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変更・逸脱対応をふまえた原薬製造パラメータ設定/許容値幅検討と開発段階に応じた変更管理

変更・逸脱対応をふまえた原薬製造パラメータ設定/許容値幅検討と開発段階に応じた変更管理

~逸脱事例含めたICH-Q11対応~
東京都 開催 会場 開催

概要

本セミナーは、開発初期段階から前臨床試験、臨床試験、申請、商用生産とそれぞれの段階に応じた例をもとに詳解いたします。

開催日

  • 2015年3月27日(金) 13時00分16時30分

修得知識

  • 開発段階に応じた変更管理の考え方
  • 製剤 (治験薬) から求められる原薬の品質特性
  • パラメータ設定の考え方 (実験方法、確認方法)
  • パラメータの設定範囲、管理方法
  • パラメータを逸脱した場合の考え方、対処法
  • 逸脱から得られる種々の教訓

プログラム

 原薬の品質、収率に影響を及ぼす変動要因には温度、時間、pH、撹拌効率と言った反応プロセスの変更から設備の変更、原料メーカーの変更等様々なファクターがある。ICH Q7で「重要なパラメータ・特性は、通常、開発段階中に又は実績データにより確認し、再現性のある作業に必要な範囲を定義すること」とされている。実際のパラメータの設定方法、許容値幅の考え方を開発初期段階から前臨床試験、臨床試験、申請、商用生産とそれぞれの段階に応じた例をもとに説明する。更に種々の変更・逸脱事例含めICH Q11についても説明する。

  1. ICH Q11について
  2. 変更と変更管理について
    • 変更管理に関する法的規制
    • 承認事項の軽微な変更の範囲
    • 変更管理の手順
    • 開発段階に応じた変更管理の考え方
  3. 製剤 (治験薬~商用) に関連する原薬の重要品質特性について
    • 原薬に求められる具体的な規格項目
  4. 原薬の品質特性に影響を与えるおそれのあるパラメータの確認と注意点
    • 温度、時間、pH、撹拌効率、その他
  5. パラメータの設定の仕方、設定するための効率的な実験方法
    • 実例をもとに
  6. パラメータの許容値幅の考え方、設定、管理方法
    • デザインスペースを例に
  7. 変更・逸脱の事例 (実際に経験した例から)

 設定したパラメータからの逸脱は絶対に避けるべき部分であるが、避けられないケースもある。
 原料メーカー、中間体委託先での変更部分、その他、実験では予測できなかった逸脱事例も含めて説明する。

  • 結晶多形、不純物プロファイル等の考え方について
  • 製造設備の変更と原薬の同等性評価
  • 原薬、中間体製造の委託先の変更、注意すべきポイント
  • 製造監査、立会いのポイントについて
  • 技術移転の留意点
  • その他
  • 質疑応答・名刺交換

講師

  • 丸橋 和夫
    株式会社 三和ケミファ 医薬品事業部
    統括本部長

会場

大田区産業プラザ PiO

1F AB会議室

東京都 大田区 南蒲田1-20-20
大田区産業プラザ PiOの地図

主催

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お問い合わせ

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受講料

1名様
: 38,000円 (税別) / 41,040円 (税込)
複数名
: 20,000円 (税別) / 21,600円 (税込)

複数名同時受講の割引特典について

  • 2名様以上でお申込みの場合、
    1名あたり 20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
    • 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,000円(税別) / 41,040円(税込)
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  • 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  • 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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