技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ワイブル確率紙を用いた信頼性データ解析のポイント

ワイブル確率紙を用いた信頼性データ解析のポイント

東京都 開催 会場 開催 個別相談付き

概要

本セミナーでは、ワイブル確率紙の利点と限界を講義すると共に,出荷前の少数データからの解析方法や出荷後の大量・高打切り率データの解析における注意点を解説いたします。

開催日

  • 2015年10月20日(火) 10時30分 16時30分

修得知識

  • 信頼性データ解析を行う際にワイブル確率紙を採用することの意味と妥当性
  • 獲得したデータの数と寿命等の推定精度の関係
  • 信頼性データ解析時に発生するデータや解析手法の扱いに対する誤りと正しい用法

プログラム

 信頼性データ解析は、使用者と生活者に対して安全・安心を提供し、製品の市場での振る舞いを生産者が予見するための必須のマネジメント活動である。信頼性データ解析では、様々な統計的方法が活用されるが、少数データや高打切り率データに対して、比較的安定した推定精度を与え、位置母数がゼロでは無いことや外れ値が混入したことの検出ができる方法はワイブル確率紙による他は有効な方法が見いだせない。
 ワイブル確率紙の利用は一般的に行なわれているが、企業における正しい活用の場に出会うことは少ない。本講義では、ワイブル確率紙の利点と限界を講義すると共に、出荷前の少数データからの解析方法や出荷後の大量・高打切り率データの解析における注意点を講義する。このことにより、ワイブル確率紙活用の正しい方法を教授する。

  1. 企業の利益確保に直結する信頼性データ解析
  2. ワイブル確率紙とワイブル型ハザード紙の基礎
    1. ワイブル確率紙の構造
      1. ワイブル確率紙の構造
      2. 形状母数mの値からわかること
      3. 形状母数ηとメジアン、平均
    2. ワイブル確率紙におけるプロット位置の決め方
    3. ワイブル確率紙とワイブル型累積ハザード紙の関係
    4. サンプルサイズ、打切り、推定法の組み合わせと推定精度の関係
  3. 位置母数γがゼロではないときの推定法
    1. γ≠0のときのワイブル確率紙によるデータ解析
    2. γ≠0のときのプロットの変化とγの推定法
      1. γ>0:保証時間が存在するケース
      2. γ<0:エージング、バーンインテストが行なわれたケース
  4. プロットが曲がるときの対処法 (γ=0の場合)
    1. 高寿命側が曲がるケース
    2. 目的外の母集団からの観測値が混入するケース
    3. 低寿命側が曲がるケース
  5. 加速寿命試験におけるワイブル確率紙の活用
    1. 故障モード不変と共通スロープの確認
    2. 加速寿命モデルと対数プロット
  6. フィールドデータ解析におけるワイブル確率紙の活用
    1. 推定と予測
    2. 製品改善傾向の確認
    3. 使用頻度や製品廃棄が推定に影響するケース
    • 質疑応答

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)

9F 会議室

東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)

割引特典について

  • R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
    • 1名でお申込みいただいた場合、1名につき 43,750円 (税別) / 47,250円 (税込)
    • 複数名で同時にお申し込みいただいた場合、1名につき 23,139円 (税別) / 24,990円 (税込)
    • 案内登録をされない方は、1名につき 46,278円 (税別) / 49,980円 (税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/2/12 FMEA・DRBFMの基礎と効果的実践手法 オンライン
2025/2/14 外観目視検査の正しい進め方と精度向上すり抜け防止の具体的手法 東京都 会場・オンライン
2025/2/14 なぜなぜ分析の実践法と問題発見・解決手法 オンライン
2025/2/17 未然防止のためにFTAを効率的に使いこなすポイント 東京都 会場・オンライン
2025/2/17 設計FMEA、工程FMEAの基礎と実践ポイント オンライン
2025/2/17 蓄積された技術と故障物性に基づく高信頼性電子機器の開発・製造 オンライン
2025/2/18 経済的リスクを元に算出する「検査基準・規格値と安全係数」決定法 速習 オンライン
2025/2/18 重大事故防止・組織の風土醸成に貢献するノンテクニカルスキル教育の実践・訓練法 オンライン
2025/2/19 FMEA・DRBFMの基礎と効果的実践手法 オンライン
2025/2/19 化粧品品質安定性確保と評価の進め方・トラブル対応 オンライン
2025/2/20 実践疲労強度設計 オンライン
2025/2/26 化粧品品質安定性確保と評価の進め方・トラブル対応 オンライン
2025/2/27 GMP/GQP-QAが行うべき逸脱管理とCAPAの適切性の評価とチェックリストの活用 オンライン
2025/2/28 形骸化したFMEAを改善した実践演習セミナー (問題発見 + 問題解決) オンライン
2025/2/28 形骸化したFMEAを改善した実践演習セミナー (問題発見) オンライン
2025/3/7 実験計画法の基礎からタグチメソッドの応用まで オンライン
2025/3/11 FTA / FMEA / DRBFMの作成・運用方法 オンライン
2025/3/11 「安全係数と検査基準・規格値」決定法 オンライン
2025/3/12 GPTsを用いて過去トラ・ノウハウを開発に活かす方法 オンライン
2025/3/12 品質向上のための実践的な製品設計と品質問題の防止 オンライン