技術セミナー・研修・出版・書籍・通信教育・eラーニング・講師派遣の テックセミナー ジェーピー

体外診断薬における技術的性能評価の要件

「時間、量、簡便さ」をいかに設定し、技術性能を評価するか

体外診断薬における技術的性能評価の要件

~経験豊富な講師陣がわかりやすく解説する~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーでは、臨床試験、薬事申請について最近の審査事情をコンサルタントの経験を交えて概説し、臨床検査室で求められる試薬特性について実例を挙げて解説いたします。

開催日

  • 2015年9月10日(木) 13時00分 16時15分

プログラム

第1部. 申請に必要な技術的性能評価のデータ要件

(2015年9月10日 13:00〜14:30)

  • 体外診断用医薬品開発における臨床試験実施要領概説
  • 体外診断用医薬品の薬事申請と審査、承認まで
    (QMS等業態に関する情報は含まない)
  • 照会の傾向
  • 照会回答の一般的な姿形
  • 照会回答から差し替えまでの流れ
  • 専門協議会
  • PMDAによる照会とは
  • 最近の傾向
  • 照会回答時留意すべきこと
  • メーカー側が注意しなければならないこと
  • 質疑応答

第2部. 体外診断薬の分析技術 (時間・量・簡便さ) の向上と日常検査試薬として求められる試薬特性

(2015年9月10日 14:45〜16:15)

体外診断薬を用いて提出される臨床検査データは診療における診断、治療の判断、予後の判定、そして健康診断などに利用される。現在の医療は臨床検査データなしには診療が成り立たないことから、体外診断薬の重要性は益々増加している。 このような背景から体外診断薬に求められる性能としては、下記の事項を挙げることができる。

  1. 迅速な検査結果 5-30分以内に結果が得られる
  2. 簡便な操作法 測定する技師の技量に左右されない操作法と試薬構成
  3. 特異的な反応原理 目的の成分のみを測定し、他の類似物質を測り込まない
  4. 干渉作用を受けない測定系 溶血やビリルビン、そして薬剤などの影響を受けにくいこと
  5. 試薬の安定性 冷蔵で半年から1年間安定であること
  6. 試薬間差が少ない 特に免疫反応を用いた測定試薬では重要である
  7. 汎用自動分析装置に適用可能 市販の汎用自動分析装置の測定条件に対応した測定試薬が求められる
  8. 価格が低い 性能や特異性などが同じであれば、価格が低い方が良い
  9. 測定範囲が広い 測定範囲が広いことは試料を再希釈して測定する必要がなく経済的である
  10. 最小検出感度が低い 腫瘍マーカーなどでは非常に低濃度まで精度良く測定できることが望まれる
    このように多く特性を満たした方法が求められている。
    • 質疑応答

講師

  • 島田 正夫
    シミック 株式会社 医療機器事業本部 薬事コンサルティンググループ
    コンサルタント
  • 大澤 進
    株式会社 リージャー 微量血液分析研究所
    所長

会場

株式会社 技術情報協会

セミナールーム

東京都 品川区 西五反田2-29-5 日幸五反田ビル8F
株式会社 技術情報協会の地図

主催

お支払い方法、キャンセルの可否は、必ずお申し込み前にご確認をお願いいたします。

お問い合わせ

本セミナーに関するお問い合わせは tech-seminar.jpのお問い合わせからお願いいたします。
(主催者への直接のお問い合わせはご遠慮くださいませ。)

受講料

1名様
: 47,500円 (税別) / 51,300円 (税込)
複数名
: 42,500円 (税別) / 45,900円 (税込)

複数名同時受講割引について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 42,500円(税別) / 45,900円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 47,500円(税別) / 51,300円(税込)
    • 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 85,000円(税別) / 91,800円(税込)
    • 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 127,500円(税別) / 137,700円(税込)
  • 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 他の割引は併用できません。
本セミナーは終了いたしました。

これから開催される関連セミナー

開始日時 会場 開催方法
2024/10/30 医薬品・バイオ技術のライセンスイン・アウトの実務ポイント オンライン
2024/10/30 海外当局査察にむけた準備すべき (したほうがよい) 翻訳文書とSOPの英文翻訳例・査察対応 オンライン
2024/10/30 バイオ医薬品の原薬製造における外来性感染性物質のクリアランスと安全性試験 オンライン
2024/10/30 専門の知識をもたない初級担当者のためのCTD-Qのまとめ方 (入門講座) オンライン
2024/10/30 日米欧等各国の安全対策管理法規制の違いをふまえた安全性情報を取り扱う際のMedDRA活用/Codingの留意点 オンライン
2024/10/31 CSV手順の最適化 (省力化・効率化・改善) へのヒント オンライン
2024/10/31 品質管理のための統計的モデリングと予測手法 オンライン
2024/10/31 信頼性基準適用試験における運用への落とし込みと (国内外) 委託時の信頼性保証 オンライン
2024/10/31 体外診断用医薬品 (診断薬) の市場動向をふまえたマーケティング戦略 オンライン
2024/10/31 再生医療等製品・遺伝子治療薬開発のための生物由来原料基準/カルタヘナ法 徹底解説 オンライン
2024/11/1 環境モニタリングの測定時およびアラート・アクションレベル設定時の留意点 オンライン
2024/11/1 CSV (コンピュータ化システムバリデーション) 実務入門講座 オンライン
2024/11/5 欧州医療機器規則MDR (基礎編 + 臨床評価編 + PMS・ビジランス編) オンライン
2024/11/5 承認申請にむけた個別症例安全性報告 (ICSR) の取り扱いと評価 オンライン
2024/11/6 欧州医療機器規則MDR (臨床評価編) オンライン
2024/11/6 OOS/OOTの正しい理解と判断のポイント オンライン
2024/11/6 FDAから製造所認証を得るための査察対応ポイント オンライン
2024/11/6 GMP・DIガイドラインに沿った製造/試験記録の作成・運用とその監査 オンライン
2024/11/6 生物薬品 (バイオテクノロジー応用医薬品等) におけるCMC開発戦略と開発ステージに応じた対応 オンライン
2024/11/6 敗血症診療の実際 オンライン

関連する出版物

発行年月
2017/9/29 疾患・病態検査・診断法の開発
2017/8/31 きのこの生理機能と応用開発の展望
2017/6/21 体外診断用医薬品開発ノウハウ
2017/4/25 非GLP試験での効率的な信頼性基準適用と品質過剰の見直し
2014/11/27 3極対応リスクマネジメントプラン策定とEU-GVPが求める記載事項/国内との相違点
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2014/11/15 医薬品メーカ20社〔米国特許版〕 技術開発実態分析調査報告書
2014/7/30 高薬理活性医薬品・封じ込めQ&A集
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書
2014/6/10 コンタクトレンズ用装着点眼剤 技術開発実態分析調査報告書(CD-ROM版)
2013/9/2 原薬・中間体製造プロセスにおける課題と対策
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/6/1 画像診断機器(放射線) 技術開発実態分析調査報告書
2013/5/31 在宅でのCDTM(共同薬物治療管理)の実践と薬局・薬剤師の次世代モデル
2013/5/30 新薬開発にむけた臨床試験(第I~III相臨床試験)での適切な投与量設定と有効性/安全性評価
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書 (CD-ROM版)
2013/5/20 ドラッグデリバリーシステム 技術開発実態分析調査報告書
2013/3/27 医薬品・食品包装の設計と規制・規格動向 - 品質・安全・使用性向上のために -
2013/2/27 リスクマネジメント・CAPA(是正措置・予防措置)導入手引書
2013/2/5 放射線医療(癌診断・治療) 技術開発実態分析調査報告書