルトパウチの市場実態と将来展望 2020-2023 (書籍版 + CD版)