技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

ラミネート加工技術とトラブル対策および品質コントロール

ラミネート加工技術とトラブル対策および品質コントロール

~ノンソル・ドライ・押出ラミネートを中心に~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、ラミネート加工の基礎から解説し、ラミネーティングのロールtoロール連続生産プロセスにおける不具合・不良・ロス軽減のためのシステムをわかりやすく解説いたします。

開催日

  • 2015年9月15日(火) 10時30分16時30分

受講対象者

  • ラミネート加工に関連する技術者、設計者、品質担当者、営業技術者
    • インキ
    • 接着剤
    • 原料樹脂
    • 印刷
    • ラミネート
    • 加工現場
    • 加工設備
    • 包装材料 など

修得知識

  • 連続生産 (ロール to ロール) での加工のあり方
  • 良品製造、ロス低減のポイント
  • 小さな変動が生む不具合の削減対策

プログラム

 ラミネート (積層) で使用されているフィルム、インキ、接着剤、樹脂原料は、それぞれの工程で種々のグレードが用いられている。ここで発生するトラブルを製造現場から見た主な事例を具体的に示し、対策と解決法を挙げて行く。
 さらにロールtoロールの連続生産で、巻取部の製品に多く発生する巻芯、巻き締りジワを取りあげ、現場でどのように製造していけばロスを削減できるのかを事例をあげて学んでいく。
 ラミネート加工技術の中身をもう少し知りたい、のぞいてみたいと考えている方々に参加していただき、業務の一助になれば幸いです。

  1. はじめに
    1. 各ラミネート方法の各部での加工上の主なポイント
    2. 接着剤の強さ、接着界面の強さ
  2. ノンソルベント (NS) ラミネーションでのプロセスとトラブル事例対策
    1. ノンソルベント・ラミネーションプロセスとトラブル対策
    2. 濡れと接着強度
    3. トンネリング、カール
    4. 巻き芯シワ
    5. 接着剤供給装置と洗浄
  3. ドライラミネーション (DL) でのトラブル事例対策
    1. ドライ・ラミネーションプロセスとトラブル対策
    2. トンネリング、カール
    3. ドクター筋、カスレ
    4. ラミネート行程中の縦折れジワ対策
    5. 巻取部の巻取条件例
    6. 印刷縦柄製品の巻締まりジワ対策
    7. ラミネートニップ部でのシワ、熱ジワ対策
    8. 接着剤の反応と種類および接着強度
    9. ハイ・ソリッド接着剤加工の問題点
  4. 押出 (EX) コーティング・ラミネーションでのトラブル事例対策
    1. シングル押出ラミネーションのプロセスとトラブル対策
    2. タンデム押出ラミネーションのプロセスとトラブル対策
    3. 代表的な押出コーティング用樹脂
    4. 溶融樹脂と箔および基材フィルムとの接着
    5. 押出ラミネート用AC剤の種類、特徴および用途
    6. ダイ・ディッケル・ロットピンによる厚み偏肉、耳高調整
    7. 自動偏肉制御装置の機能と効果
    8. 耳のトリミング
    9. 工程内での印刷ピッチ調整
    10. カール対策
    11. 押出ラミネーターと材料
    12. 原料樹脂交換
      • PE
      • EVA
      • PP
      • EAA
      • EMAA
      • アイオノマー
    13. 押出ラミネーションでのオゾン処理効果と実施
  5. 製品の巻き締りシワ・トラブル現象と現場での対策
    1. 巻ジワ
      • NS 巻芯ジワ
      • 巻き締りシワ
    2. 巻芯ジワ (DL)
      1. 巻取部
      2. 製品の紙管への巻き込み
      3. ロール押し付け圧バランスの調整
      4. 巻取トラブルの一例
      5. 巻取条件項目 8 要因
        1. 巻取部の巻取条件事例 ( 4パターンが示すものは )
        2. 巻取部の巻取張力、テーパー張力およびタッチロール圧の最適関係
  6. ラミネーション加工前後の主なトラブル事例対策
    1. 残留溶剤トラブル対策
    2. 各工程での歩留り向上対策
    3. 印刷時の巻芯シワ対策
    4. ラミネート加工工程で儲けるために、何をしたらよいか
    • 質疑応答・名刺交換

講師

会場

東宝土地 株式会社 高橋ビルヂング
東京都 千代田区 神田神保町3-2
東宝土地 株式会社 高橋ビルヂングの地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 46,111円 (税別) / 49,800円 (税込)
複数名
: 36,111円 (税別) / 39,000円 (税込)

案内登録割引・複数名同時申込割引

S&T出版からの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。

  • STbook会員登録を希望する方
    2名様まで 43,796円(税別) / 47,300円(税込) で受講いただけます。
    追加1名あたり 33,796円(税別) / 36,500円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 43,796円(税別) / 47,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 43,796円(税別) / 47,300円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 77,592円(税別) / 83,800円(税込)
  • STbook会員登録を希望しない方
    2名様まで 46,111円(税別) / 49,800円(税込) で受講いただけます。
    追加1名あたり 36,111円(税別) / 39,000円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 46,111円(税別) / 49,800円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 46,111円(税別) / 49,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 82,222円(税別) / 88,800円(税込)
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2025/9/16 ナノ粒子分散系コーティング膜の各種評価テクニックとその応用 オンライン
2025/9/17 ディスプレイ向け光学フィルムの基礎・市場と高機能化技術トレンド オンライン
2025/9/24 微粒子・ナノ粒子の特性・作製・表面処理・分散の基礎 オンライン
2025/9/25 押出・延伸・冷却による構造制御と可視化・解析による機能発現の最適化 オンライン
2025/9/25 微粒子・ナノ粒子の特性・作製・表面処理・分散の基礎 オンライン
2025/9/25 バリアフィルム作製の基礎とガス透過性メカニズム・評価技術および最新技術動向 オンライン
2025/9/25 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2025/9/25 押出加工の基本技術とトラブル対策、品質向上策 オンライン
2025/9/26 基礎から学ぶフィラー活用術および環境対応・サステナブルコンポジット技術 オンライン
2025/9/26 ナノ粒子分散系コーティング膜の各種評価テクニックとその応用 オンライン
2025/9/26 押出加工の基本技術とトラブル対策、品質向上策 オンライン
2025/9/29 バリアフィルム作製の基礎とガス透過性メカニズム・評価技術および最新技術動向 オンライン
2025/9/29 車載用プラスチックの基礎と最新動向 愛知県 オンライン
2025/9/29 ラミネート技術の基礎・トラブル対策とヒートシール技術のポイント オンライン
2025/9/30 プラズマ生成の基礎とプラズマCVD (化学気相堆積) による高品質成膜プロセスのノウハウ オンライン
2025/9/30 ラミネート技術の基礎・トラブル対策とヒートシール技術のポイント オンライン
2025/10/6 押出成形のトラブル対策 Q&A講座 オンライン
2025/10/7 ぬれの基礎と実用的な撥水・撥油/親水処理技術の最新研究開発動向 愛知県 会場
2025/10/8 防汚コーティング技術の総合知識 オンライン
2025/10/8 金属の表面処理技術 オンライン

関連する出版物

発行年月
2015/10/1 すぐ分かるラミネート加工技術と実際およびトラブル・シューティング
2015/7/30 ダイ塗布の流動理論と塗布欠陥メカニズムへの応用および対策
2014/8/25 ぬれ性のメカニズムと測定・制御技術
2014/6/25 断熱フィルム 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/6/25 断熱フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書
2014/4/5 真空蒸着技術 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2014/2/15 3M〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2013/8/5 透明導電性フィルム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/8/5 透明導電性フィルム 技術開発実態分析調査報告書
2013/7/25 正しい分散剤の選定・使用方法と、分散体の塗布性を上げる添加剤技術
2013/4/5 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書
2012/9/20 フッ素樹脂 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2012/6/1 超撥水・超親水化のメカニズムとコントロール
2012/5/7 機能性ポリエステルフィルム市場の徹底分析
2012/1/30 水処理膜の製膜技術と材料評価
2012/1/15 光学フィルム 技術開発実態分析調査報告書