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研究開発テーマの創出と評価手法

研究開発テーマの創出と評価手法

東京都 開催 会場 開催

開催日

  • 2013年2月25日(月) 10時30分 16時30分

プログラム

 「技術で勝って、事業で負ける」は、数年前から、日本が自らを自嘲気味に語る言葉として、使われるようになってきています。まさにこの言葉は、日本企業の研究開発テーマの創出と評価に関わるマネジメントの問題を表している言葉とも言えます。
 現状での多くの企業の問題点が、研究開発テーマのマネジメントが、企画部門の「管理」のために使われていることです。研究開発テーマのマネジメントの目的は、企業の成長と高い価値の実現への大きな寄与にあり、全ての活動は、この目的に向けて実行されなければなりません。
 今回は、この研究開発テーマの創出と評価に関わるマネジメントをテーマとしました。まず、研究開発テーマのマネジメントの経営的な意味合い、目的を、現状での世の大きな動きを背景にしならが議論します。その後、研究開発テーマの創出と評価の全体をマネジメントするステージゲート法の紹介をすることで、その研究開発テーマ・マネジメントの全体像を理解いただきます。
 次に研究開発テーマの創出法の具体的な手法例を紹介し、その後研究開発テーマの評価の具体的手法を紹介します。
 最後に、財務的な評価手法を演習を行いながらご理解いただきます。演習はディスカウントキャッシュフロー (DCF) 法について行いますが、DCF法は欧米のほとんどのグローバル企業が広く活用している評価手法であり、今後の研究開発に関わる方にとっての必須の知識です。

  1. 研究開発テーマ・マネジメントを取り巻く環境の大きな変化
    1. イノベーションの減少
    2. オープンイノベーションの活発化
    3. 顧客・市場の一層の活用と社内の意識改革
  2. 研究開発テーマ・マネジメントの目的と重点視点
  3. 研究開発テーマ・マネジメントの全体体系の一つの例としてのステージゲート法
    1. ステージゲート法の歴史
    2. ステージゲート法の構造と全体像
    3. ステージゲート法の本質と特徴
  4. 研究開発テーマ探索法
    1. テーマの創出の重要視点
    2. コア技術戦略からのテーマ発想
    3. 各種VOC (Voice Of Customer) 法
    4. その他の手法 (オープンイノベーション法等) 等
  5. 様々な研究開発テーマ評価法のポイントと特徴
    1. 直感法
    2. スコア法
    3. STAR法
    4. BMO法
    5. リスクリターン法
    6. 財務的評価法等
  6. 財務的研究開発テーマ評価手法の紹介と演習
    1. 財務的手法 (ディスカウントキャッシュフロー法、投資回収期間法) の実際
    2. ディスカウントキャッシュフロー法の演習
    3. ディスカウントキャッシュフローとは
    4. NPV (正味現在価値) の計算法 (演習含む)
    5. IRR (内部収益率) の計算法
    6. ディスカウントキャッシュフロー法の主要な課題と考え方
    7. 回収期間法
    8. 期待経済価値法
  7. 最後に
  • 質疑応答・名刺交換

会場

江東区産業会館

第1会議室

東京都 江東区 東陽4丁目5-18
江東区産業会館の地図

主催

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